【ケース別】ガスコンロの火がつかない!11の原因と対策|チチチと鳴る・片方だけ・ガスだけ等
2025/11/10
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2025/11/10
ガスコンロの火がつかない理由はさまざまです。寿命が訪れていないコンロの場合、簡単な理由で火がつかなくなっていることも考えられます。
この記事では、ガスコンロの火がつかない11の原因について解説します。
ガスコンロが「チチチ」と鳴るのに付かない、片方だけ点火しない、ガスは出ているのに火が出ない。など、よくある症状ごとに原因と安全な対処手順をまとめました。
まずは電池・バーナーキャップ・点火プラグ・元栓を順番に確認してください。ガスメーター復帰まで試して直らない場合は、故障の可能性が高いため修理や交換を検討します。


ガスコンロに火がつかないのには、さまざまな理由があります。ガスコンロの火がつかないよくある原因について、確認していきましょう。
最初に確認するチェックリスト(60秒)
「チチチ」という着火音が鳴らない、もしくは鳴ったとしてもとても弱い音の場合、ガスコンロの電池残量が消耗して少なくなっているか、電池切れになっていることが考えられます。
ガスコンロの多くは乾電池式です。+−の向きが逆でも点火しません。交換目安は1年です。電池ボックスを開け、新品に交換したうえで装着方向を確認します。
電池交換の目安を知らせるランプが点灯あるいは点滅していないかをチェックし、乾電池を交換して再着火をしてみてください。
参考:メーカー別!ガスコンロの電池交換方法|交換できるくん
「チチチ」と音がするし火花も出るけれど点火しないときは、バーナーキャップにずれがあるか、汚れが付着している可能性があります。
五徳を外して、バーナーキャップを確認してみてください。バーナーキャップにほんの小さな水滴が残っているだけで空気とガスの量が正しく調整できず、着火しないこともあります。
センサーや点火プラグに水分が残っているため、点火しないケースも考えられます。点火プラグは繊細な機械のため、水分を取り除くときはていねいに扱いましょう。
故障だと思ったら元栓が閉まっているだけだった、ということも考えられます。コンロに繋がっているガス栓を確認してみてください。
長期間使われていないガスは、安全のためにガスの排出を止めている可能性もあります。
ガスのホース(ゴム管)がねじれていたり、折れ曲がっているなど損傷していると、ガスの供給がうまくできません。ガスのホースのねじれを正して、再度着火してみましょう。
またガスホース(ゴム管)は経年劣化するパーツなので、設置から7年以上経っている場合には、交換を検討することをおすすめします。
2008年10月以降に発売されたすべてのガスコンロに「Siセンサー」と呼ばれる安全センサーが搭載されています。
Siセンサーは鍋底温度を監視します。
焼き網直置きは鍋を検知できず高温判定になり、自動消火または点火不可になります。付属グリルや専用プレートを使用してください。
お子さまがガスコンロに触り、不意な火災事故が発生する可能性はゼロではありません。家族の安全を守るために、ガスコンロにはチャイルドロック機能が搭載されています。
ガスコンロに火がつかない際は、チャイルドロックがかかっているかどうかを確認してみてください。何らかの拍子にチャイルドロックがかかり、ガスコンロの着火が制限されている可能性が考えられます。

ガスコンロの点火プラグの横に、立ち消え安全装置と呼ばれる小さな突起があります。立ち消え安全装置は煮こぼれや風が発生したときに、自動でガスを消す装置です。
立ち消え安全装置が何らかの理由で作動したことが、ガスコンロの火がつかない原因かもしれません。片方のガスコンロだけがつかない場合は、安全装置の作動を疑ってみましょう。
片方だけ火がつかない時の追加チェック
また、立ち消え安全装置が油や水で汚れていると、火が着かなくなります。ブラシや濡らした布巾などで汚れを取り除き、最後にから拭きをして再度火が着くかどうか、確認をしてみてください。
ガス料金の支払い忘れや長期間ガスを使用していなかったことなどが原因となり、ガスメーターでガスの供給が停止している可能性が考えられます。
ガスコンロ以外のガス機器も使えない場合には、ガスメーターの元栓を確認してください。
火がつかない原因が、これまでご紹介したどの内容にもあてはまらない場合は、ガス会社に連絡をしてガスの供給状況を確認してみてください。
ガスメーター(マイコンメーター)が閉じたことにより、ガスコンロの火がつかないケースもあります。
自分で操作していなくても、震度5以上の地震や揺れを感知すると、ガス漏れを防ぐためにガスメーターの安全装置が作動します。また、長時間ガスを使用し続けた場合にも安全装置は作動します。
上記以外にも、何らかの原因でガスメーターが異常を感知し、自動的にガスメーターが遮断することがあります。
いつの間にか安全装置が作動していたという場合には、ガスメーター(マイコンメーター)の復帰ボタンを押すことで、ガスの供給が復旧し再びガスが使えるようになります。
ガスメーター(マイコンメーター)復帰手順
電池交換や安全装置の掃除、ガスホースのねじれなどを直しても火が着かず、「チチチ」という音もしない・ガス臭いにおいだけが漂う場合は、ガスコンロの故障が考えられます。修理・交換を検討しましょう。
専門会社に相談すべきケース
ガスコンロの修理・交換の依頼先としては、下記が挙げられます。
依頼先によって、費用や対応できる日などが異なります。
お住まいが工事対応エリアに含まれているかを確認の上、ネットのクチコミやGoogleマップのレビューなども参考にしながら、納得ができる依頼先を選ぶことが大切です。
当日の追加請求の可能性がないか、駐車場代や処分費はかからないかなど、見積内容が明確であるかも重要なポイントになります。
参考:リンナイ ビルトインコンロのエラーコード一覧と対処法|交換できるくん
参考:ノーリツ ビルトインコンロのエラーコード一覧と対処法|交換できるくん
参考:パロマ ビルトインコンロのエラーコード一覧と対処法|交換できるくん

ガスコンロの寿命は、一般に約10年とされています。
10年経過すると、グリルや安全装置、着火装置や五徳など、いずれかの部品の劣化が見られるようになります。その結果、コンロに不具合が発生して火が着かなくなるケースは少なくありません。
ガスコンロの劣化や故障が疑われるとき、修理か交換かで迷ったら、「設置から10年以上経過しているか」がひとつの判断ポイントになります。
【参考記事】ガスコンロの交換時期はいつ?修理か交換で迷ったら|交換できるくん

ガスコンロの修理・交換をするにあたって、気になるのが費用かと思います。
置き型のテーブルコンロであれば、自分でも設置が可能です。本体価格は1〜5万円くらいで、ホームセンターや家電量販店などで取り扱いがあります。
購入後は本体にガスホースを繋げば、すぐに使用できます。ただしホースの劣化がある場合は、交換・買い替えが必要です。ホースの劣化は火災事故の原因になるため、傷みが見られたら必ず交換をしてください。
ホース交換の作業は難しくなく、DIYでも施工できます。自分で施工をすることに不安がある方は、業者へ依頼をしましょう。依頼費用は2万円前後が相場です。
ビルトインコンロの場合は本体価格が5〜20万円ほど、工事費用が5万円ほどが相場となります。費用相場については、下記でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
【参考記事】ガスコンロを価格・費用相場で選ぶ|交換できるくん

ガスコンロの火がつかないと、つい慌ててしまうかもしれません。しかし原因を探れば、簡単なことが理由で着火しないケースもあります。
まずはご紹介した原因をすべて確認し、火がつかない理由を探ってみてください。
故障により修理・交換が必要な場合は、施工実績が豊富な信頼できる会社に工事を依頼することをおすすめします。




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