
パナソニックのビルトイン食洗機「K9シリーズ」と「M9シリーズ」の違いを比較!選ぶならどっち?
2025/05/29
2025/05/29
お子さんがいる家庭や仕事が忙しくて家事の時間を短縮したい方に人気な家電の1つが食器洗い乾燥機。特に、パナソニックの食洗機は「しっかり洗えて、省エネ・静音」などの高性能で多くの家庭に支持されています。
なかでも注目を集めているのが、最新モデル「K9シリーズ」と「M9シリーズ」。見た目は似ていても、実は搭載されている機能や使い勝手に違いがあります。本記事では、それぞれの特長と違いをわかりやすく解説いたします。
目次
キッチンのキャビネットやシンク下に組み込むタイプの食洗機を指します。使わないときはシンク下に収納できるため、卓上型食洗機と比べると空間全体をすっきり見せることができます。
ビルトイン型食洗機には、扉の開閉方式によって「フロントオープンタイプ」と「スライドオープンタイプ」の2種類に分かれます。
「フロントオープンタイプ」は扉を手前に倒して開ける方式です。このタイプは上下2段のカゴが付いており、大容量の食器を一度に洗うことができます。
もう一つの「スライドオープンタイプ」は、引き出しのように前方にスライドさせて開ける方式。このタイプは立ったままの姿勢で食器の出し入れがしやすく、腰への負担が少ないのが特徴です。
「K9シリーズ」と「M9シリーズ」はいずれもスライドオープンタイプです。
パナソニックのビルトイン食器洗い乾燥機「K9シリーズ」と「M9シリーズ」は、どちらも高性能な9シリーズに属し、多くの共通機能を備えています。しかし、細部において異なる特徴をもっています。
「M9シリーズ」「M9 Plusシリーズ」と「K9シリーズ」の主要な違いは下表のとおりです。
M9シリーズ | M9 Plusシリーズ | K9シリーズ | |
ストリーム除菌洗浄 | 〇 | 〇 | 〇 |
ムービングラックプラス | 〇 | 〇 | 〇 |
液体洗剤自動投入 | × | 〇 | × |
追い洗剤 | × | 〇 | × |
フルオートオープン™機能 | × | △(一部機種にあり) | 〇 |
ツインファンベント | × | △(一部機種にあり) | 〇 |
「M9シリーズ」は洗浄力・除菌性能・省エネ性・利便性などを備えたハイグレードモデル。さらに高性能なM9 Plusシリーズもあり、このシリーズでは業界初となる液体洗剤自動投入機能を搭載しています。
ここでは、「M9シリーズ」に搭載されている主な機能について詳しく解説します。
50度以上の高温水と、垂直約2mに達する高圧水流を出して、食器類の頑固な汚れもしっかり落としながら除菌する機能。全ての洗浄コース(乾燥のみのコースを除く)で使用可能です。パナソニックの公式Webサイトによると除菌効果は99%以上とされています。
食洗機内に設置されたカゴのうち、上段のカゴが左右にスライドするムービング機能に加え、「フルフラット」「フラット」「スライド」「フルフラップ」の4つのスタイルに変形します。
これにより、下段のカゴへの食器類の出し入れが容易となるため、洗浄する食器・調理器具の種類や量に応じて柔軟に対応が可能になります。
ディープタイプの食洗機にのみ装備されている機能。お弁当箱用のシリコンカップや醤油皿、おちょこなど紛失しがちな小物類をまとめて収納できるホルダーです。使用しないときは、折りたたんだり取り外したりすることも可能。
「M9シリーズ」のうちM9 Plusシリーズには、業界初となる液体洗剤自動投入が搭載されています。あらかじめ、洗剤タンクに液体洗剤を入れておけば、食器量や汚れ量に応じて最適な量を自動投入してくれます。これにより、毎回の洗剤計量や投入の手間が省けます。
洗剤自動投入システムと連携し、洗浄プロセス中に食器の汚れ具合をリアルタイムで検知し、必要に応じて追加で洗剤を投入する仕組みです。
従来の食洗機では、最初に投入された洗剤量で全ての洗浄工程を行っていましたが、M9 Plusシリーズでは洗浄中に汚れの状態を判断し、必要に応じて洗剤を追加することで、より高い洗浄効果を実現します。
K9シリーズは旧K8シリーズの後継にあたり、洗浄力や乾燥効率、使い勝手がさらに改善されています。
「M9シリーズ」に搭載されている機能も同様に有していますが、「K9シリーズ」は最上位モデルとして「M9シリーズ」にはない独自の機能を備えています。
「K9シリーズ」とM9 Plusシリーズ「NP-45KD9AP」だけに搭載されている機能は下記2つです。
・フルオートオープン™機能 ・ツインファンベント |
K9シリーズ「NP-45KD9A」と、M9 Plusシリーズ「NP-45KD9AP」のみに搭載されている機能です。食洗機のドアを2回ノックするだけで、内蔵センサーが感知し、自動的に扉が開く機能です。調理中で手が濡れているときや汚れているとき、両手がふさがっているときなどに便利。
排気前にサブファンで外気をミキシングして、排気温度を体温とほぼ同じ約35℃に抑え、キッチンの快適性を保つ仕組み。メインファンで取り込んだ外気をヒーターで温風に変えて食器を乾燥します。
パナソニック食洗機「K9シリーズ」「M9シリーズ」の購入を検討する際には、下記2点を確認してください。
一般的に食洗機には、深型で大容量の「ディープタイプ」と浅型でコンパクトな「ミドルタイプ」の2種類があります。
ミドルタイプからミドルタイプへ交換する場合、カゴの構造や取り付け位置などの違いによって庫内容量が小さくなったように感じられるケースや、そもそも使用中の食洗機より庫内容量が小さくなることがあります。
例えば、パナソニックの2010年以前に販売された食洗機「旧Rシリーズ」から「M9シリーズ」のミドルタイプに交換するケースなどが挙げられます。ミドルタイプ食洗機から交換される方は、「M9シリーズ」のディープタイプへ交換することをおすすめします。
ビルトイン型食洗機のドア材には、「ドアパネル型」と「ドア面材型」の2つがあります。ドアパネル型はドアが付いているため、そのままキッチンに組み込んで使えますが、ドア面材型だと、ドア面材を別途購入して取り付ける必要があります。
K9/M9シリーズでは、ドア面材型やドアフル面材型が用意されているものの、これらのモデルにはドア面材が付属していません。システムキッチンと同じ面材を別途用意する必要があります。
本記事の内容を踏まえたうえで、「K9シリーズ」と「M9シリーズ」のいずれが合っているか迷われている場合は、ぜひ下記のポイントも判断材料にしてみてください。
機能を重視する場合はM9 Plusシリーズがおすすめ。液体洗剤自動投入機能や追い洗剤機能など、同シリーズにしかない最新機能があります。
使いやすさを求めるなら「K9シリーズ」が向いています。「K9シリーズ」にはフルオートオープン™機能など、毎日の使い勝手を良くする機能がたくさん備わっています。
家族が多く、大量の食器を効率的に洗浄・乾燥させたい方には、「K9シリーズ」が適しています。「K9シリーズ」ならツインファンベント機能も搭載しているから、効率良くすっきりと食器を乾燥できます。
「K9シリーズ」と「M9シリーズ」は、いずれもパナソニックならではの高い洗浄力と省エネ性能を備えたビルトイン食洗機です。
「K9シリーズ」は大容量で多機能なモデルが揃い、大家族や調理頻度の高い家庭にぴったり。一方の「M9シリーズ」はスリムながらも十分な洗浄力を持ち、限られたスペースにも対応しやすい設計になっています。
それぞれのライフスタイルやキッチンの条件に合わせて最適なモデルを選ぶことで、毎日の家事がより快適で効率的なものになるはずです。ぜひ、本記事を内容を参考にしてみてください。
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