
浴室乾燥機の故障の症状、寿命についてご紹介いたします。浴室乾燥機は年間を通して使う住宅設備機器となりますので、突然、換気ができない、暖房ができない、乾燥ができないとなると慌ててしまいます。長年使用している、調子が悪いと感じる場合は、早めの修理、交換を検討しましょう。
浴室乾燥機の主な故障の症状
1. 異音がする
浴室乾燥機からギシギシと音がしたり、キュルキュルと音が鳴る。
異音がする原因として、モーター内のベアリングの劣化が考えられます。メーカーに点検・修理のご依頼をすることをおすすめいたします。

2. 電源がつかない
リモコンのスイッチを押しても電源が入らない。
原因として、部分電盤の電源ブレーカーが落ちていることが多いので、分電盤をご確認ください。

3. 換気風量が少ない、乾燥・暖房の性能が落ちた
換気風量が少なかったり、乾燥・暖房の効きが悪い。
原因として、内部のフィルターが目詰まりしている、ホコリが溜まっていることが考えられますので、フィルターを抜き取り、掃除機などでホコリを取り除いてください。

※お手入れは必ず電源を切ってから行ってください。
※感電、故障、けがなどの恐れがありますので、分解などはお控えください。お手入れをしても治らない場合は、メーカーへ修理依頼、お問合せをおすすめいたします。
浴室乾燥機の寿命
浴室乾燥機も機械のため、故障や部品の経年劣化があり、寿命の目安はおおよそ10年程度です。
ただし、使用頻度によっても寿命は変わりますし、機械そのものの個体差もありますので、6年程度で故障する場合もあれば、10年以上使用できる場合もあります。
1. 長期使用製品安全点検制度による点検
メーカーの標準設計使用期間は10年と記載されており、浴室乾燥機は、長期使用製品安全点検制度の特定保守製品でもあるため、標準設計使用期間10年の前後3年間に、メーカーの点検(有償)が必要となります。
長期使用製品安全点検制度とは、2009年に施行された国の制度で、経年劣化により重大事故につながる恐れのある9製品を「特定保守製品」と定め、長期間の使用により重大な事故が起こらないように、各メーカー及び消費者に点検・保守の責務を求めるものです。
浴室乾燥機も9製品に含まれている商品となりますので、安全にお使いいただくためにも、設置後の所有者登録を行い、故障がなくても、10年を目安に点検、または、交換のご検討をおすすめいたします。
点検には技術料・出張料が合計1万円~数万円程度、修理が発生した場合は別途修理代金がかかります。
浴室乾燥機が故障したら?
1. メーカーへ修理を依頼する
メーカーの無償保証期間はおおむね1年ですので、標準設計使用期間の10年以内でも、故障などで修理が発生する場合は、有償での対応となります。
修理には、部品代の他に工事費や出張費がかかり、合計すると数万円になることがほとんどです。
異音でモーターの取替えとなった場合、出張・修理・部品費込で2万円~5万円程度が相場のようです。
ただし、施工時にメーカーや施工会社の延長保証に入っている場合、無償で修理対応をしてもらえる場合がありますので、修理依頼をする前に、延長保証の加入についてご確認ください。
※当社で施工された方には、期間内なら何度でも修理できる5年・8年・10年の有償の商品延長保証をご用意しております。
2. 浴室乾燥機を交換する
当社売れ筋商品のご紹介

浴室乾燥機で一番人気メーカー『マックス』の1室換気タイプの商品です。24時間換気標準搭載、衣類乾燥は3つのモードから選べるので、洗濯物の量や時間、節約などシーンに合わせて選べます。
マックス 天井埋込み型浴室換気暖房乾燥機 100V 1室換気
【浴室乾燥機 商品選びの基本についてはこちら!】
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まとめ
浴室乾燥機の故障は、分電盤の確認や定期的なお手入れで簡単に解消されることもあれば、使用年数が経っている場合は、寿命や劣化が原因のことが多く、ご自身で原因を探ったりすると危険を伴うこともあります。
製品寿命を超えての使用、ちょっとした不具合の放置は危険です。10年を目安に点検、または、交換のご検討をおすすめいたします。