洗濯機かさ上げ台のメリット・デメリットとは？防振に強いおすすめ商品もご紹介！

「洗濯機の音が気になる」「排水口の位置が合わなくて困っている」
そんなときに便利なのが、洗濯機のかさ上げ台です。

かさ上げ台を使うと、洗濯機の振動や騒音を抑えられるだけでなく、真下排水のトラブル防止や掃除のしやすさにもつながります。

この記事では、かさ上げ台のメリット・デメリット、選び方のポイント、人気おすすめ商品をわかりやすく紹介します。
「うちも設置した方がいいかな？」と思っている方は、ぜひ参考にしてください。

「洗濯機かさ上げ台」とは？

洗濯機のかさ上げ台とは、洗濯機の下に設置し、洗濯機と床の間に隙間をつくるための台です。

必ず設置しなくてはならないわけではありませんが、特に真下排水タイプの洗濯機では、排水口とホースが干渉することがあるため、かさ上げ台の設置が推奨されています。

かさ上げ台は、防振機能が付いているタイプやタイヤ付きのものなど、さまざまな種類があります。

洗濯機かさ上げ台を設置する3つのメリット

洗濯機かさ上げ台の設置が必須でない場合でも、かさ上げ台を設置することで排水詰まりを抑制したり、防振・防音効果を得ることができます。洗濯機まわりの埃でお悩みの方も、洗濯機かさ上げ台を設置することで掃除がしやすくなります。

洗濯機かさ上げ台を設置する3つのメリットを以下でくわしく解説いたします。

① 防振・防音効果で夜も安心

夜に洗濯機を回すと、振動音が床や壁に響いて気になることがあります。
そんなとき、防振素材を使ったかさ上げ台を設置すれば、振動を吸収して音を抑えることができます。

ただし、安価なプラスチック製だけの台は共振しやすく、逆に音が大きくなることも。
防振ゴム付きタイプを選ぶのがポイントです。

② 排水ホースの取り付けがラクになる

排水口が洗濯機の真下にある「真下排水」では、ホースが曲がってつぶれてしまうことがあります。
ホースが潰れると水漏れや詰まりの原因になるため、かさ上げでスペースを確保しておくと安心です。

③洗濯機の裏や下を掃除しやすくなる

洗濯機の下や後ろは、ホコリや髪の毛が溜まりやすい場所です。
かさ上げ台で10cmほど高さをつくるだけで、モップや掃除機を入れて掃除できるようになります。
ロボット掃除機を使っている方なら、通り道を確保できるよう高さを調整すると便利です。

設置前に知っておきたいデメリット

洗濯機かさ上げ代は便利で優秀なアイテムですが、残念なことに、設置することで不便になる場合も。設置後に後悔しないよう、デメリットも把握してから設置を検討すると良いですね。

一般的によく挙げられる3つのデメリットについて解説いたします。

① 一人で設置するのは危険

洗濯機は70〜90kgほどあるため、一人で持ち上げて作業するのは危険です。
2人以上で作業するか、家電設置業者に依頼するのが安全です。

② メーカー保証の対象外になる場合も

純正品以外のかさ上げ台を使うと、故障時に保証対象外になるケースがあります。
新しい洗濯機に使う場合は、取扱説明書の指定品を確認してから設置しましょう。

③ 子どもやペットのケガに注意

かさ上げでできた隙間に、子どもが手を入れてケガをする事故も報告されています。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、スキマガードをつけて安全対策をしてください。

失敗しない「かさ上げ台」の選び方

1️⃣ 高さ
真下排水タイプなら、排水口とホースが干渉しないよう60〜100mmを目安に。
ロボット掃除機を通したい場合は、90mm以上あると安心です。

2️⃣ 耐荷重
洗濯機本体＋水＋洗濯物の重さを合計して、実重量より2〜3割余裕のある耐荷重を選びましょう。

3️⃣ 材質
防振重視なら「ゴム系」、軽量で掃除重視なら「樹脂＋防振ゴム」タイプがおすすめです。

4️⃣ 脚の形状
丸脚や角脚など、洗濯機の脚の形に合った受け皿タイプを選びましょう。

5️⃣ 固定方法
防水パンの上で使う場合は、両面テープで滑り止めできるタイプを選ぶと安心です。

設置のコツと注意点

• 必ず電源と給水を止めてから作業する
• 水平器を使って前後左右の傾きを調整する
• 排水ホースが折れたり潰れたりしないよう、曲げ半径をゆるく保つ
• 設置後は試運転を行い、振動や異音がないか確認する

おすすめの洗濯機かさ上げ台

防振効果付きやキャスター付きなど、人気の高い洗濯機かさ上げ台をご紹介します。

イチオシはこちら！
タツフト「あしあげ隊」洗濯機 高さ調整ゴムマット
防振最優先で選ぶならこの一択

極厚ゴム100%の弾力と耐荷重400kgの丈夫さで洗濯時の衝撃を大幅に緩和し(-20%～40%)、床に伝わる振動や音を軽減してくれます。

2段重ねにすることで最大90mmのかさ上げが可能なので、真下排水にもぴったりです。
また、オプションの専用キャップ（TFi-5902）を組み合わせることで、より振動の大きい大型洗濯機への対策や、直置き時の気になる色移り防止もできます。

製品	高さ	耐荷重	主材	固定	特徴/向いている人
タツフト「あしあげ隊」	22–45mm（2段で～90mm）	400kg	ゴム100%	置き型	防振最優先・微調整したい
因幡電工 ふんばるマン	60mm	150kg	樹脂＋滑り止め	置き型	真下排水
カクダイ 437-100	100mm	200kg相当目安	樹脂＋防振ゴム	両面テープ	掃除性・高さ確保
関東器材 LKD-60	60mm	200kg	樹脂系	置き型	安定感と価格のバランス
DEWEL キャスター台	可変	～300kg	金属＋樹脂	ロック付	頻繁に移動・清掃したい

因幡電工 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマン

空調機器の関連部材製造で有名な因幡電工のかさ上げ台です。ポリプロピレン製なので、頑丈です。滑り止めシートもついています。足部分だけ載せるタイプなので、真下排水でもラクラク設置できます。耐荷重は150kgです。

カクダイ 洗濯機用かさ上げ台

防振ゴム付きのかさ上げ台です。10cmの高さがあるので、かなりスペースが空き、洗濯機の下の掃除がしやすくなります。両面テープで床面もしくは防水パンに固定することが可能です。地震や衝撃で洗濯機が転倒するのが心配な方にもオススメです。

関東器材 かさあげくん LKD-60

こちらもエアコンなどの配管部材を製造する会社が作る、かさ上げ台です。6cmの高さなので、安定感が欲しい方にオススメです。

なんと200kgまで耐えることができます。

DEWEL キャスター付き かさ上げ台

キャスター付きのかさ上げ台です。洗濯機をこまめに動かして掃除したい方におすすめですが、キャスターを使用する際には、排水ホースや給水ホースを長くする必要があります。

台の四隅に振動軽減マットが付いているので、防振・防音効果が期待でき、キャスターで動かした時の安定感もバッチリです。伸縮式なので、どんなサイズの洗濯機にもご使用いただけます。

メーカー別純正品かさ上げ台

メーカー純正品のかさ上げ台を使用したい方は、下記の洗濯機かさ上げ台をチェックしてみてください。

日立 全自動専用設置台

日立の全自動洗濯機用のかさ上げ台です。日立製の洗濯機をお使いの方で純正品を使いたい方はこちらをお選びください。

東芝 高さ調節板

東芝純正の洗濯機のかさ上げ用調節板です。高さが足りない時に重ねて使うことができます。

よくある質問（FAQ）

Q. 自分で設置できますか？
A. 洗濯機は重いので、2人以上で作業するか、設置業者に依頼するのがおすすめです。

Q. 高さはどれくらいがいいですか？
A. 排水口の干渉を避けるなら60〜100mmが目安です。

Q. 防水パンの上でも使えますか？
A. 使える製品も多いですが、パンのサイズや脚の位置を確認してから購入してください。

まとめ

洗濯機の下にスペースを作るかさ上げ台をご紹介いたしました。真下排水でお困りの方や洗面所の掃除をしやすくしたい方は、ぜひチェックしてみてください。