ウォシュレット・温水洗浄便座の選び方や機能

ウォシュレット・温水洗浄便座の選び方 あなたにぴったりのウォシュレット・温水洗浄便座選び どれを選んでよいのか分からない… 気になる人気の機能は? 洗い心地ってどれも似たようなもの?
商品を選ぶ際のチェックポイントや押さえておきたい基本情報や機能を分かりやすく解説いたします。
価格帯や目的に応じて基本機能・最新機能からウォシュレット・温水洗浄便座をお選びいただけます!
現在発売されているウォシュレット・温水洗浄便座は大型サイズ・標準サイズのどちらの便器にも設置ができる『兼用サイズ』となります。また、普通便座、暖房便座からの交換も可能です(トイレ内にコンセントが必要となりますのでご注意ください)。

どんな便器にも設置できる?

現在お使いのトイレにウォシュレット・温水洗浄便座が設置可能かどうか、ご購入の前に下の表をご確認ください。

背中にタンク
がある
一般洋式便器

○

設置できます

一般様式便器
一般洋式便器 施工前、施工後写真

ワンピース型
便器

○

設置できます

ワンピース型便器
ワンピース型便器  施工前、施工後写真

隅付(三角)
タンク式
腰掛便座

△
隅付(三角)
タンク式
隅付(三角)タンク式腰掛便座 施工前、施工後写真
※タンクレスとユニットトイレには対応しておりません。
※詳細はウォシュレットの設置条件をご覧ください。

現在お使いの便器と同じメーカーでの交換がおすすめです

便器とウォシュレット・温水洗浄便座の適合性

各メーカーのウォシュレットや温水洗浄便座は、他社の一般的な便器にも設置できる仕様になっておりますが、基本的に自社の便器への設置を前提としているので、同一メーカーの方が適合する便器が多く、安心してお使いいただけます。
・自動洗浄機能やリモコン便器洗浄などは、タンク内部に専用の部材を取り付ける必要があり、タンク内部の部品や構造は各メーカー異なりますので、対応する機種は同じメーカーが多くなります。
・パナソニック温水洗浄便座は、TOTO便器のホワイトとパステルアイボリーとほぼ同色のため、TOTOと組み合わせても違和感がありません。
・パナソニック温水洗浄便座とリクシル便器の組み合わせは、同じカラーを選んでも多少色味が異なります。またリクシル便器は形がやや細長いため、先端部分が便座よりも出っ張ります。 便器との組み合わせについて詳細はこちら

メンテナンス
異なるメーカーの便器とウォシュレット・温水洗浄便座をお使いの場合、メンテナンスやトラブル発生時にそれぞれのメーカーにコンタクトをとらなければならない場合もあります。

袖リモコンと壁リモコンの違い

袖リモコンは比較的お求めやすいベーシックグレードモデルに搭載されており、壁リモコンはミドル~ハイグレードモデルに搭載されています。壁リモコンの場合、自動洗浄や自動便ふた開閉などの便利機能を搭載した機種やグレードも選べます。
袖リモコン 壁リモコン
外観 袖リモコン写真 壁リモコン写真
価格帯 比較的お求めやすいベーシックグレードのウォシュレットに搭載されています。
※一部例外もあります。
ミドル~ハイグレードクラスのウォシュレットに搭載されています。
施工性 壁にビス穴を開ける必要がないため、賃貸物件などでもお気軽にご利用いただけます。 リモコン設置用に壁にビス穴を開ける加工が必要になります。
清掃性 操作部が張り出しているので、汚れやホコリが溜まりやすい箇所もあり、トイレ本体・床奥などの清掃性は壁リモコンに比べて劣ります。 張り出している部分がないので、トイレ本体・床ともに清掃性が高いです。
便利
機能
メーカーや機種・グレードによって、温風乾燥機能が選べます。 メーカーや機種・グレードによって、温風乾燥機能・自動(リモコン)でトイレを流す機能・自動で便フタが開閉する機能など、豊富な機能を搭載したモデルが選べます。
※自動トイレ洗浄機能はON/OFFを設定できます。来客の多いご家庭では慣れない方が流し方に迷うことなく自動でトイレを流しますのでON、小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではトイレトレーニングの観点からOFFでご使用する方法もございます。
自動トイレ洗浄機能

貯湯式と瞬間(連続出湯)式の違い

貯湯式・瞬間(連続出湯)式とは、おしりの洗浄で使用するお湯を出す方式です。
両方式の比較表をご覧ください。

貯湯式 瞬間(連続出湯)式
外観 貯湯タンク図
ウォシュレット内に貯湯(温水)タンクが内蔵されているタイプです。貯湯タンクに一度水を貯めておき、設定温度まで加熱をした温水が吐水される仕組みです
瞬間式図
貯湯式のようにウォシュレット内にタンクはなく、温水ヒーターで瞬間的に加熱をして吐水する仕組みです
価格帯 お求めやすいベーシックグレードからミドルグレードモデルに搭載されています。袖リモコンタイプ・壁リモコンタイプがあります。 ハイグレードモデルに搭載されています。
壁リモコンタイプのみになります。
消費
電力量
166 kWh/年 80 kWh/年
電気代

年間約 4,488

月々約374

年間約 2,160

月々約180
湯切れ
貯湯タンク内の温水を使い切ってしまうと
湯切れを起こし水が吐水されます。
ご家族が多い場合、朝のラッシュ時など連続でご使用されますと湯切れを起こし急に水になることがあります。
貯湯タンクがなく、都度加熱しますので、
湯切れの心配はありません。
連続でご使用されても水になることはありません。
外観
貯湯タンクが内蔵されていますので、厚みが出ます。
貯湯式
貯湯タンクがありませんので、すっきりと薄型のデザインが多いです。
瞬間式

※前提となる機種は貯湯式がTOTO SB(TCF6623)、瞬間式がTOTO アプリコット(TCF4714系)。電気代はメーカーカタログ値より(1kwh 27円で計算)。

※TOTO社調べ(2023年7月時点)消費税率10%で試算

ウォシュレット・温水洗浄便座の機能は?

汚れが付きにくく、お掃除がラクになる機能は?

汚れが付きにくい機能(機種やグレードにより対応)

まず、素材から汚れを付きにくくする機能としましては、便座とノズルの両方に撥水性のある樹脂を使ったTOTOの「クリーン樹脂」や、便座に継ぎ目をなくし汚れが入り込む隙間をなくしたLIXIL(INAX)の「キレイ便座」がございます。
素材以外の技術では、除菌成分を含む「きれい除菌水」をトイレ使用後・未使用時に自動で流し、便器とノズルのキレイを長持ちさせるTOTOの「便器きれい・ノズルきれい」、プラズマクラスターイオンが便器鉢内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌することでニオイを抑えるLIXIL(INAX)の「プラズマクラスター鉢内除菌」がございます。

TOTO きれい除菌水とは?
『きれい除菌水』は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくられる、除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。薬品を使わず、水道水からつくられます。使用後は水に戻り、環境にもやさしい安全性の高い水です。
きれい除菌水
プラズマクラスター鉢内除菌とは?
「プラズマクラスター」技術は、自然界にあるのと同じ+(プラス)と-(マイナス)のイオンをプラズマ放電により作り出し放出します。 浮遊ウイルスや浮遊カビ菌等の作用を抑えるシャープ独自の技術です。
イオンを放出:自然界にあるのと同じプラス(H+)とマイナス(O2-)のイオンを、プラズマ放電により作り出し空気中に放出します。
プラズマクラスター図
お掃除がラクになる機能(機能やグレードにより対応)

清掃性の高さで注目の機能は、便座(ウォシュレット)のフチ裏をなくし、見えない部分のお掃除をしやすくしたTOTO「フチなしウォシュレット」機能です。器の形状にそった形でぐるっと奥までひとふきでお手入れできます!また、TOTOの「クリーン便座」LIXIL(INAX)の「キレイ便座」はどちらも継ぎ目やすき間がなく、ふき取りづらい汚れがこびりつきにくいため、お手入れしやすくおすすめです。

TOTO
フチなしウォシュレット・クリーン便座
TOTO│フチなしウォシュレット、クリーン便座
LIXIL(INAX)
キレイ便座
LIXIL(INAX)│キレイ便座

快適(便利)機能ってどんなものがあるの?

温風乾燥機能(機種やグレードにより対応)

温風乾燥機能は、「必要とする方」と「全く必要ない方」にはっきりと分かれる機能ではないでしょうか。

温風乾燥なし 温風乾燥あり
価格
安い
メーカー希望小売価格で約20,000円の価格差があります。
高い
メーカー希望小売価格で約20,000円の価格差があります。
トイレ
使用時間
短い
長い
ペーパー
使用量
多い
少ない
洗い
上がり
普通
サラッとした仕上がり
こんな理由であり・なしを選んでます
乾燥に時間がかかるし、ペーパーで充分こと足りる。全く使わないので、価格差を考えたら自動洗浄などの機能が付いたモデルを検討したい。
担当者コメント
温風乾燥機能が必要ない場合、同価格帯で他の機能を搭載したモデルもございます。例えば、TOTOのアプリコットシリーズは、温風乾燥付きのF2よりも、オート便器洗浄付きのF1A(温風乾燥なし)の方がお安くご購入いただけます!
時間はかかるけど、洗い上がりがペーパーのみよりもサラッと気持ちよく仕上がる。急いでるときは使わない。

担当者コメント
少しでもおしりに水気が残ることを嫌う方におすすめする機能です。ペーパーで8割がた水気を取ったあとに温風乾燥をかけるとサラッとスッキリ仕上がります。
また、痔ろうがあり極力ペーパーを使いたくない方にもおすすめです。
メーカー希望小売価格ベースで約20,000円の価格差があります。
自動でトイレを流す便利機能
 (機種やグレードにより対応)
自動洗浄
便座から立ち上がると、センサーが「大・小」を判断し自動でトイレを流します。こちらの機能はON/OFFを設定できます。来客の多いご家庭では慣れないお客様がレバーを探すなどして迷うことがありますのでONで、小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではトイレトレーニングの観点からOFFでご使用されることが多いです。
自動で便フタが開閉する便利機能
 (機種やグレードにより対応)
自動便フタ開閉
便器に近づくと、自動で便フタが開き離れると閉じます。便フタに触らずに開閉しますので、中腰などの無理な姿勢にならずにすみます。
担当者コメント
自動でトイレを流したり、
自動で便フタが開閉する便利機能は
こんな方に人気です!
●腰に不安を抱えていらっしゃる方
●ご高齢の方
●ご高齢の方と同居されている方
無理な姿勢をすることなく
とにかくラクに
ご使用いただけます!

ベーシックモデルって、何も付いてないの?

ベーシックなモデルにも、おしりの洗いに関する基本機能(水勢の強さや洗浄位置の調整等)は付いています。また、メーカーや機種にもよりますが、ベーシックモデルでも防汚機能や除菌機能付きのモデルもあります。

ベーシックグレードにも優れた防汚機能付きのモデルがあります
プレミスト
ベーシックグレードのウォシュレットにも、水道水を使ったミストを便器鉢内に噴きつけ、汚れをつきにくくする「プレミスト」機能付きのモデルがあります。
※写真はイメージです。
ベーシックグレードにも優れた除菌機能付きのモデルがあります

ベーシックグレードのウォシュレットにも、イオンで便器鉢内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌し、ニオイの発生を抑える機能が付いたモデルがあります。

ノズルのお掃除がしやすい機能や女性専用のノズル付きモデル

ベーシックグレードのノズルにも、防汚効果や清掃性が高い樹脂やステンレス製を搭載したモデルがあります。また、ビデ専用ノズルがおしり用とは別に独立している製品もあり、清潔性にこだわる方におすすめです。

洗い心地って、どれも似たようなもの?

TOTOですと節水しながらしっかり洗う「ワンダーウェーブ洗浄」、LIXIL(INAX)ですと強弱をつけて洗浄する「マッサージ洗浄」などがありますが、それほど大きな差はありません。そのため基本的には、リモコンのタイプやお掃除をラクにする機能(防汚機能・清掃性)を基準にお選びになるのがおすすめです。
※一部、洗浄力の強さを個性としている製品もございます。

参考:便器とのカラーマッチング

ウォシュレット・温水洗浄便座の当社人気のカラーはやはりホワイト系です。
ホワイト系のウォシュレット・温水洗浄便座のご購入をご検討の方は、既存の便器と色味が多少違う場合もありますが概ね問題なくご使用いただけます。当社色見本表 別タブで開くをご参照ください。
古い便器をお持ちの方は新しいウォシュレット・温水洗浄便座とのカラーマッチングが難しい場合がございます。このような場合は便器と一緒の交換をおすすめしております
ホワイト系カラーバリエーション
ホワイト系カラーバリエーション
#SC1:
パステルアイボリー
#NW1:
ホワイト
#N11(廃盤カラー)
ペールホワイト
BW1:
ピュアホワイト
BN8:
オフホワイト
※ペールホワイトの便器に相性がよいカラーはNW1:ホワイトになります。
※TOTOのSC1
(パステルアイボリー)とほぼ同色。
ホワイト系カラーバリエーション

価格から選ぶ

壁リモコンタイプ
袖リモコンタイプ
瞬間(連続出湯)式
貯湯式
  •  
  • TOTO
  • Panasonic
  • LIXIL(INAX)

機能から選ぶ

機能や条件の有無、価格帯や口コミ評価などの条件から、お好みの温水洗浄便座・ウォシュレットが簡単に検索できます。

ウォシュレットのオプション品 止水栓分岐金具
本格ウォシュレットを簡単に接続 三角タンクへの取り付けにも最適本格ウォシュレットを簡単に接続 三角タンクへの取り付けにも最適

既存の止水栓の上部のみをこの商品に取り替えると給水管のカットや取替えなどが一切不要となりますのでウォシュレットが簡単に交換できます。この商品自体の取付も簡単に可能です。

取付可能(外ネジ式)・取付不可能(内ネジ式)
取付可能(外ネジ式)・取付不可能(内ネジ式)

ご用意いただく止水栓分岐金具

TOTO ウォシュレット止水栓分岐金具 TCA158
※アプリコット、S2・S1、SBウォシュレット専用

ウォシュレット止水栓分岐金具を使用した取付実例 >

ご用意いただく止水栓分岐金具 TOTO ウォシュレット止水栓分岐金具 TCA158

現在ウォシュレットが設置されており、取替えのお客様

既存の分岐金具を取り外した後、給水管の長さが不足する為、別途止水栓からタンクまでの長さの 『フレキシブル管』も同時にご用意ください。