
レンジフード(キッチン換気扇)のフィルターについて
レンジフード掃除の代名詞ともいえるフィルターの掃除。レンジフードの中でも、ダントツ手間のかかるイメージがあります。
最新のレンジフードは、フィルター自体を無くしたものも多く、レンジフード掃除に革命が起きています。
最新のレンジフードは、フィルター自体を無くしたものも多く、レンジフード掃除に革命が起きています。
レンジフードのフィルターの役割とは

掃除に手間がかかるフィルターは、レンジフードが吸い込む油煙の油汚れをキャッチするという重要な役割を担っています。
商品にもよりますが、約4割の油汚れをこのフィルターでキャッチしていると言われています。外に排気する油煙を少しでもきれいに。というのがこのフィルターの役目なのです。
この役目から考えても「フィルターは汚れるもの」ですので、きちんと掃除をする必要があります。フィルターが目詰まりしてしまうと、レンジフードの吸い込む力に影響が出てしまい、挙句はモーターに負荷がかかり故障の原因になることも。そうならないためにも、こまめな掃除が大切といえます。
金属製フィルター掃除のコツ

取り外したフィルターは、中性洗剤を使って水洗いします。汚れがひどく洗うだけでは汚れが落ちない場合には、浸け置き洗いが有効です。
フィルターが入る大きさの容器に中性洗剤とぬるま湯を入れ、その中にフィルターを浸けます。あとは30分程度待ってスポンジや、やわらかめのブラシや歯ブラシなどでこすります。
※固いものでこすりすぎると傷をつけてしまい、よくありません。 汚れが落ちたらしっかりすすぎます。
すすぎの次は乾燥、しっかり乾かしてからレンジフードに戻すことが大切です。
大きな容器が無い場合には、ゴミ袋など大きな袋を使うのがオススメです。
(浸け置く際は袋の口をしっかり閉じます。)
使い捨てフィルターについて

使い捨てフィルターにはタイプがあり、金属性のフィルターの上にカバーのようにつけるものや、専用の枠に使い捨てフィルターを装着するものなど、値段も素材もさまざまです。
使い捨てフィルターのメリット
・フィルターの掃除が楽になる
使い捨てフィルターのデメリット
・燃える素材でできている場合など、安全性に問題があるものもある
・吸い込みが悪くなる場合がある
・吸い込みが悪くなると、モーターに負担がかかり故障の原因になる
・使い捨てフィルターが原因の故障などは、メーカー保証の対象外になる場合がある・ランニングコストがかかる
・見た目が良くない
たくさんの方が使用している便利な使い捨てフィルターですが、何かとデメリットも多いようです。
また、素材自体も不燃性ではなく、難燃性のものも売られていたりと防災上の観点からも心配な点があります。
不燃性・・・継続して燃焼しない性質
難燃性・耐燃性・・・燃焼する速さは遅いが、ある程度の時間は燃え続ける性質。
地域にもよりますが、条例によりレンジフードは「金属製グリスフィルターを使用する」と定められている場合も。
ほどんどが火気の上で使用するレンジフードですから、素材など細かいところにも注意を払い使用したいものです。