ビルトイン食洗機があることで、家事の時短につながります。しかし高額な設備のため、価格や保証内容など購入前に確認しておきたいポイントもたくさんあります。

この記事では、ビックカメラでビルトイン食洗機を購入する場合の費用やサービス内容をはじめ、他の家電量販店との比較、そして購入で失敗しないためのチェックポイントまでを解説します。
家電量販店以外のお得な選択肢もご紹介するので、ぜひご参考ください。

ビックカメラでビルトイン食洗機を購入する場合の費用相場

ビックカメラのビルトイン食洗機の価格は、13〜17万円前後が相場です。国内モデルはリンナイとパナソニックの2つが代表的です。

さらに本体価格に加えて、3万3,000円〜の取り付け工事費も必要になります。なお、この工事費は新設の場合の目安です。既存の食洗機からの交換の場合は、追加費用が発生するケースが多く、別途見積もりが必要です。

ビックカメラでビルトイン食洗機を購入した場合の保証内容

ビルトイン食洗機は高価な設備ですので、万が一のトラブルに備えて保証内容も確認しておくことが大切です。

ここではビックカメラで購入した際の保証内容について、詳しくご紹介します。

通常は1年間のメーカー保証

購入後1年間は、基本的にメーカー保証が適用されます。ビックカメラでは、さらに有料オプションとして長期保証も用意されています。

たとえば、2年目以降も修理費用をカバーしてくれるサービスや、6年目以降でも修理費用の上限を購入価格の30%まで補償してくれる内容などがあります。万が一のときにも安心して相談できるのが、量販店で購入するメリットの一つです。

保証適用外となるケース

ただしどんな場合でも保証されるわけではありません。たとえば消耗による故障や、使用方法の誤りによる不具合、改造による損傷などは、保証の対象外となります。また、業務用での利用や家庭用以外の使用も基本的には保証適用外です。

ビルトインガスコンロ

ビックカメラとその他の家電量販店|ビルトイン食洗機の費用比較

ビックカメラが近くにない場合、他の家電量販店で食洗機の購入を検討する方もいると思います。そこで、ビックカメラとその他の家電量販店のビルトイン食洗機の価格を比較してみました。

ビックカメラで購入した場合13〜17万円前後
ヤマダ電機で購入した場合12〜16万円前後
ケーズデンキで購入した場合11〜15万円前後
ヨドバシカメラで購入した場合12〜17万円前後

上記はあくまで本体価格のみの目安です。ポイント還元を行っておらず、現金値引きを行うケーズデンキがもっとも安い傾向にありました。
ヤマダ電機も比較的安価にビルトイン食洗機を販売していますが、店舗によっては取り扱いが限定されている場合があります。

ビックカメラ・ヨドバシカメラは価格がやや高い傾向にありますが、ネット通販も充実しており、自宅にいながら取り付けの依頼までできるといった手軽さがあります。

レンジフード

家電量販店以外のビルトイン食洗機の購入先

家電量販店だけでなく、他の場所でもビルトイン食洗機を購入できます。
購入先ごとに異なる特徴があるので、自分に合った選び方をすることが大切です。以下では3つの購入先の特徴をまとめました。

工務店・リフォーム会社

住まいのリフォームを予定している場合は、工務店やリフォーム会社に相談するのも良い方法です。
食洗機の設置だけでなく、さまざまなプランを提案してくれるので、キッチンリフォームを含めた心地よく暮らすためのアイデアを、考えて選べます。

また住宅専門の会社のため、食洗機の設置経験も豊富にあります。そのため施工に不安が少なく、アフターフォローもしっかりしているのが魅力です。ただし取り扱いメーカーが限られていることもあるので、事前に確認しておくと安心です。

ネットショップ

価格を重視する方や、より多くの選択肢から選びたい方には、インターネット業者を利用する方法もおすすめです。ネットショップや専門業者なら、最新モデルからコスト重視のシンプルモデルまで豊富に揃っており、時期によってはお得なキャンペーンや特典が用意されていることもあります。

また、最近ではオンライン上で簡単に写真を送って見積もりが取れるサービスが多く、忙しい方でも自宅で手軽に準備を進められるのが大きな魅力です。施工も含めた一括対応が可能な業者を選べば、別途工事業者を探す手間もかかりません。

もちろん、信頼できる施工業者と提携しているか、保証内容が充実しているか、政府の補助金に対応している業者か、といった点を事前に確認することが大切です。

住宅設備関連の会社

システムキッチンやトイレ、お風呂など水回りや電気周りの設備を専門に扱う会社でも、ビルトイン食洗機を取り扱っています。

商品と施工の知識が豊富で、キッチンとの相性も含めてていねいに説明してくれるところが多い点が、住宅設備関連会社に依頼する大きな魅力です。また工事とセットで対応してくれるため、家電量販店よりもスムーズなやりとりが期待できます。

ビルトイン食洗機で後悔しないためのポイント

ビルトイン食洗機は一度設置すると簡単には交換できません。そのため、購入前にいくつかの点をしっかり確認しておくことが大切です。ここでは、後悔を防ぐために覚えておきたいポイントをご紹介します。

購入先選びは価格以外も比較する

価格はもちろん大事ですが、それだけで選ぶと後悔することもあります。たとえば、購入後のサポート体制や保証内容、設置までの対応スピードなどは、ビルトイン食洗機購入時に見落としたくないポイントです。
事前にサポート内容をしっかり確認しておくことや、口コミや評判などもチェックしておくことを、忘れないようにしてください。

サイズ選びに注意する

ビルトイン食洗機のサイズは、浅型・深型の2種類があります。
浅型はコンパクトで費用を抑えられますが、家族の人数や食器の数が多いと、やや物足りなさを感じるかもしれません。深型は大容量で洗い物もたっぷり入ります。ただし費用はその分、浅型と比べると高額になります。

ライフスタイルや使い勝手、予算などを考慮して、適切なサイズのビルトイン食洗機を選ぶことが、後悔をなくすための大切なポイントです。迷ったら深型がおすすめです。

収納場所が減ることを考慮する

新しくビルトイン食洗機を取り付ける場合、もともとあった収納スペースの一部を使うことになります。
「便利になったけど、キッチンが狭く感じるようになった」という後悔の声も少なくないため、ビルトイン食洗機を導入する場合は、普段使っている引き出しや棚がどれだけ減るかイメージしておくと安心です。

業者によっては、収納を残す施工プランに対応してくれるところもあるので、業者選びの際にはそのような点も考慮してみてください。

まとめ|「自分に合う」と思えるところでビルトイン食洗機を購入しよう

ビルトイン食洗機は、毎日の家事を助けてくれる便利な存在です。しかし高額な買い物だからこそ、「どこで買うか」はとても大切なポイントになります。
目の前の価格だけでなく、設置後のアフターサービスや保証の安心感までふくめて、納得できる選び方をすることが大切です。
ビックカメラをはじめとする家電量販店では、比較的安心して導入できる体制が整っていますが、人によっては工務店やネットショップのほうが向いているケースもあります。
この記事で紹介したポイントを参考にしながら、「自分に合う購入先」を選んでみてください。

給湯器