
前開き式の食洗機で後悔する理由は?メリット・デメリットと失敗しない選び方
2025/04/08
2025/04/08
「前開き式の食洗機って便利そうだけど、本当に使いやすいの?」
「後悔したっていう口コミも見かけて不安」
食洗機は毎日使うものだからこそ、選び方を間違えると小さなストレスが積み重なってしまうこともあります。特に前開き型は大容量である点が魅力ですが、設置場所や動作のしやすさによって、合う・合わないが分かれやすい製品でもあります。
この記事では、前開き式食洗機のメリット・デメリット、後悔しやすいポイント、そして失敗しないための選び方までまとめています。前開き式の食洗機の購入に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
食洗機には大きく分けて「前開き式(フロントオープン)」と「スライドオープン」の2タイプがあります。
それぞれに良さがある一方で、使い方やキッチンのつくりによっては不便に感じることもあるかもしれません。
ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット | デメリット |
・正面と左右、どこからでも食器を入れられる ・大容量 | ・設置位置が低い ・高額 ・種類が少ない |
前開き式は、扉を手前に90度開けて、食器を載せたカゴごとがばっと開けるタイプです。
大容量で一度にたくさんの食器を洗えるため、来客が多い家庭や家族が多い方には重宝されます。また、どの方向からも食器を入れられる自由度の高さも魅力のひとつです。
ただし、設置位置が低いため、毎回しゃがんでの作業になります。そのため腰の悪い人や高齢の方には使いづらさを感じるかもしれません。また価格はやや高めで、対応しているメーカーも限られている点には注意が必要です。
メリット | デメリット |
・省エネ性能が高い ・省スペースのキッチンでも設置しやすい | ・上からしか食器をいれられない ・大きな鍋や皿は入れにくい |
スライドオープンは、引き出しのように手前に引くボックスタイプの食洗機です。
省エネ性能が高く、コンパクトなキッチンにもすっきり収まりやすいのが特徴です。日常使いにはとても便利で、設置のしやすさからも人気があります。
一方で、食器の出し入れは基本的に上からのみとなるため、大きな鍋やお皿は角度的に入れにくさを感じるかもしれません。また前開き式よりも収納力が低いことが多いため、大きなサイズの調理器具を使うことが多い家庭では、やや物足りなさを感じる可能性もあります。
前開き式の食洗機は、見た目もスタイリッシュで、使い勝手も良さそうに感じます。
しかし実際に使ってみると「思っていたより不便だった」と感じる方もいるようです。ここでは、前開き式の食洗機を購入したものの、後悔してしまうポイントをいくつか紹介していきます。
前開き式はスライドオープンのように囲いがあるわけではないため、食器からこぼれた水滴が手前の床に落ちやすくなります。
そのため使うたびにサッと拭けるタオルを近くに置いておくなどの工夫が求められます。
ビルトインタイプのスライドオープンと比べると、前開き式は内部構造が大きくなる傾向があります。そのため、設置した下に引き出しや収納スペースを作ることが難しくなります。
限られたキッチンスペースを有効に使いたい方にとっては、収納が減ってしまうのは大きなデメリットに感じるかもしれません。
前開き式の食洗機の設置位置は低めになることが多いため、食器を出し入れするたびにかがむ動作が必要になります。こうした「ちょっとした負担」が、日常のストレスに感じることもあるかもしれません。
食洗機メーカーのひとつであるリンナイでは、ユーザーの使用負担を減らすために「通いカゴ」という便利なアイテムが登場しています。
通いカゴは、あらかじめシンクでカゴに食器をセットしておき、カゴごと食洗機に入れる仕様です。「前開き式を使用したいけど、毎回かがむのは面倒」と感じる方は、この通いカゴモデルを導入するのも、ひとつの手です。
食洗機を導入するうえで大切なのは、「どんな機能が自分の暮らしに合っているか」を見極めることです。見た目や価格だけで決めてしまうと、使いはじめてから不便に感じることもあります。
ここでは、後悔を避けるための食洗機の選び方を紹介していきます。
食洗機を選ぶ際には、各メーカーの特徴をあらかじめ比べておくと安心です。
たとえば、価格を重視するのであればリンナイがおすすめです。他メーカーに比べてお手頃な価格で食洗機を販売しており、機能性も充実しています。収納力を求める方は、ミーレから選ぶと後悔や失敗を減らせます。
このように、各メーカーごとに価格帯や優れているポイントなどが異なります。予算や家庭での使い方などに合わせて、メーカーを選んでみてください。
見落としがちですが、洗浄力と容量のバランスも大切です。
家族の人数が多い家庭や、一度にたくさんの調理をする方には大容量タイプが向いています。逆に、調理後の洗い物が少なめの方なら、省エネ重視のコンパクトモデルも選択肢に入ります。
普段どんな食器を使っているか、どのくらいの頻度で稼働するかを思い浮かべながら、食洗機を選んでみてください。
「家事の時短が目的なのか」「手洗いより衛生的にしたいのか」など、食洗機の導入目的を何を明確にしておくことも大切です。
目的がはっきりしていれば、食洗機に必要な機能も見えてきます。
たとえば、時短重視なら自動投入やスピードコースがあるもの、衛生面を重視するなら高温洗浄機能がついたモデルなど、自分に合った一台を見つけやすくなります。
本体の価格だけでなく、使用後のコストも忘れずに確認しておいてください。
水道代や電気代はもちろん、洗剤やメンテナンスにかかる費用も含めてトータルで見ておくと安心です。特に、乾燥機能の違いによって電気代に差が出ることもあります。
節約志向の方には、省エネ技術を取り入れたモデルがおすすめです。
前開き式タイプとスライドオープンタイプ、どちらのタイプの食洗機にも魅力があるからこそ、選ぶのが難しく感じるかもしれません。
ここでは、それぞれの特徴を踏まえたうえで、「前開き式タイプがおすすめの人」「スライドオープンタイプがおすすめの人」を整理してみました。
ご自身の暮らしやキッチン環境を思い浮かべながら、ぴったりの一台を探す参考にしてみてください。
家族の人数が多かったり、一度にたくさんの食器や調理器具を洗うことが多い方には、フロントオープンタイプが向いています。
前開き式タイプは大容量型が多く、たくさんの食器を洗うのに適しています。また左右どちらからでも出し入れできる構造のため、配列の自由度も高く、洗い物があとから追加されても食器を並べ直す必要がほとんどありません。
キッチンのスペースにゆとりがあり、しゃがむ動作に負担がない方にも使いやすいタイプといえます。
キッチンのスペースに限りがある方や、設置位置をなるべく高く保ちたい方には、スライドオープンタイプがおすすめです。
上から食器を入れる動作になるため、腰への負担が少なく、日々の使い勝手にも優れています。また、省エネ性能が高いモデルも多く、毎日気軽に使いたい方にはぴったりです。
食器の数がそれほど多くない方や、コンパクトな暮らしを重視する方にとっては、十分な容量と実用性がそろった選択肢になります。
前開き式食洗機は、大容量で家事をしっかりサポートしてくれる心強い存在です。ただし設置位置の低さや収納面、水滴のこぼれやすさなど、気になる点もいくつかあります。
そのため「自分の暮らしに合っているかどうか」をていねいに見極めた上で、導入を検討することが大切です。
後悔のない選択ができるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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