【2025年最新版】大型犬用ドッグフードおすすめ4選|関節ケア・コスパ・保存方法を解説
2025/11/12
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2025/11/12
「大型犬にはどんなドッグフードがいいの?」
「コスパも栄養も気になる…」
そんな悩みを持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。
大型犬は食べる量が多く、体格や年齢によって必要な栄養バランスが大きく変わります。
特にタンパク質量(18〜25%)や関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン)の有無が重要なポイントです。
この記事では、AAFCO基準を満たしたおすすめフード・選び方・保存方法を詳しく紹介します。
目次

大型犬は食事量が多く、栄養バランスとコスパの両立がむずかしいと感じる飼い主さんも多いようです。
さらに、犬は成長期・シニア期などライフステージによって必要な成分が変わります。加えて人間と同じく、年齢によって好みや味覚が変化することもあるため、「昨日まで食べていたフードを今日は口にしない」なんてことも珍しくありません。
このように、大型犬のドッグフード選びは迷う要素が複数あります。飼い主にとって、愛犬にぴったりのフード選びは、大きな課題です。

ここからは、大型犬のドッグフード選びに迷う方に向けて、おすすめドッグフードを紹介します。
※価格は2025年10月時点の参考価格(変動あり)です。
| 商品名 | 価格(目安/kg) | 主原料 | カロリー(100g) | 特徴 | 向いている犬 |
|---|---|---|---|---|---|
| ネルソンズ | 約1,530円 | チキン中心 | 365kcal | 高タンパク・グレインフリー | 運動量が多い成犬 |
| コノコトトモニ | 約5,230円 | かつお・鶏肉など | 343kcal | 国産・無添加 | アレルギーが気になる犬 |
| サイエンスダイエット | 約662円 | 穀類・チキン | 343kcal | 栄養バランス・価格◎ | 維持期の成犬 |
| モグワン | 約3,520円 | チキン・サーモン | 362kcal | グレインフリー・香料不使用 | 食いつき重視派 |
※上記カロリーは「安静時エネルギー要求量(RER)=体重×30+70」に、活動係数を掛けて算出しています。
個体差があるため、食後の体重増減や便の状態を目安に調整してください。
| 項目 | 内容 |
| 価格 | 約1,530円/kg |
| 主原料 | チキン、バターナッツスカッシュ、パースニップなど |
| カロリー | 約365kcal/100g |
| 粒の大きさ | 大粒 |
| 対応年齢 | 成犬 |
| 特徴 | グレインフリー、高タンパク、着色料・香料不使用、コスパ◎ |
ネルソンズは、大型犬のために開発された高タンパク・グレインフリーの総合栄養食です。
主原料の約50%がチキンで、食いつきがよく消化にも優れています。
香料・着色料不使用で安心して続けられ、コスパと品質のバランスが抜群です。
| 項目 | 内容 |
| 価格 | 約5,230円/kg |
| 主原料 | かつお節、まぐろ、鶏肉、鹿肉、さつまいもなど |
| カロリー | 約343kcal/100g |
| 粒の大きさ | 小粒 |
| 対応年齢 | 全年齢 |
| 特徴 | 国産・無添加・グルテンフリー。小麦不使用で消化にも優しい。食いつきの良さに定評あり。 |
| 項目 | 内容 |
| 価格 | 約662円/kg |
| 主原料 | トウモロコシ、小麦、チキン、ターキー、大豆など |
| カロリー | 約343kcal/100g |
| 粒の大きさ | 大粒 |
| 対応年齢 | 成犬 |
| 特徴 | 世界的に有名なヒルズ社製。栄養バランスが良く、コスパ重視派におすすめ。 |
| 項目 | 内容 |
| 価格 | 約3,520円/kg |
| 主原料 | サーモン、チキンなど |
| カロリー | 約362kcal/100g |
| 粒の大きさ | 中粒 |
| 対応年齢 | 全年齢 |
| 特徴 | ヒューマングレード・無添加。グレインフリーで全年齢対応。香りと味で食いつき抜群。 |


フードを選ぶときは、愛犬の体格・年齢・健康状態に合わせた栄養バランスが重要です。
ここでは、特に意識しておきたいポイントを8つ紹介します。
AAFCO基準では、成犬で18%以上、子犬で22〜23%前後のタンパク質が含まれるが理想とされています。
大型犬も同様で、体をつくるタンパク質量が基準値を満たしているフードがベストです。
ただしタンパク質は過剰に与えると消化器への負担や腎臓トラブルの原因になることがあります。 そのため多ければ多いほど良いとは限らないため、注意してください。
参考:AAFCO(全米飼料検査官協会)
「NUTRITIONAL ADEQUACY OF DOG AND CAT FOODS」
参考:MDPI「Varying Protein Levels Influence Metabolomics and the Gut Microbiome in Healthy Adult Dogs」
犬はもともと肉食動物のため、動物性タンパク質が主原料のフードを好む傾向にあります。
また、動物性タンパク質は犬の食べっぷりがよくなるだけでなく、植物性よりも吸収がよいことから、筋肉や被毛の健康をサポートするメリットもあります。
グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンなどの成分が含まれているフードは、関節の健康維持に役立ちます。
特に大型犬は体重が重く、関節に負担がかかりやすいため重視したい成分です。
大型犬は1日の活動量が多いため、エネルギーをしっかり補う必要があります。
以下は、大型犬に必要なカロリーを表にまとめたものです。愛犬の体重と年齢から、必要なカロリーを算出してみてください。
| 体重 | 成犬中期に必要なカロリー | 成犬に必要なカロリー |
| 25kg | 2,236kcal | 1,476kcal |
| 30kg | 2,564kcal | 1,692kcal |
| 35kg | 2,878kcal | 1,899kcal |
参考:環境省「犬・猫の健康を守るために」
複雑な形状のドッグフードは、食べる速度が遅くなることが、海外の研究で報告されています。食べる速度が遅くなることで、「咀嚼行動の増加」「食欲探索行動の減少」なども見られたそうです。
このことから、クロス型など複雑な形状のドッグフードのほうが、食欲を満たすと考えられます。さらに食べる速度の減少が満腹中枢を刺激することから、粒は大きいタイプを選んだほうが噛む回数が増えて早食いを防ぐ効果も期待できます。
ただし、あまりに大きすぎる粒は喉につまるおそれがあるため、12mm前後が理想的です。
参考:Science direct「Comparison of the effects of different kibble shape on voluntary food intake and palatability of weight loss diets in pet dogs」
人工着色料や甘味料などは、健康に即座に害はないことから、フードに含まれているケースもあります。
しかしこれらの添加物はまだ解明されていない部分も多く、長期的な健康に対するリスクは未知数です。
愛犬の健康寿命を伸ばすためにも、リスクの少ない自然素材中心の無添加フードをなるべく選んだほうが安心です。
犬の年齢によって、必要な栄養バランスは大きく変わります。
子犬期は筋肉や骨の成長を支える高タンパク・高カロリーなフードが適しており、成犬期は体重維持を重視。一方、シニア犬では消化しやすく脂肪を控えたフードに切り替えることで、内臓への負担を軽減できます。
大型犬は食べる量が多いため、1日あたりの食費も無視できません。大型犬フードの費用目安は、安価なフードで1日200円台、高品質なプレミアムフードでは1,000円前後です。
毎日のことだからこそ、無理なく続けられる価格帯を選ぶことが、健康維持と飼い主の安心の両立につながります。
大型犬はフードの消費量が多いため、1kgあたりの価格を抑える「大容量パック」や「定期便購入」がおすすめです。10〜15kg入りの業務用パックなら、1kg単価を大きく下げられる場合もあります。
ただし開封後の酸化を防ぐため、1〜2週間分ずつ小分けして密閉保存するようにしてください。乾燥剤入りのジップ袋や真空ストッカーを活用すれば、鮮度を長く保てます。

ドッグフードは開封後の保存状態で品質が大きく変わります。ここでは種類ごとの保存期間と注意点を紹介します。
なお、ドッグフードは人間の食べ物同様、賞味期限内に食べ切る必要があります。適切に保存している場合でも期限切れのフードは健康リスクが生じるため、愛犬には与えないようにしてください。
参考:環境省「犬・猫の健康を守るために」
ドライフード・ソフトドライフードは開封後1か月を目安に使い切るのが理想です。
直射日光の当たらない、涼しく乾燥した場所で保管しましょう。
ドッグフードは温度変化と湿気による酸化が品質劣化の主な原因です。
冷蔵庫は開閉時に結露が生じ、カビや酸敗の原因になるため、常温での密閉保存がおすすめです。
セミモイストフードは開封後2か月以内を目安に食べ切りましょう。こちらは冷蔵庫保存でもOKで、密閉容器に入れるとより安心です。
缶詰などのウェットフードは傷みやすく、開封後は1日以内に食べ切るのが基本です。
余った場合は密閉容器に移して冷蔵庫に保管し、その日のうちに早く与えましょう。ただし、愛犬が口をつけて残ってしまったフードは、唾液による菌が増殖している可能性があるため、捨てたほうが安心です。
冷凍保存も可能ですが、風味が落ちることがあります。

子犬期は成長スピードが早いため、カルシウムやタンパク質を多く含む子犬用フードを選びましょう。
急激な成長を防ぐため、与えすぎには注意です。
7歳頃を目安に、消化にやさしいシニア用フードへ切り替えましょう。
関節ケア成分入りのフードがおすすめです。
食いつきが悪い原因は、味・におい・粒のサイズなどさまざまです。
お湯でふやかしたり、ササミや野菜をトッピングしたりすると改善することがあります。切り替えは1週間ほどかけて徐々に進めていってください。

フードを選ぶときは、愛犬の体質や年齢に合わせた軸を持つと選びやすくなります。
① 関節ケア重視タイプ
シニア犬や運動量の多い犬には、グルコサミン・コンドロイチン入りのフードが最適です。
関節への負担を軽減し、元気に動ける体をサポートします。
コスパと栄養バランスを重視するならネルソンズやサイエンスダイエットなど、信頼できる成分設計のフードを基準に比較検討するのがおすすめです。
高タンパク・グレインフリーで、15kgの大型犬でも1日約300円台で継続が可能です。
イギリス産ですがAAFCO基準に準拠しており、日本の環境でも安心して与えられます。
食いつき・消化ともに優れ、運動量の多い大型犬にぴったりです。
大型犬のドッグフードは、栄養バランス・価格・年齢の3つを軸に選ぶことが大切です。
特に高タンパク・グレインフリーで続けやすい価格のものを選ぶと、健康維持と家計の両立ができます。
ドッグフードは酸化や湿気によって風味だけでなく栄養価も低下します。
開封後は1か月を目安に使い切り、人間用の保存剤や除湿剤は使用しないよう注意してください。
愛犬の体調に合ったフードを選び、毎日の食事時間をもっと楽しくしていきましょう。



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