
食洗機にゴキブリ!?侵入経路や原因、対処方法と予防法を徹底解説
2025/04/08
2025/04/08
※この記事にはゴキブリの画像は出てきません。安心してお読みください。
「食洗機の中からゴキブリが出てきた」
「洗った食器に触れてたかもしれないことを考えると、もう食洗機を使いたくない」
食洗機の中にゴキブリを見つけてしまうと、ショックや不安を感じると思います。
清潔なはずの食洗機にゴキブリが侵入してくるのには理由があります。侵入経路をふさぎ、日々のお手入れや予防策を取り入れることで、再び同じような思いをしなくて済むはずです。
この記事では、ゴキブリが食洗機に入り込む原因と対策、見つけてしまったときの対応方法まで、わかりやすくまとめています。
落ち着いて行動するために、この記事を参考にしてください。
目次
食洗機は、一見すると清潔そうな家電ですが、実はゴキブリにとって非常に魅力的な環境です。ここでは、なぜゴキブリが食洗機に入り込んでしまうのか、その主な理由を3つ紹介します。
食洗機はゴキブリが好む条件がそろっています。
特に、使用後すぐの庫内は湿度も高く、ゴキブリにとっては快適な空間です。
食洗機には、汚れた食器が収納されています。また、野菜カスなどが残されていることもあり、こうしたわずかな汚れが、ゴキブリのごちそうになります。
ゴキブリは非常に嗅覚が鋭く、わずかなニオイでも寄ってきます。ゴキブリの侵入を防ぐためには食洗機内部をきれいに保つことが大切です。
水もまた、ゴキブリにとって大切な栄養源です。食洗機内の水分に引き寄せられて、ゴキブリが集まることがあります。
食洗機内部をしっかり乾燥させ、水分がなるべく残らないように対策が必要です。
清潔なはずのキッチン家電にゴキブリが現れることを、不思議に思うかもしれません。しかしゴキブリは爪楊枝1本分の隙間があれば、侵入できると言われています。
ここでは、ゴキブリの主な進入経路を解説します。
食洗機は排水ホースを通じてシンク下の排水管とつながっています。この接続部分にすき間があると、下水側からゴキブリが上がってきてしまうことがあります。
食器を片づけたりセットしたりする際、扉をしばらく開けたままにすることもあると思います。家の中にいたゴキブリが、開けられている状態の食洗機の扉から侵入してしまうケースも、少なくありません。
食洗機の中にゴキブリを見つけた場合、まずはゴキブリを退治します。その後、ゴキブリが持ち込んだ可能性のある細菌や病原体をしっかり除去することが大切です。
ゴキブリを退治した後、まずやるべきことは、庫内全体の洗浄です。
空の状態の食洗機で、洗浄モードを起動させてください。その際、高温設定にしておくとより洗浄効果が高まります。
ゴキブリが触れたかもしれないというだけで気分が悪くなってしまうものですが、高温でしっかり洗浄をしておくことで、不安を減らすことができます。
洗浄が終わったあとは、仕上げとして除菌を行うことをおすすめします。
除菌機能がついている食洗機であれば、その機能を活用するのが一番簡単です。ついていない場合は、庫内の壁や底面を、アルコールスプレーや除菌シートで軽く拭き取ってみてください。
除菌にはアルコールスプレーや除菌シートの使用がおすすめですが、次亜塩素酸系の除菌剤などは、庫内の素材や配線を傷める可能性もあるため注意が必要です。使用する前に、必ず取扱説明書やメーカーの公式案内を確認してください。
食洗機の洗浄を終えたら、ゴキブリが再び発生しないように対策をします。
置き型のゴキブリ撃退薬なら、ブラックキャップがおすすめです。効果の強さで高い評価を得ており、キッチンの床に置くだけでゴキブリを見かける機会をぐんと減らせます。
手間をかけたくない場合は、スプレータイプを活用するのも良い方法です。「ゴキブリムエンダー」は、キッチンの隅の天井部分にシュッと一吹きするだけで、見えない場所に隠れているゴキブリにも効果を発揮します。
ただし、定期的にスプレーをしなくてはいけない点には注意が必要です。また、魚やペットなどを飼っているご家庭では、使用を避けるか、使用環境に十分に配慮してください。
目の前でゴキブリを発見したのに、気づいたときにはすでに姿が見えない――そんな状況になると、不安だけが残ってしまいます。
とくに、食洗機のように構造が複雑な場所では、ゴキブリが一時的に身を隠してしまうことも珍しくありません。
姿が見えなくなった場合は、食洗機の裏側や下部など、目が届かない場所に潜んでいる可能性があります。「どこかにいるかもしれない」という不安からすぐに退治をしたくなりますが、人の姿が見えているとゴキブリは出てこなくなります。
キッチン周辺に市販の殺虫剤をまいておくか、毒餌タイプの駆除剤を設置して、しばらく様子を見るのが有効です。
殺虫剤や毒餌は食洗機の庫内で使用しないでください。殺虫剤を庫内に使用すると、食洗機の故障や破損のリスクが高くなります。また、毒餌を食洗機内に設置することで、かえってゴキブリを誘引してしまい、食洗機の中に集中してしまう恐れがあります。
ゴキブリを一度でも食洗機内で見つけてしまうと、それ以降の使用に抵抗を感じるかもしれません。
被害を繰り返さないためには、日頃の予防と環境づくりが大切です。ここでは、食洗機を清潔に保ちつつ、ゴキブリの侵入を防ぐための基本的な対策を紹介します。
ゴキブリが食洗機内部に入ったということは、どこかに進入経路があります。
排水ホースの接続部分や食洗機本体の背面、床とのわずかな隙間など、見落としやすい箇所をひとつずつ確認し、パテや専用のすき間テープでしっかりと対策を施してみてください。
庫内に食べカスや油汚れが溜まっていると、ゴキブリにとって魅力的な空間になってしまいます。
フィルターは食洗機を使用するたびに洗い、週に一度程度は庫内の洗浄モードを活用して、清潔な状態を保つよう心がけてみてください。
食器をセットする前に、軽く汚れを流しておくことも効果的です。
ソースや油分、食べ残しがそのまま庫内に入ってしまうと、使用後にニオイや汚れが残りやすくなり、ゴキブリを誘引してしまいます。
水でさっと流すだけでも、食洗機内部を清潔な状態に保ちやすくなります。
ゴキブリが家の中に侵入してきている理由は、「食洗機が汚れているから」とは限りません。床やキッチンに落ちたゴミや汚れなどに反応し、ゴキブリが外から入ってきている可能性もあります。
家の中をきれいな状態に保つことも、ゴキブリ対策として大切です。
また、家をきれいにすると同時に、以下のようなゴキブリを予防するアイテムを取り入れることで、より効果的にゴキブリ対策をすることができます。
ナチュラル素材のゴキブリ対策アイテムなら、食器棚や戸棚の中など、キッチン周りにも使いやすくおすすめです。
ゴキブリを食洗機内部で見かけたら、まずは庫内を洗浄し、除菌を行ってください。そのうえで、進入経路の確認や掃除の習慣を見直すことが大切です。食洗機のまわりだけでなく、キッチン全体、そして家全体を見渡す視点が、ゴキブリ対策には欠かせません。
食洗機の中でゴキブリを見つけてしまうと、不快感や不安が一気に押し寄せてくるものです。しかし侵入の原因を知り、正しい対処と予防をしておけば、再発を防ぐことができます。
食洗機でゴキブリを見かけたらぜひ本記事を参考にして、落ち着いて対処してください。
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