ガスコンロの火がつかない理由はさまざまです。寿命が訪れていないコンロの場合、簡単な理由で火がつかなくなっていることも考えられます。
この記事では、ガスコンロの火がつかない11の原因について解説します。

ガスコンロが「チチチ」と鳴るのに付かない、片方だけ点火しない、ガスは出ているのに火が出ない。など、よくある症状ごとに原因と安全な対処手順をまとめました。

まずは電池・バーナーキャップ・点火プラグ・元栓を順番に確認してください。ガスメーター復帰まで試して直らない場合は、故障の可能性が高いため修理や交換を検討します。

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ガスコンロの火がつかない!原因と対処方法

ガスコンロに火がつかないのには、さまざまな理由があります。ガスコンロの火がつかないよくある原因について、確認していきましょう。

ガスコンロの火がつかない原因は、大きく分けると
・電池や部品の状態
・ガスの供給トラブル
・安全装置の作動
・本体の故障
の4つに分けられます。

最初に確認するチェックリスト(60秒)

  1. 電池:単1または単2の**+−向き残量**を確認し、新品に交換します。
  2. バーナーキャップ:正しい位置に確実にセットし、水滴・焦げ・油汚れを拭き取ります。
  3. 点火プラグ:白い絶縁体と先端を乾いた綿棒で清掃し、濡れを完全に乾かします。
  4. 元栓コンロ側のガス栓メーター元栓の開状態を確認します。
  5. ガスメーター復帰:地震や長時間使用で遮断している場合は復帰操作を実施します。
  6. チャイルドロック/Siセンサー:ロック解除と焼き網直置きの有無を確認します。

原因1:電池残量が少ない、電池切れになっている

「チチチ」という着火音が鳴らない、もしくは鳴ったとしてもとても弱い音の場合、ガスコンロの電池残量が消耗して少なくなっているか、電池切れになっていることが考えられます。

ガスコンロの多くは乾電池式です。+−の向きが逆でも点火しません。交換目安は1年です。電池ボックスを開け、新品に交換したうえで装着方向を確認します。

電池交換の目安を知らせるランプが点灯あるいは点滅していないかをチェックし、乾電池を交換して再着火をしてみてください。

参考:メーカー別!ガスコンロの電池交換方法|交換できるくん

原因2:バーナーキャップにずれ・汚れがある

「チチチ」と音がするし火花も出るけれど点火しないときは、バーナーキャップにずれがあるか、汚れが付着している可能性があります。

五徳を外して、バーナーキャップを確認してみてください。バーナーキャップにほんの小さな水滴が残っているだけで空気とガスの量が正しく調整できず、着火しないこともあります。

原因3:センサーや点火プラグが濡れている

センサーや点火プラグに水分が残っているため、点火しないケースも考えられます。点火プラグは繊細な機械のため、水分を取り除くときはていねいに扱いましょう。

原因4:ガスの元栓が閉まっている

故障だと思ったら元栓が閉まっているだけだった、ということも考えられます。コンロに繋がっているガス栓を確認してみてください。
長期間使われていないガスは、安全のためにガスの排出を止めている可能性もあります。

原因5:ガスのホースがねじれている、損傷している

ガスのホース(ゴム管)がねじれていたり、折れ曲がっているなど損傷していると、ガスの供給がうまくできません。ガスのホースのねじれを正して、再度着火してみましょう。
またガスホース(ゴム管)は経年劣化するパーツなので、設置から7年以上経っている場合には、交換を検討することをおすすめします。

原因6:焼き網の直置きで安全装置が作動する

2008年10月以降に発売されたすべてのガスコンロに「Siセンサー」と呼ばれる安全センサーが搭載されています。
Siセンサーは鍋底温度を監視します。
焼き網直置きは鍋を検知できず高温判定になり、自動消火または点火不可になります。付属グリルや専用プレートを使用してください。

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原因7:チャイルドロック

お子さまがガスコンロに触り、不意な火災事故が発生する可能性はゼロではありません。家族の安全を守るために、ガスコンロにはチャイルドロック機能が搭載されています。

ガスコンロに火がつかない際は、チャイルドロックがかかっているかどうかを確認してみてください。何らかの拍子にチャイルドロックがかかり、ガスコンロの着火が制限されている可能性が考えられます。

原因8:安全装置作動の可能性

ガスコンロの点火プラグの横に、立ち消え安全装置と呼ばれる小さな突起があります。立ち消え安全装置は煮こぼれや風が発生したときに、自動でガスを消す装置です。

立ち消え安全装置が何らかの理由で作動したことが、ガスコンロの火がつかない原因かもしれません。片方のガスコンロだけがつかない場合は、安全装置の作動を疑ってみましょう。

片方だけ火がつかない時の追加チェック

  • バーナーキャップとリング向き・段差を確認し、目詰まり柔らかいブラシで除去します。
  • 点火プラグ先端のギャップ(電極間)が油汚れで覆われていないか確認し、乾拭きを実施します。
  • 立ち消え安全装置(温度棒)の油膜を中性洗剤で落とし、完全乾燥後に再点火します。

また、立ち消え安全装置が油や水で汚れていると、火が着かなくなります。ブラシや濡らした布巾などで汚れを取り除き、最後にから拭きをして再度火が着くかどうか、確認をしてみてください。

原因9:ガスの供給が停止している

ガス料金の支払い忘れや長期間ガスを使用していなかったことなどが原因となり、ガスメーターでガスの供給が停止している可能性が考えられます。
ガスコンロ以外のガス機器も使えない場合には、ガスメーターの元栓を確認してください。

火がつかない原因が、これまでご紹介したどの内容にもあてはまらない場合は、ガス会社に連絡をしてガスの供給状況を確認してみてください。

原因10:ガスメーターの安全装置が作動している

ガスメーター(マイコンメーター)が閉じたことにより、ガスコンロの火がつかないケースもあります。
自分で操作していなくても、震度5以上の地震や揺れを感知すると、ガス漏れを防ぐためにガスメーターの安全装置が作動します。また、長時間ガスを使用し続けた場合にも安全装置は作動します。

上記以外にも、何らかの原因でガスメーターが異常を感知し、自動的にガスメーターが遮断することがあります。
いつの間にか安全装置が作動していたという場合には、ガスメーター(マイコンメーター)の復帰ボタンを押すことで、ガスの供給が復旧し再びガスが使えるようになります。

ガスメーター(マイコンメーター)復帰手順

  1. コンロ・給湯器などすべてのガス機器を止める
  2. メーターの復帰ボタンを押し、表示ランプが点滅したら待機する。
  3. 約3分待ち、点滅が点灯に変わったら復帰完了
    ※ 再び遮断する場合はガス漏れや機器不良の可能性があるため、ガス会社へ相談します。

原因11:故障

電池交換や安全装置の掃除、ガスホースのねじれなどを直しても火が着かず、「チチチ」という音もしない・ガス臭いにおいだけが漂う場合は、ガスコンロの故障が考えられます。修理・交換を検討しましょう。

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直らない場合は?修理・交換・寿命の考え方

ガスコンロの寿命は一般に10年

ガスコンロの寿命は、一般に約10年とされています。
10年経過すると、グリルや安全装置、着火装置や五徳など、いずれかの部品の劣化が見られるようになります。その結果、コンロに不具合が発生して火が着かなくなるケースは少なくありません。

ガスコンロの劣化や故障が疑われるとき、修理か交換かで迷ったら、「設置から10年以上経過しているか」がひとつの判断ポイントになります。

参考:ガスコンロの交換時期はいつ?修理か交換で迷ったら|交換できるくん

修理か交換かの判断軸

  • ・ガス臭がする
  • ・パチパチ音・異音焦げ臭がする
  • ・何度もメーターが遮断される
  • 水濡れ後に通電を繰り返した

いずれかに該当する場合は使用を中止し、ガス会社またはメーカーサポートへ相談します。

ビルトインガスコンロの選び方

ガスコンロ本体の交換は、どこに依頼するのがよい?

ガスコンロの本体交換は、依頼先によって費用感や対応スピード、工事の柔軟さが大きく異なります。
まずは、主な依頼先ごとの特徴を整理してみましょう。

依頼先特徴向いている人
ガス会社安心感が高いが、費用はやや高めになりやすい価格より信頼性を重視したい
メーカー製品知識は豊富だが、交換対応は限定的な場合も。費用も高めの傾向同一メーカーでの交換を検討している。メーカーに対応してほしい
住宅管理会社賃貸物件では相談窓口になることが多い管理規約がある住まい
リフォーム会社他の工事とまとめて依頼するならあり。小規模工事のみの場合はコスパ△キッチン全体の改修を予定している
ホームセンター店頭相談がしやすいが、施工は外注が多いので施工責任に注意近くの店舗で対面で相談したい人
インターネットの住宅設備業者写真見積りで手間が少なく、店舗がない分価格が安い。業者選びさえ間違わなければ、コスパ抜群◎コストと施工品質のバランスを重視してコスパよく交換したい人。忙しい人にもおすすめ。

依頼先を選ぶ際は、施工予定の家が対応エリアに含まれているか工事費・処分費・追加費用の有無が明確かといった点を事前に確認することが大切です。
あわせて、ネットの口コミやGoogleマップのレビューを確認しておくと、実際の対応や工事品質の傾向がつかみやすくなります。

インターネットの住宅設備業者って大丈夫なの?

「ネットの業者は少し不安」と感じる方も多いかもしれませんが、最近はガスコンロ交換に特化した住宅設備の専門業者も増えており、条件をきちんと確認すれば、費用面でも内容面でもバランスのよい選択肢になります。

たとえば、

  • ・本体価格と工事費がセットで明示されている
  • ・写真見積もりなどで事前に金額が確定しやすい
  • ・工事実績が豊富で保証内容がはっきりしている
  • ・クチコミやお客様の声が良好(複数のサイトをチェック)

といったポイントを押さえて選べば、
「思っていたより安く、スムーズに交換できた」というケースも少なくありません。

価格だけで決めるのではなく、見積内容のわかりやすさと実績の有無を基準に比較することで、ネット業者でも安心してガスコンロ交換を依頼することができます。

また、たとえばレンジフードやオーブン、食洗機や蛇口など、気になる他のキッチン設備と同日の工事にまとめることで、さらに割引が受けられる場合もあります。

組み合わせる設備によっては、国や自治体の補助金を受けられる可能性もあるので、検討している業者が補助金に対応しているかも合わせてチェックしてみてください。

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ガスコンロの修理・交換費用の目安

ガスコンロの修理・交換をするにあたって、気になるのが費用かと思います。

置き型のテーブルコンロであれば、自分でも設置が可能です。本体価格は1〜5万円くらいで、ホームセンターや家電量販店などで取り扱いがあります。

購入後は本体にガスホースを繋げば、すぐに使用できます。ただしホースの劣化がある場合は、交換・買い替えが必要です。ホースの劣化は火災事故の原因になるため、傷みが見られたら必ず交換をしてください。

ホース交換の作業は難しくなく、DIYでも施工できます。自分で施工をすることに不安がある方は、業者へ依頼をしましょう。依頼費用は2万円前後が相場です。

ビルトインコンロの場合は本体価格が5〜20万円ほど、工事費用が5万円ほどが相場となります。

参考:ガスコンロを価格・費用相場で選ぶ|交換できるくん

火が出なくても慌てないで!ガスコンロを安全に使おう

ガスコンロの火がつかないと、つい慌ててしまうかもしれません。しかし原因を探れば、簡単なことが理由で着火しないケースもあります。
まずはご紹介した原因をすべて確認し、火がつかない理由を探ってみてください。

故障により修理・交換が必要な場合は、施工実績が豊富な信頼できる会社に工事を依頼することをおすすめします。

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