トイレタンクから水漏れ?原因と直し方・修理料金までわかりやすく解説
2025/12/11
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2025/12/11
トイレは毎日使う場所。トイレタンクから「ポタポタ…」と音がしていたり、床が濡れているたりすれば、生活にも影響を与えてしまいます。
しかし早めの対処が必要だとわかっていても、原因を特定できずに戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、水漏れが発生する主な原因を部位別に整理し、結露との見分け方や、自分でできる応急処置方法、業者に依頼すべきケースまで順番に解説します。
原因や対策方法、費用などがわかることで、トイレの水漏れに対する「すべき行動」が見てくるはずです。

目次

トイレタンクから「ポタポタ…」という水音や、トイレの床が濡れている場合、トイレタンクに水漏れが生じている可能性があります。
水漏れの原因は、水漏れが発生している場所によって異なるため、以下の表を参考にして大まかなトラブルの方向性をつかんでみてください。
| 水が漏れている位置 | 主な原因 |
| タンク上部 | ・ボールタップの不具合・浮き球の故障/位置ズレ・オーバーフロー管のトラブル |
| タンク側面 | ・結露(冬季・湿度高)・タンク本体のひび割れ |
| タンクと便器の接合部 | ・タンク底部のパッキン劣化・固定ボルトのサビ/緩み |
| タンク下にポタポタ溜まる | ・内部パーツの劣化・締め付け不足・複数箇所の同時劣化 |
ここからは、表にある代表的な原因ごとに「どうして水漏れが起きるのか」を分かりやすく説明していきます。
フロートバルブとは、タンクの底にある黒いゴム栓の部分のことです。トイレタンク内の水の行き来を管理する「門番」のような役割を担っています。
このフロートバルブは長く使用しているとゴムが硬くなったり、溶けて変形したりすることで、完全に閉まらなくなります。
するとタンク内の水が常に便器側へ流れ続けるため、タンク内部で水が溢れないよう補給され続けてしまうことに。結果として水道代が増えたり、タンク周りが湿ったりします。
ボールタップとは、タンクの給水量を調整する重要なパーツです。ここに不具合が起きると、タンクが必要以上に水を溜めてしまい、オーバーフロー管からあふれる現象につながります。
また、浮き球が正しい高さで止まらなくなると、「タンクが満水になったのに止まらない」という状態になり、タンク上部や内部で水があふれることがあります。
オーバーフロー管は、タンク内部で水の上限を決める細い筒です。
この部分が折れたり抜けたりすると、水を受け止めきれなくなり、タンク内で大量の水漏れが発生します。
タンクと便器の接続部にはパッキンが使用されており、年数が経つとゴムが縮んだり割れたりします。
パッキンの劣化が進むと、タンク底からじわじわ水が漏れ出し、便器の周りが濡れていきます。
タンクを支えている固定ボルトが緩んでしまうと、隙間から水がにじみ出ることがあります。
ボルトを締め直せば対処できますが、古いトイレの場合、サビによってボルトが変形しているケースも少なくありません。その場合、ボルトを締め直しても密着せず、水漏れの解消ができない可能性があります。
陶器製タンクは経年劣化や衝撃によって小さなひびが入ることがあります。「こんな小さなヒビが原因とは思えない」と考える方も多いですが、髪の毛のような細いヒビであっても、そこから少しずつ水が染み出してしまうことも、少なくありません。
引っ越し後やトイレを修理した後に水漏れが発生した場合、トイレの設置不良を疑ってみてください。内部パーツの位置ズレや締め付け不足が原因で、水漏れが再発している可能性があります。
複数の部品が同時にズレているケースもあり、その場合、自分で直すのは難しくなります。
冬はタンク表面が結露で濡れていることも多くあります。水漏れか結露か判断に迷った場合は、以下のポイントを確認してください。
さらに、結露と水漏れの特徴の差についても把握しておくと、安心です。
| 判別ポイント | 結露の特徴 | 水漏れの特徴 |
| 発生タイミング | 寒い朝だけ/季節によって変化 | いつ見ても濡れている |
| 水の温度 | 冷たい | 冷たい/温かい |
| 濡れる場所 | タンク全体がしっとり濡れる | 部品の下だけ・接合部だけなど局所的 |
| 水の量 | 比較的少なめ | 同じ場所に一定量が続く |
| 触った感触 | 表面が湿っている程度 | 滴が落ちる/明らかに濡れている |
| 原因 | 気温差・湿度 | 部品の劣化・故障 |


ここからは、自分で対応できる代表的な修理方法を紹介します。工具が必要なケースもありますが、手順自体は難しくないため、焦らずに一つずつ確認しながら進めてください。
フロートバルブを交換する際は、まず止水栓を閉めてタンクの水を抜き、チェーンでつながったゴム栓を取り外します。
その後、フロートバルブを新たに付け直します。交換用のフロートバルブはホームセンターで数百円で購入が可能です。
チェーンが突っ張りすぎない長さに調整しておくと、再発を防ぎやすくなります。
タンクが満水になっても水が止まらない場合は、ボールタップの不具合が疑われます。
位置の調整だけで改善できそうな場合は、浮き球の高さを変えて水位が適切になるよう微調整してみてください。経年劣化が進んでいると内部部品が硬くなっており、交換が必要になることがあります。
タンク底部や接続部の水漏れが続く場合は、パッキンの劣化が進んでいる可能性が高いです。
この部分のパッキンはゴム製で、年数が経つと縮んだり割れたりするため、水がじわじわ漏れ出す状態が続きます。パッキン交換はタンクをいったん取り外す必要があるため、やや手間はかかりますが、作業自体は難しくありません。
締め付けが弱いまま取り付けると再発しやすいため、均等に締め直すことが大切です。
タンクと便器をつないでいる固定ボルトが緩んでいると、わずかな隙間から水が漏れ続けます。しっかりボルトを締め直すことで、水漏れの改善が可能です。
ただし、長年使用しているボルトはサビて変形していることもあります。その場合は締め直すだけでは水漏れは改善できないため、ボルトの交換が必要です。
タンク上部や内部で水があふれているのは、オーバーフロー管より水位が高いことが原因です。
ボールタップの浮き球の高さを下げることで、水が決められた水位で止まるように調整できます。調整しても改善しなければ、ボールタップ本体の故障が疑われますので、交換を検討してみてください。

トイレタンクからの水漏れは、自分で対処できるものも多いですが、下記に該当する場合はプロの業者に依頼したほうが安心です。
これらの水漏れ原因は自力での修理が難しく、対応を誤ると悪化したり家財を傷めたりします。
当てはまる場合は、なるべく早めに業者へ相談してみてください。

トイレタンクの修理費用は、原因や部品交換の有無によって大きく変わります。一般的な相場は以下の通りです。
トイレタンクの水漏れ修理の費用は「作業費+部品代+出張費」で構成されることが大半です。また、夜間や早朝の対応は追加料金がかかる場合があるため、緊急でなければ日中に相談する方が費用を抑えやすくなります。
修理か交換か…トイレタンクの水漏れに対する対応としてどちらが正解か、迷ってしまうこともあるかもしれません。
修理と交換の判断基準は「使用年数が10年前後かどうか」となります。
トイレタンク内部のパーツは、使用年数が7〜10年を超えると劣化が進みます。そのため経年しているトイレの水漏れ修理をしても、すぐにその他の場所で不具合が発生するかもしれません。
修理を繰り返しながら古いトイレを使い続けるよりも、本体交換の方が結果的に安く済むことも、多くあります。
トイレ本体の交換費用は10〜20万円前後が一般的です。選ぶ機種によっては10万円を下回ることもあります。
最新式の節水トイレは水使用量が大幅に減るため、長期的に見れば光熱費の節約につながり、交換のメリットが出やすい点も見逃せません。


賃貸住宅でトイレタンクの水漏れが起きたときは、費用負担が「入居者」か「大家」かで悩んでしまいますよね。
ここでは、その回答を解説します。
トイレ内部の部品が長い年月によって自然に壊れた場合は、修理費用は大家負担になるケースが一般的です。ただし、現入居者による破損なのか経年劣化なのかは判断が難しく、管理会社の判断に委ねられることもあります。
「物を落としてタンクを割った」「誤って内部の部品を破損した」など、入居者の過失が明確な場合は自己負担になる可能性があります。
故意でなくても、原因が使用方法にある場合は、修理費用が請求されるかもしれません。
賃貸のトラブルは費用負担の線引きが難しいため、入居者が独断で修理手配をすると、後から費用を請求される可能性があります。
トラブル回避のためにも、トイレの水漏れを発見したら必ず写真を撮って、管理会社へ共有し判断を仰ぐことが大切です。
状況がはっきりしていれば、入居者・大家どちらの負担になるかがスムーズに決まります。
トイレタンクの水漏れは、原因がパーツの劣化や位置ズレなどさまざまであり、見た目では判断しづらいことが多くあります。
しかし、水の位置や濡れ方を確認するだけでも、原因の大まかな方向性はつかめるようになります。早めに対処すれば床材の腐食やカビの発生も防げるため、気になる症状があれば小さなうちに対策方法を取り入れておくと安心です。
状況を正しく見極めながら、落ち着いて対処してみてください。


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