
キッチンリフォームで食洗機を設置!費用相場と後付けとの差額|いる・いらないの判断基準
2025/04/12
2025/04/12
「毎日の洗い物がつらい」
「食洗機って便利そうだけど、今のキッチンに後から設置できるのかな?」
そんなお悩みを抱えていませんか?
食洗機は、キッチンの使い勝手をぐっと良くしてくれる心強い存在です。しかし費用や設置方法、使い勝手など、導入前に知っておきたいこともたくさんあります。
この記事では、キッチンリフォームで食洗機を取り入れる際の費用やメリット・デメリット、後付けとの違いまで、わかりやすく解説しています。
食洗機の導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
※ここでいうキッチンリフォームは、システムキッチン全体の交換・入れ替えを指します。
最新のシステムキッチンには、標準で食洗機が設置されているものも多くあります。そのためシステムキッチンの交換・入れ替えリフォームで、食洗機付きのタイプを選ぶ方も少なくありません。
食洗機付きのシステムキッチンに交換するリフォーム費用は、工事費込みでおおよそ50万円〜100万円ほどが相場です。
費用を抑えたい場合は、現状のキッチンに食洗機を後付けすることも可能です。その場合の費用は、10万円〜25万円ほどで済みます。
キッチン全体のリフォームは見た目も一新されますが、数日以上の工期と高額な費用がかかるのが一般的です。費用を抑えてキッチンの使い勝手をよくしたい場合は、食洗機を後付けするだけでも、キッチンの使いやすさがぐんとアップし、日々の家事の負担を抑えることができます。
また、食洗機を後付けするだけのプチリフォームなら、1日で工事が完了するケースがほとんどです。手軽にキッチンの利便性を向上させたい場合に、おすすめの選択肢です。
食洗機をリフォームで導入した人の多くが「もっと早く取り入れればよかった」と感じています。
ここでは、実際に食洗機を導入して良かったと感じている理由をご紹介します。
毎日の食器洗いにストレスを感じる方も多いと思います。また、洗った後の食器を拭いて、食器棚に戻すことを、面倒と感じる方も多いはずです。
食洗機があれば、食器を入れてボタンを押すだけで洗い物から乾燥まで完了します。洗い物関連の手間がぐっと減ることで、空いた時間をほかのことに使えるようになります。
水仕事が多いと、手荒れや乾燥が気になることもあるかもしれません。食洗機を使えば、洗剤やお湯に触れる時間が減るため、肌への負担を軽減できます。
意外かもしれませんが、食洗機は手洗いよりも水の使用量が少ないとされています。
導入費用は高額ですが、日々の水道代の節約ができるため、結果として食洗機の導入リフォームはお財布に優しい選択肢と言えるのではないでしょうか。
食洗機は高温のお湯で洗浄・すすぎを行うため、手洗いよりも衛生的です。
小さなお子さまがいる家庭や、清潔さを重視する方にとって食洗機は心強い味方となります。
手洗いが面倒で、ついシンクに食器が溜まってしまう家庭も多いと思います。
食洗機がある場合、使い終わった食器はさっと水にすすぐだけでOKのため、シンクに洗い物が溜まることも減るかもしれません。
食洗機は便利な家電として知られていますが、人によっては「思ったより使わなかった」「ちょっと合わなかった」と感じることもあるようです。ここでは、後悔につながりやすいポイントを-紹介します。
食洗機の導入には、本体費用に加え、設置工事費用もかかります。トータルで10万円〜25万円の資金が必要となるため、予算に余裕がない場合は、費用のハードルが高く感じるかもしれません。
国や自治体が実施している補助金を利用することで、コストを抑えてリフォーム可能なケースがあるので、食洗機導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
※補助金申請に対応している業者を選ぶことが必要です。
食洗機を設置する場合、キッチンの引き出しスペースが減ってしまいます。キッチンに物が多い家庭や引き出しを活用する機会の多い方にとって、収納スペースの減少は大きなデメリットと言えます。
ただし、業者によっては、食洗機の設置と収納スペースを両立した施工方法に対応しているところもあるので、「食洗機も収納スペースも両方ほしい!」という方は、対応可能な依頼先を検討してみてください。
食洗機の機種によっては、運転中の音が気になるケースもあります。とくにリビングとキッチンが隣接している間取りでは、食洗機の音が家族の会話やテレビ視聴の妨げになることもあります。
食洗機の導入によって食器洗いの手間は減りますが、その分、フィルターの掃除など、定期的なお手入れが必要になります。
とくに「残さいフィルター」は、毎日こまめに掃除が必要です。掃除が苦手な方にとっては、少し面倒に感じることもあります。
「便利そう」と思って導入したものの、少量の食器しか使わない家庭では出番が少ないこともあります。使用頻度や食器の量を考慮した上で、食洗機の導入を検討することが大切です。
食洗機を設置したほうがいい人 | 食洗機が不要な人 |
・家事の時間を短縮したい ・食器の量が多い ・手荒れに悩む ・衛生面を重視したい | ・洗う食器の量が少ない ・手洗いが苦ではない ・食洗機で使用できない食器が多い ・キッチンの収納力を重視したい ・キッチン周りのお手入れの手間を増やしたくない |
たとえば、家事の時短をしたい方や食器の量が多いご家庭、手荒れが気になる方には、食洗機のある生活がとても便利に感じられるはずです。一方で、食器の量が少ない方や収納を重視したい方には、設置による恩恵があまり大きくないかもしれません。
無理に取り入れず、自分たちのライフスタイルに合うかどうかを見極めることが大切です。
食洗機を選ぶときは、設置場所や使う人数、ほしい機能などに合わせて選ぶことがポイントです。ここでは主な選び方のポイントを紹介します。
開き方の種類 | 特徴 |
スライドオープン型 | 引き出しのように開くタイプ。コンパクトなキッチン向き。 |
フロントオープン型 | オーブンのように、手前に大きく扉が開く。収納力が高く、大容量。 |
食洗機の扉には「スライドオープン型」と「フロントオープン型」があります。スライドオープン型は引き出しのように手前に引いて使うタイプで、日本の住宅に多く採用されています。
一方、フロントオープン型は扉が手前に大きく開くタイプで、海外製品に多く、食器をたくさん入れやすいのが特徴です。
キッチンスペースなども考慮して、自分にとって使い勝手の良いタイプを検討してみてください。
家族の人数 | 推奨容量 | 備考 |
1〜2人 | 約20~30点の食器が入る容量(庫内容量:約36L) | 独身やカップル向けのコンパクトタイプ |
3〜4人 | 約40~50点の食器が入る容量(庫内容量:約40L) | 一般的な家庭向けの標準サイズ |
5〜6人 | 約60点以上の食器が入る容量(庫内容量:約60L) | 大家族向けの大容量タイプ |
家族の人数に合った容量を選ぶことも大切です。食洗機には1〜2人用のコンパクトなタイプから、5〜6人の大家族向けの大容量タイプまであります。
表を参考に、普段の食器の量に合わせて選んでみてください。
食洗機には、除菌・消臭機能をはじめ、扉をノックするだけで開くタッチオープン機能や、洗剤を自動で投入してくれる機能など、便利なものがたくさんあります。
どんな機能があると助かるかを考えながら、自分にぴったりの一台を見つけてください。
食洗機の導入にはそれなりの費用がかかりますが、ちょっとした工夫でコストを抑えることもできます。
たとえば最新モデルではなく、少し前の型落ち品を選ぶと価格がぐっと下がることがあります。性能は十分でも価格が安くなるため、コスパ重視の方におすすめです。
また、海外製の食洗機は本体価格が高いだけでなく、設置や修理の費用もかさむ傾向があります。国産メーカーの製品を選ぶことで、安心感とコストのバランスが取りやすくなります。
そのほかにも、必要な機能を見極めること、シンプルな「ドアパネル型」を選ぶことなどで、全体の費用を抑えることができます。
また、信頼できる設置業者を選ぶことも大切です。安心してリフォームを任せられる業者に依頼することで、追加工事の発生や取り付け後の不具合などの思わぬ出費を、抑えることにつながります。
食洗機の設置の依頼先は、以下が挙げられます。
それぞれ得意なことや特徴などが異なりますが、後付けで食洗機を取り付ける場合は、キッチンの工事の経験が豊富で、商品知識にも長けている工務店・リフォーム店を選ぶのがおすすめです。
とくに、中間マージンが発生せず、製品と工事をセットで手配できるネットリフォーム店は、コストパフォーマンスにも優れています。人気の店舗であれば施工実績も豊富なため、技術力に関しても安心です。
信頼できる専門業者を選ぶことで、「思ったより高くついてしまった」「工事後に不具合があった」といった失敗を避けやすくなります。費用を抑えながら、安心してリフォームを進めたい方には、ネットのリフォーム店の活用も、ひとつの選択肢です。
食洗機のある暮らしは、毎日の家事をぐっとラクにしてくれます。洗い物の手間が減ることで時間にも気持ちにも余裕が生まれ、暮らしの質が少し上がったように感じる方も多いようです。
とはいえ初期費用やメンテナンスの手間など、導入前に知っておきたいポイントもいくつかあります。大切なのは、自分たちのライフスタイルに合っているかどうかを見極めることです。
もし「少しでも家事をラクにしたい」「手荒れや水道代が気になる」と感じているなら、思い切って食洗機を取り入れてみるのも良いかもしれません。
キッチンの全体リフォームまでは考えていなくても、部分的な機器交換や後付けでも対応可能です。信頼できる業者に相談しながら、暮らしにぴったりの選択肢を見つけてみてください。
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