
エアコンの試運転のやり方!試運転で正しく動かなかった場合は修理・買い替えをしよう
2025/08/13
2025/08/13
「久しぶりにエアコンつけたら冷えない…」「本番で動かなかったらどうしよう」
エアコンは長く使っていないと、いざという時に不具合が起きやすくなります。この記事では、試運転の必要性や方法、適切な時期、不具合時の対処法までくわしく解説します。夏・冬を安心して迎えるために、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
「さあ、エアコンの季節だ!」と思ってスイッチを入れたら…
「あれ、冷えない?」「風が出ない?」
そんなトラブルを避けるために大切なのが、エアコンの試運転です。
エアコンはある日突然使えなくなることがあります。ところが、エアコンの出番が多くなる時期に不具合に気づいても、修理業者が混み合っていてすぐに対応してもらえないことも珍しくありません。
夏はエアコンが使えないと命に関わることすらあります。
だからこそ、シーズンが始まる前に一度動かして、異常がないかをチェックしておくことが重要です。各メーカー(ダイキン・パナソニックなど)も、エアコンの試運転を推奨しています。
エアコンの試運転は、本格的に使う季節が始まる少し前に行うのが理想です。たとえば冷房の試運転なら4月〜5月頃が目安となります。
気温が20℃を超える日が1週間ほど続くようになったら、夏の気配はもうすぐそこ。梅雨入り前の時期に試運転を済ませておくと、故障時にも余裕を持って対応できます。
一方で、暖房の試運転は冬に入る前の10月中旬〜11月上旬頃がおすすめです。
日中は20℃前後でも、夜は肌寒く感じるようになってきたら、暖房の試運転をしておきましょう。冬本番を迎える前に不具合を確認できれば安心です。
試運転は難しい作業ではありません。5つの手順を順にチェックするだけで、安心して本番を迎える準備が整います。
はじめにエアコン本体の電源プラグがしっかりと差し込まれているかを確認しましょう。差し込みが甘いと通電せず、動作不良の原因になります。あわせ、プラグや電源コードにホコリがたまっていないか、異常な熱を持っていないかもチェックしておいてください。
リモコンも重要なポイントです。電池が切れていないか、ボタンを押しても反応がない箇所がないかを確認し、必要に応じて新しい電池に交換しておくと安心です。
プラグやリモコンに以上がなかったら、エアコンのスイッチを入れて冷房運転に切り替えてください。その際、温度設定を最低(16〜18℃)にします。
エアコン内部にこもったニオイやホコリを外に逃がすため、最低温度でエアコンを稼働している部屋の窓は、開けておいてください。
その間、以下の項目をチェックします。
その後、窓を閉じて15分ほど冷房運転を続けてみます。
部屋全体がしっかり冷えてくるか、体感でチェックしてみてください。冷えない・冷風が弱いと感じた場合は要注意です。
冬に試運転する場合は、暖房モードで最高温度(30℃など)に設定します。
冷房同様に窓を開けた状態でニオイを吐き出し、その後に部屋が温まるかどうかをチェックしてください。
「試運転で冷風や暖房が出ない」「エラー表示が出る」「異音がする」などの不具合が確認できた場合、まずは原因を探ってみてください。
目視で判断できる原因が見つからない場合や、自分ではどうしようもできなそうな場合は、修理を依頼します。
ただし、使用から10年が経過したエアコンは修理依頼をしても部品が足りず、対応してもらえない可能性もあります。また、エアコンの寿命は10年とされているため、修理しても、またすぐに他の部分に不具合が生じるかもしれません。
使用から10年が経過したエアコンは買い替えを検討したほうが無難です。
エアコン本体と工事費用を抑えつつ、施工を安心して任せられる依頼先として「ネット通販」がおすすめです。
最近は、本体+工事セットで注文できる販売店も多く、店舗で買うより安価なケースが一般的です。
さらに、長期保証や設置後のアフターサービスが充実しているショップも増えており、安心して利用できます。
ネット通販を利用する場合でも、以下の点をチェックして選ぶことが大切です。
工事品質が料金に見合っているか、事前に確認しておくことで、安心して依頼できます。
エアコンを選ぶ際は、畳数や性能、値段はもちろんですが、以下のラベルも確認しておくと安心です。
画像引用元:経済産業省資源エネルギー庁
こちらは「省エネラベル」と呼ばれるもので、エアコンの省エネ性能を示しています。現在、店頭に並ぶエアコンの多くに貼られており、ひと目で省エネ性能を比較できるためとても便利です。
真ん中に記載されている「%」の数字が100%以上であれば、国の定めた目標基準をクリアしており、十分な省エネ性能を備えていると言えます。電気代の目安も表示されているので、確認しておいてください。
エアコンはシーズン中は24時間毎日使うことも多いため、ランニングコストも重要です。ラベルを確認し、使用料が家計の負担とならないものを選んでみてください。
エアコンの不調は、いざ使いたいときに限って発覚するものです。必要な時にエアコンが使えないと大きなストレスや健康リスクにつながります。
本格的なシーズンに入る前に試運転をして、不具合がないかをチェックすることで、夏・冬本番を安心して迎えることができます。
ぜひ本記事を参考にし、いざというときの備えのひとつとして「エアコンの試運転」を実施してみてください。
ARTICLE LIST
2024/05/28
2024/07/16
2025/05/29