IHクッキングヒーターが故障したり、古くなったりしたとき、交換を検討する方も多いと思います。

しかしキッチン機器の交換は、本体費用だけでなく工事費用も発生します。費用の節約のために「自分で交換できるのだろうか?」と考える方は少なくありません。

そこでこの記事では、IHクッキングヒーターを自分で交換する方法と注意点、プロに依頼する場合の費用相場や選び方などを解説します。

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IHクッキングヒーターの交換は自分でできる?

IHクッキングヒーターの交換は、電気式から電気式への入れ替えで、かつコンセント式(差し込みタイプ)の場合であれば基本的に可能です。

ただし、200V直結式や配線工事が必要なケースでは、第二種電気工事士以上の資格が必要になります。無資格で配線工事を行うことは法律違反になるため注意が必要です。

まずは、ご自宅のIHが「コンセント式」か「直結式」かを確認することが大前提です。

自分でIHクッキングヒーターを交換する際の手順

コンセント式であれば、正しい手順を踏めばDIY交換も可能です。ただし、重量があり感電リスクもあるため、安全確認を徹底しながら作業を行ってください。

1.機種を選ぶ

まずは現在のIHのサイズを確認します。

メーカーが異なっても、サイズが合えば設置は可能なケースがほとんどです。天板幅(60cm・75cmなど)と奥行き、電源仕様をチェックした上で、機種を選定してください。

2.電源を切る

機種が手元に届いたら、交換作業を行います。

作業前に分電盤のブレーカーを落とします。IH専用回路がある場合は、そのブレーカーをオフにしてください。念のためコンセントも抜き、通電していない状態を確認してから作業を始めます。

3.古いIHクッキングヒーターを取り外す

次に古いIHクッキングヒーターを取り外します。取り外す際は、キッチン下の収納庫内にあるコンセントから電源プラグを抜いてください。

その後、グリル皿や網、排気口カバーなど、取り外せる部品をあらかじめ外します。

部品類をすべて取り除いたら、排気口付近や前面パネル裏にある固定金具のネジをドライバーで緩めます。ネジを緩めたら排気口に手を掛けるなどしてパネル後方を浮かせ、斜め後ろにずらすようにしてワークトップの開口部から取り出します。

油や接着剤が固着している場合は、ヘラなどで隙間を作りながら慎重に持ち上げましょう。

4.設置場所を清掃する

本体を外すと、油汚れや焦げ付きが溜まっていることがあります。新しいIHを設置する前に、開口部周辺をきれいに拭き取り、平らな状態に整えておきます。

パッキン部分のゴミも取り除いてください。

5.新しいIHクッキングヒーターの取り付け

新しいIHを開口部にゆっくりと差し込みます。位置がずれないように注意し、付属の固定金具でしっかりと固定します。その後、電源プラグを差し込みます。

6.動作確認

ブレーカーを戻し、電源を入れて正常に加熱するか確認します。左右ヒーターやグリル機能が問題なく作動するか、一通りチェックしてみてください。

7.換気扇連動モデルの場合は周波数の調整

IHとレンジフードが連動するタイプの場合、初期設定で周波数や連動設定を行う必要があります。説明書に従って設定を済ませておいてください。

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IHクッキングヒーターを自分で交換するリスク

コンセント式のIHクッキングヒーターであればDIY交換は可能ですが、リスクがまったくないわけではありません。

ここからは、自分でIHクッキングヒーターを交換することで生じるリスクも、見ていきます。

保証を受けられない可能性がある

メーカーや販売店によっては、「有資格者による設置」が保証条件になっている場合があります。

自分で設置したことで、初期不良や故障時に保証対象外になるケースもあるため、事前にメーカーの保証規定を確認しておくことを忘れないようにしてください。

電気系統にトラブルが生じるリスクがある

IHを自分で交換することで、接続不良や回路容量不足があるとブレーカーが頻繁に落ちたり、最悪の場合は発熱・発火の原因になることもあります。

見えない部分の配線に問題があると、後から不具合が出る可能性も無視できません。

事故・ケガにつながる危険性

IH本体は20kg以上ある機種もあり、持ち上げ作業中に腰を痛めることがあります。また、金属部分で手を切る、通電状態で触れて感電するなどの危険もあります。

安全対策を怠らないよう、注意して作業を進めてください。

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自分で交換できないケースとは?

次のような場合は、無理をせずプロに依頼してください。

  • ・専用回路がない
  • ・ブレーカー容量が不足している
  • ・直結式(配線直結タイプ)
  • ・天板サイズを変更する場合

これらに該当するIHクッキングヒーターの交換作業は、電気工事やキッチン加工を伴う可能性が高く、専門知識と資格が必要になります。

専用回路の新設や電圧変更、開口部の拡張加工などはDIYでは対応できません。無理に作業すると、法律違反や重大事故につながる恐れがあります。

安全性と確実性を優先するなら、交換工事は専門業者に依頼したほうが安心です。

IHクッキングヒーターの交換はどこに頼む?

IHクッキングヒーターの交換を依頼できる先としては、次のような選択肢があります。

  • ・家電量販店
  • ・ホームセンター
  • ・町の電気屋
  • ・住宅設備専門店
  • ・ネット業者

それぞれにメリットはありますが、価格と利便性のバランスが良いのはネット業者です。

量販店やホームセンターは安心感がありますが、店舗運営コストや人件費が価格に反映されやすい傾向があります。町の電気屋はきめ細かい対応が期待できる一方で、機種の選択肢や価格面ではやや割高になる場合があります。

一方、住設交換に特化したネット業者は、中間マージンが少ないため価格が抑えられやすく、本体と工事費込みの総額表示が明確なケースが多いのが特徴です。写真を送るだけで見積もりが完了することもあり、忙しい方でも依頼しやすい点もメリットです。

価格だけでなく、総額の透明性と施工実績を確認できるかどうかが選定のポイントになります。

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プロにIHクッキングヒーター交換を依頼した場合の費用相場

IHクッキングヒーターの交換費用は、機種や設置状況によって異なりますが、一般的には本体価格は8万円〜20万円前後、工事費用は1万5,000円〜3万円前後が相場です。

合計で10万円〜25万円程度が目安となります。

なお、直結式への変更や専用回路の増設、天板サイズの変更などが必要な場合は、追加工事費用が発生することがあります。分電盤の容量不足が判明した場合も、別途電気工事費がかかる可能性があります。

IHクッキングヒーターをプロに依頼する場合の注意点

IHクッキングヒーターの交換依頼先を選ぶ際は、価格だけで判断しないことが大切です。安全性と施工品質を確保できるかどうかを重視してください。

IHを交換できる資格の有無をチェック

200V直結式の場合、電気工事には第二種電気工事士以上の資格が必要です。施工スタッフが有資格者であるかを確認しておくと安心です。

IH交換の施工実績の豊富さを確認する

IHはキッチン設備との相性も重要です。施工事例が豊富で、天板サイズやメーカー違いの交換経験がある業者であれば、トラブルのリスクを減らせます。

保証・アフターサービスの充実度も要確認

交換工事は一度きりの作業ですが、その後何年も使う設備です。価格だけでなく、その後も安心して使える保証についても、注視したいポイントです。

工事保証が何年つくのか、万一不具合が出た場合の対応体制はどうなっているかなど、事前にしっかり確認しておいてください。

まとめ|IHクッキングヒーターの交換は安全性・確実性を重視するならプロに依頼を

IHクッキングヒーターの交換は、条件がそろえば自分で行うことも可能です。DIYは費用を抑えられるメリットがある一方で、保証対象外になるリスクや電気系統トラブルの危険もあります。

安全性を優先する場合は、プロに依頼したほうが安心です。

IHは毎日使う設備。設置後、何年も安心して使い続けるためにベストな選択はどれか、しっかり検討してみてくださいね。

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