キッチンリフォームの費用相場は?|部分交換か丸ごとか、判断基準と費用を抑えるコツを解説
2026/01/21
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2026/01/21
長く住んでいるうちに経年劣化が気になってきたり、家族構成やライフスタイル・ライフステージの変化によって、キッチンのリフォームを考える場面が出てくる方も多いのではないでしょうか。
キッチンリフォームで気になるのは、やはり費用面です。
「キッチンは丸ごと入れ替えないとリフォームできない」と思われがちですが、実はガスコンロやレンジフード、食洗機、蛇口といった住宅設備を必要な部分だけ交換することも可能です。
キッチン空間ごとリフォームするか、設備単位の交換に留めるかによって、かかる費用には大きな差が出ます。
この記事では、キッチンを丸ごとリフォームすべきかの判断基準や、丸ごとリフォームと部分的な設備交換、それぞれの費用相場について解説します。

目次
キッチンリフォームを検討する際は、まず「何を改善したいのか」を整理することが重要です。目的によって、丸ごとリフォームが必要なケースと、部分的な設備交換で十分なケースに分かれます。
・キッチンの場所、レイアウトや向きを変更したい
・家の間取り変更を伴う改修
・ワークトップ(調理作業スペース)をもっと広くしたい
・シンク(流し台)そのものを交換したい
・給排水管やガス管の位置を大きく移動する必要がある
・キャビネット本体の劣化や破損が進んでいる
・築年数が古く、下地や配管の更新が前提になる
キッチンの位置を変えたい、壁付けから対面式にしたいといったレイアウトや間取り自体を変更したい場合は、キッチン全体のリフォームが前提になります。
一方で、「コンロが古くなった」「レンジフードの吸い込みが弱い」「食洗機を新しくしたい」といった特定の設備の不満が中心の場合は、必要な設備だけを交換する部分リフォームで対応できるケースが多く、費用も大きく抑えられます。

キッチンは複数の設備で構成されていますが、すべてを一度に交換する必要はありません。
設備ごとに交換できるかどうかを把握しておくことで、リフォームの選択肢が広がります。
また、どの住宅設備も、既存と異なるメーカーの商品にも交換可能です。
| 部分交換が可能な設備 | リフォーム・交換のポイント |
|---|---|
| レンジフード(キッチン換気扇) | 吸い込み低下・異音が出たら交換検討。コンロ連動機能が人気。 |
| ガスコンロ | IHへの交換も可能。 |
| IHクッキングヒーター | 電源が入りにくくなったり加熱時間がかかるようになったら交換のサイン |
| 食洗機 | ディープタイプが人気。収納スペースへの新規設置も可能。 |
| キッチン水栓 | タッチレスなどへの交換で利便性向上 |
| オーブン | 部分交換・撤去(収納への変更)が可能 |
| ディスポーザー | 部分交換・撤去が可能 |

丸ごとリフォームの費用感は「レイアウト」で大きく変わります。
予算を考える上で「どのレイアウトを選ぶか」は非常に重要です。代表的な種類を見ていきましょう。

一般的なキッチンのサイズの1/2から1/3ほどの大きさのキッチンを指します。「サブキッチン」や「ハーフキッチン」とも。

コンロとシンクが分かれて、2列に配置されているキッチンです。「Ⅱ型キッチン」ともよばれます。

コンロ・シンク・キャビネット・作業台などを組み合わせて、一枚板のワークトップによって、すべての設備が一体化したキッチンです。「ビルトインキッチン」とも。
また、形状や配置によって、システムキッチンは下記のような名称で分類されています。
| 名称 | 詳細 |
| アイランドキッチン | 壁から離れた場所に調理スペースやシンクなどを設置したキッチン |
| ペニンシュラキッチン | 左右いずれか片側が壁に接地した対面式キッチン |
| L字キッチン | アルファベットの「L」字型に配置されたキッチン |
| 壁付けキッチン (背面キッチン) | 正面が壁に付いているタイプのキッチン |


キッチンリフォームの費用は、工事の範囲によって大きく異なります。
キッチン空間ごと入れ替える「丸ごとリフォーム」と、住宅設備を必要な部分だけ交換する「部分リフォーム」では、費用感に大きな差があります。
一般的に、キッチンを丸ごとリフォームする場合の費用相場は 約80万円〜400万円前後 とされています。
レイアウト変更の有無やキッチン本体のグレード、天板素材、工事内容によって金額は大きく変動します。
| 内容 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| キッチン丸ごとリフォーム | 約80万〜400万円前後 |
| レイアウト変更あり | 150万円以上になりやすい |
| アイランド・対面化 | 300万円前後〜 |
丸ごとリフォームでは、キッチン本体の価格に加えて、解体・撤去、設置工事、配管・電気工事、内装補修など複数の工事費が重なります。
そのため、「キッチン本体の価格」だけを見て想像しているよりも、総額が高くなりやすいのが実情です。
近年は、物価や人件費の上昇の影響もあり、数年前と比べてリフォーム費用全体がやや高めになる傾向も見られます。

オプション費用としては、キャビネットの拡張、食洗機や浄水器、オーブンといった調理家電の追加などがあります。
また、キッチン全体ではなく、ガスコンロやレンジフード、蛇口、食洗機など、パーツの部分的な交換工事であれば、費用だけではなく工期も大幅に抑えることができます。
| カテゴリ | 工事内容 | 費用相場(本体+工事費込) |
| 交換 | 蛇口・水栓 | 3万~6万円 |
| ガスコンロ | 9万~16万円 | |
| レンジフード | 10万〜25万円 | |
| IHクッキングヒーター | 8万~20万円 | |
| 食洗機(ビルトイン) | 10万~17万円 | |
| オーブン(ビルトイン) | ガスオーブン:20万~30万円 電気オーブン:30万〜35万円 |
※記載の金額は2025年1月21日時点(交換できるくん 調べ)。

キッチンを丸ごとリフォームする場合は、リフォーム会社や工務店、住宅メーカーへの依頼が一般的です。
間取り変更や内装工事を含めた提案が可能な一方、費用は高くなりやすく、打ち合わせや工期も長くなる傾向があります。
ガスコンロやレンジフード、食洗機、蛇口といった住宅設備を部分的に交換する場合、依頼先にはいくつかの選択肢があります。
部分的な設備交換は工事内容が比較的シンプルな分、どこに頼むかで費用や手間に差が出やすいリフォームでもあります。
「ネットの業者に頼むのは少し不安」と感じる方もいるかもしれませんが、施工実績や保証内容、口コミ評価を確認し、信頼できる業者を選ぶことさえできれば、コストを抑えつつ安心してコスパよく依頼することができます。
対面ではない分、断りやすいのもメリットのひとつです。見積りがすぐに手に入るので、価格の参考として、相見積先に加えてみることをおすすめします。

キッチンのリフォームには、キッチン本体以外にもさまざまな費用がかかります。最後に、リフォームの費用を安く抑えるコツを紹介します。
キッチンリフォーム費用の大部分を占めるのが、キッチン本体の購入費用です。そこまで、カラーや素材、グレードにこだわりがなければ、価格を抑えることができます。
しかしながら、キッチンは日々使用するもの。安さを重視するあまり、使い勝手が悪くなってしまっては本末転倒です。大切にする部分を決めた上で、各部位のグレードや機能の検討をおすすめします。
キッチンの位置やレイアウトを変更すると移設工事となるため費用が高くなります。なお、キッチンの位置が同じでもシンクやコンロの位置が移動すれば、工事費用が別途発生することがあるため要注意です。
施主支給とは、施主がリフォームで使う部材を用意し、取付工事のみ施工業者に依頼する形式です。部材やパーツを自由に選べる反面、工事日程に影響が出ないように部材の手配をしたり、部材の搬入・運搬を行ったりすることが求められます。大型の部材などで物理的に搬入ができない場合は、引越し業者などに搬入を依頼する必要もあります。
キッチンメーカーは、新商品の発売前になると現行品を処分するために価格を下げて販売することが多いです。新商品販売の2ヶ月前くらいから、旧モデルのキッチンの値段が下がることがあります。
旧式といっても、機能性やデザイン性を十分備えている製品も多く、どうしても最新の設備にしたいわけでなければ、この時期を狙うのも良いかもしれません。
キッチンのリフォームは、さまざまな工夫をすれば費用を抑えて実施することが可能です。また、キッチンのフルリフォームだとコストは高くなりがちですが、部分的な交換工事なら、費用を安く抑えることができます。
また、キッチン以外のリフォーム、たとえば給湯器やトイレの交換、二重窓の設置などを検討している場合には、省エネ製品を組み合わせることで、政府や自治体の補助金を利用できるケースもあります。
費用を抑えたい方はぜひチェックしてみてください。



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