
東京ガスで給湯器故障の修理を頼んだ場合、どのくらい費用がかかる?
2025/07/06
2025/07/06
「突然、給湯器が壊れてしまった……」こうなってしまうと、特に体が冷える冬場はお湯が使えなくなり非常に不便ですよね。給湯器が故障したときは、どこに相談したら良いのでしょうか?
さまざまな選択肢が考えられますが、東京ガスの管轄内にお住まいの方は、東京ガスの給湯器修理サービスを頼むのも一つの手です。本記事では、東京ガスが提供する給湯器修理サービスの概要やかかる費用・作業時間などについて解説します。
目次
給湯器が故障すると、具体的にどのような症状がみられるのでしょうか。代表的なものでいくと、以下のような症状が挙げられます。
・異音がする ・異臭がする/煙が発生する ・追い焚きができない ・お湯が出ない/温度が安定しない ・水漏れしている ・リモコンに不具合がある |
カタカタと異音がするなら、モーターの経年劣化や異物混入などが発生している恐れがあります。また、ボンッという短い爆発音や黒い煙が出ていたら不完全燃焼を起こしている場合があるため非常に危険です。ただちに給湯器の使用を止めてください。
追い焚きができなくなったら、まず考えられるのが循環口フィルターの詰まりです。浴槽内にはお湯を沸かすための循環口が設置されています。この循環口フィルターに汚れが溜まることで水が循環できなくなり、追い焚きが作動しなくなることがあります。
上記のような症状が見受けられたら、まずは以下の手順で対処をしてください。
・電源を確認する ・元栓やガスメーターを確認する ・リモコンのエラーコードを確認する ・メーカーの保証期間を確認する ・火災保険が適用されるか確認する |
まずは電源を確認してください。コンセントを挿し直したり、ブレーカーを再度ONにしたりすることで不具合が解消されることがあります。それでも、不具合が解消されなければ、元栓やガスメーターに問題がある可能性が考えられます。
併せて、給湯器のリモコン画面にエラーコードが表示されていないかチェックしてみてください。エラーコードは、「001」「172」のように数字3桁で表示されることが一般的です。
東京ガスに給湯器の修理を依頼すると、どのくらい費用がかかるのでしょうか?基本的には、「修理基本料」「技術料」「部品費」の合算となります。
修理基本料は6,600円(税込)です。この修理基本料には、以下の内容が含まれます。なお、診断後に修理を希望しない、もしくはやむを得ず修理できない場合でも、修理基本料はかかります。
・出張料 ・故障診断料 ・簡易作業料(スイッチ調整など) ・安全確認作業費(ガス漏えい検査など) |
故障した部分の修理や部品交換、調整、試運転などの作業にかかる料金です。この技術料は作業内容に応じて算出されるため、一律ではありません。
部品の交換が必要になる場合は、部品費が別途発生します。
「修理基本料」「技術料」「部品費」の他に、以下の費用が発生するケースがあります。
・駐車料金が発生した場合 ・機器修理に伴いガス機器を取り外す場合(税込3,300円) ・修理対象の機器が高所にあり、足場が必要になる場合 ・日曜と祝日の作業になる場合(修理基本料と技術料の25%が割り増し料金となる) |
修理にかかる時間は、症状や作業内容によって異なります。目安は下表のとおりです。
作業内容 | ふろ給湯器 | TES熱源機 |
簡易作業(スイッチ調整や電池交換など) | 30分 | 30分 |
点火装置の修理(イグナイターや点火プラグなど) | 60分 | 60分 |
水量制御部分の修理(水電磁弁など) | 60分 | 75分 |
エコジョーズ(熱回収タイプ)の中和器交換 | 60分 | ー |
大型部品の修理(風呂ポンプなど) | 90分 | 90分 |
ちなみに、部品の在庫がある、もしくは汎用性が高いパッキンや配管などの交換で済むのであれば、1〜2時間ほどで完了することが多いです。反対に、部品の在庫がなくメーカーから取り寄せる必要がある場合は、部品の在庫確認や発送手配までに1週間ほどかかってしまうこともあります。
東京ガスに修理を依頼した際の簡単な流れを解説します。
まずは、公式Webサイトにある「Web故障診断」で、故障の原因を調べるのがおすすめです。この診断は必須ではありませんが、より正確な依頼がしやすくなります。手続きは簡単で、故障が疑われる機器の種類を選択し、その後簡単な質問に回答をするだけ。
修理の予約方法は、Web予約と電話予約の2種類があります。Web予約なら24時間365日いつでも予約が可能。Web予約では、不具合の内容をプルダウンから選択し、住所などの基本情報を入力して訪問可能な日時を照会します。
予約した日時に担当者が訪問し、具体的な作業内容や立ち入り場所について説明をします。症状を判断したのち、見積もりが提示されます。
作業スタッフが訪問して修理を行います。修理が完了したら、ガス漏れがないか、正常に点火するかなどの安全確認も行われます。
作業結果の報告を受けた後、修理代金を支払います。
給湯器の保証期間が残っている場合は、給湯器を修理した方がおトクです。保証期間内であれば基本的には修理代金は無料となります。なお、保証期間はメーカーによって異なるため、購入時に同封されている保証書を確認してください。
一方で、給湯器を10年以上にわたって使用している場合は交換をするのがベターです。万が一、修理しても経年劣化によって不具合が起こりやすくなるからです。給湯器の寿命は一般的に10年程度といわれており、10年以上使用した給湯器は交換部材の在庫がないことも。
条件が合致すれば、補助金を活用してお得に給湯器を買い替えできることも。毎年、政府や地方自治体が省エネに関する補助金を実施しています。具体的なところでは、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して行っている「住宅省エネ2025キャンペーン」があります。「住宅省エネ2025キャンペーン」の一環として、一定の条件を満たすと一戸あたり30,000円の補助が受けられます(過去には「子育てグリーン住宅支援事業」として実施されていました)。
他にも、地方自治体が独自で行っている補助金も複数存在します。給湯器を買い替える際には、お住まいの自治体の公式サイトから調べてみてください。
給湯器は生活に欠かせない家電設備であり、故障を放置すると安全面や快適性に大きな影響が出ます。突然のトラブルに備えるためにも、普段から保証内容を確認しておくとともに、異常を感じたら早めに専門業者へ相談してください。
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