
東京ガスでエコキュートの設置・交換工事はできる?ガスタイプとの違いやその他の設置業者
2025/07/06
2025/07/06
「エコキュートを設置したいけど、東京ガスでもできるのかな?」
「エコキュートとガス給湯器の違いがわからない」
そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
東京ガスはガス給湯器を主に扱っており、エコキュートの設置には対応していないようです。しかし、選択肢が限られているわけではありません。
この記事では、エコキュートとガス給湯器の違いや選び方、設置を依頼できる業者、費用相場や補助金制度などをわかりやすく解説しています。
目次
「東京ガスでエコキュートの取り付けを依頼したい」と考える方もいるかもしれません。
しかし東京ガスの公式サイトや公式資料には、エコキュートの取り扱いや設置サービスについての案内は確認できません。
東京ガスが対応しているのは、主に「ガス給湯器(エコジョーズなど)」や「ガス温水暖房システム」などのガスタイプの設備です。エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすタイプの給湯システムであり、ガスを主力とする東京ガスのサービス内容とは異なるため、設置工事の対象外となっている可能性が高いと考えられます。
そのため、エコキュートの導入を検討している場合は、住宅設備会社や家電量販店などの専門業者への依頼を視野に入れるのがおすすめです。
エコキュートとガス給湯器は、どちらも家庭でお湯を使うために欠かせない設備ですが、仕組みや費用面などに大きな違いがあります。
項目 | エコキュート | ガス給湯器(エコジョーズなど) |
エネルギー源 | 電気 | ガス(都市ガス・プロパン) |
お湯の作り方 | 夜間にお湯を沸かして貯める | 使うときにその場で沸かす(瞬間式) |
光熱費 | 電気代のみ(安くなりやすい) | ガス代+電気代(やや高め) |
初期費用 | 高め(40〜60万円前後) | 比較的安い(15〜30万円前後) |
メンテナンス性 | 部品交換はやや高め | 比較的安価でシンプル |
設置スペース | 貯湯タンクが必要(大きめ) | コンパクトで場所を取らない |
寒冷地対応 | 機種に注意(寒冷地仕様が必要) | 寒冷地でも安定して使える |
どちらが良いかは、ライフスタイルや住宅の状況によって変わってきます。それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、納得のいく選択をすることが大切です。
東京ガスではエコキュートの設置に対応していないようですが、代わりに設置をお願いできる業者は多数あります。
どこに依頼するかによって費用や対応内容も異なるため、自分に合った選択をすることが大切です。
家電量販店は、エコキュートの購入から設置までを一括でお願いできる点が魅力です。製品ラインナップが豊富で、ポイント還元などの特典も期待できます。
ただし、設置工事は外部の協力会社が担当することが多いため、工事品質は店舗によって差が出ることもあります。
ホームセンターでは、TOTOやパナソニックなどのメーカー品を取り扱っており、価格も比較的リーズナブルです。
店舗で実物を確認できる場合もあるので、サイズ感などをチェックしやすいのもメリットと言えます。ただし対応エリアや工事体制は地域によって異なるため、事前に確認が必要です。
エコキュートの設置だけでなく、住宅全体の改修も視野に入れている方は、リフォーム会社やハウスメーカーに依頼するのも良い方法です。
配管や内装などもまとめて修繕できるため、暮らしやすさもアップします。その分、やや総額は高くなる傾向がありますが、総合的な提案を重視したい方には向いています。
写真だけで見積りを完了できるインターネット業者は、その手軽さや、価格の安さで人気を集めています。忙しくて見積りのための在宅が難しい方や、豊富な選択肢の中から選びたい方に向いています。
インターネット業者はいくつかあるため、施工実績が豊富なところや、保証内容やメンテナンス体制にも目を向けて、信頼できる委託先を選ぶことで、コストパフォーマンスの高いエコキュート交換が叶います。価格と品質のバランスを重視したい方に特におすすめです。
エコキュートの設置費用は、機種のグレードや容量、工事内容によって差はありますが、本体と設置工事を含めて40〜70万円程度が目安です。
たとえば、コンパクトな一般家庭向けのシンプルな機種であれば40万円台から設置ができます。一方でフルオートタイプや寒冷地仕様などの高機能モデルになると、60〜70万円ほどかかるケースもあります。
また、配管の延長やコンクリート基礎の設置が必要な場合は、追加工事費がかかることもあるため、事前に現地調査を受けて見積もりを出してもらうのがおすすめです。
エコキュートは省エネ性能が高く、環境にやさしいことから、国や自治体による補助金制度の対象となることがあります。
国の制度では、省エネ住宅設備の導入支援を目的とした「給湯省エネ事業」などが実施されており、対象製品を選ぶことで補助を受けられることがあります。また、自治体によっても独自の補助金を設けているケースがあり、支給条件や金額は地域によって異なります。
そのため、エコキュートを設置する際は、お住まいの自治体の公式サイトや窓口で最新情報を確認しておくことが大切です。うまく活用すれば、費用を大きく抑えることもできるかもしれません。
エコキュートを選ぶ際には、価格やメーカーだけでなく、家庭のライフスタイルや設置条件に合った機種を選ぶことが大切です。ここでは、選ぶときに押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
家族の人数やお湯の使い方によって、適したタンクの容量は異なります。
たとえば、4人家族であれば370〜460Lのタイプが一般的ですが、夜にまとめてお風呂に入る家庭などは余裕を持った容量を選ぶと安心です。
逆に、1〜2人暮らしの場合はコンパクトなサイズでも十分対応できます。
エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つの機器を用いて稼働するため、ある程度の設置スペースが必要になります。
特に、狭小地や都市部の住宅では、設置スペースの確保がネックになることもあります。事前に設置する機器と設置スペースのサイズを確認し、現地調査で設置の可否を確認しておくことが大切です。
最近のエコキュートには、スマホで遠隔操作できるモデルや、自動でお湯張り・追い炊きができるフルオートタイプなど、便利な機能が搭載された製品もあります。
どの機能が自分たちの暮らしに合っているかを見極めることで、無駄がなく、快適な使い心地を実感できます。
エコキュートは長く使うものだからこそ、ランニングコストを左右する省エネ性能も、大切なポイントです。
エコキュート導入時は、機器の年間の消費電力量や省エネ基準達成率などの数値を比較して、効率のよいモデルを選んでみてください。高効率なモデルは補助金の対象になるケースもあります。
エコキュートは、省エネ性能が高く、光熱費の節約にもつながる便利な設備です。ただし、初期費用がやや高めだったり、設置スペースが必要だったりと、選ぶうえで気をつけたいポイントもあります。
東京ガスではエコキュートの設置には対応していませんが、家電量販店や住宅設備の専門会社など、信頼できる設置先は多数あります。ライフスタイルや住宅の条件に合わせて、最適な機種と設置業者を選ぶことが大切です。
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