毎日使う洗面台。「故障や不具合が増えて交換を検討し始めたが、どこに依頼すれば良いか迷う…….」と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

ホームセンターを活用すれば、ショールームで実際に現物を確認しながら、ご自身のライフスタイルに合った洗面台を選ぶことが可能です。本記事では、ホームセンターで洗面台を交換するメリットや注意点、費用相場などについて解説します。

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ホームセンターで洗面台の交換や取り替えは行っている?

ホームセンターでも、洗面台の交換や取替えはできます。ただし、本体購入に付随する形で標準取り付け工事が行われるのが通例です。

また、「内装補修」や「配管移動」といった工事は標準外工事に分類されるため、別途費用がかかります。より安く、より早く、より柔軟に洗面台の交換をしたい場合は、専門業者やネット見積り型なども候補にいれてみると安心です。

ホームセンターの費用相場と「標準工事」の範囲

ホームセンター 洗面台 交換 工事範囲

ホームセンターの費用相場と標準工事の範囲を、それぞれのホームセンターごとに解説します。

標準工事内容含む標準外
撤去・処分大型・搬出難
新規取付配管移動・補強
給排水接続老朽した止水栓の交換
電気(照明/コンセント)位置変更・増設 
内装補修(床・壁)×一部壁紙のキズ隠し・張り替え

コメリ

本体代金と工事がセットの形で洗面台の交換や取り替えに対応しています。工事代金には、既設の洗面化粧台の取り外しと引き取り、新規取り付けが含まれています。なお、幅900mm以上の洗面台の交換工事は行っておらず、商品の販売のみとなります。

工事内容金額(税込)
洗面化粧台(幅750mm以下)交換の工事(ミラーなし)20,000円〜
洗面化粧台(幅750mm以下)交換の工事(ミラーあり)25,000円〜

コーナン

本体代金に加え、標準工事費と処分費などが発生します。ただし、既設商品や設置状況によって部材費や追加工事費が別途必要になることも。

工事内容金額(税込)
洗面化粧台(巾75cmまで)35,200 円〜
洗面化粧台(巾90cm)48,400 円〜

カインズ

本体代金と標準工事費と処分費などがかかります。内装や補修については別途費用がかかるケースも。

工事内容金額(税込)
組立・設置費20,000円
給排水管5,000円
電気配線5,000円
解体・処分費20,000円

なお、洗面台は「シンプル」「スタンダード」「ハイグレード」の3タイプに分かれています。本体と工事費を合わせた価格目安は下表のとおりです。

グレード 本体相場取付のみ撤去・処分込内装
シンプル5〜10万円 2〜5万円3〜8万円  +3〜7万円
スタンダード10〜25万円
ハイグレード25万円〜 

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洗面台の交換をホームセンターで行うメリット

ホームセンター 洗面台交換 メリット

品揃えが豊富

ホームセンターでは、さまざまなメーカーやサイズ、用途、デザインの洗面台を取り揃えています。そのため、「洗面所のサイズや自宅のインテリアに合致するものを選びたい」という方にとって非常におすすめです。

他のリフォームも同時に依頼ができる

ホームセンターでは、洗面台だけでなくトイレやキッチン、浴室などの水回りや、床・壁紙の張り替えといった内装リフォームまで一括で依頼が可能です。まとめて複数の箇所をリフォームをする場合は割引対象になることも。

ショールームで実際に交換する現物を確認できる

なかには、店内にショールームがあるホームセンターも。ショールームでは、実物の洗面台を確認できるため、自身が欲しいデザイン・色・サイズの洗面台を購入することができます。

販売員に直接相談できる

「現在使っている洗面台の撤去のみで済むか」「給排水の位置を移動したほうが良いか」「収納スペースを増やすなら、どの洗面台が最適か」といった具体的かつ細かい悩みや不安を専門のスタッフに相談できます。購入から工事まで一気通貫で相談できるため、特に初めて水回り設備を買い替えする方や、仕様・設置条件に不安がある方におすすめ。

ホームセンターで交換する際の注意点について

ホームセンター 洗面台交換 注意点

一方で、ホームセンターで洗面台を交換する際には以下の点に注意してください。

標準外工事がかかる:既存の給排水の位置変更、壁・床の補修、廃材の処分、搬入経路の難しさ

早急の依頼が難しい場合がある:在庫手配や下見、協力会社の調整で時間がかかるケースも

施工エリア・機種に制約がある:東京23区以外と一部エリア以外は設置工事不可または追加費用がかかる、幅900mm以上は設置工事不可など

施工品質のばらつき:提携業者が施工。見積り時に工事範囲・保証の書面確認を。

費用が高くなりやすい

最初の見積もりよりも、総額がかさんでしまうケースが少なくありません。例えば、本体価格そのものが安く提示されていても、既存の給排水の位置変更、壁・床の補修、廃材の処分、搬入経路の難しさなどによって追加工事が発生すると、最初に提示された金額を大幅に上回ることがあります。

設置に時間がかかる傾向がある

ホームセンターでは複数の店舗や工事会社・提携施工業者が関与することが多く、希望日時に手配できないことも少なくありません。さらに、洗面台の在庫状況・搬入手配・混雑状況・他の工事との兼ね合いによって、希望の設置予定日が先送りになる可能性も。

提携業者が施工するケースが多い

店舗が窓口となって商品の販売から施工申し込み、見積もりまでを一元管理しています。しかしながら、提携の外部業者が工事を請け負うことが一般的で、工事業者を選定することはできません。安心して依頼するためには、事前に施工業者の実績を確認することをおすすめします。

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洗面台の交換はどこに依頼するのが安心?

ホームセンター以外で洗面台を交換する場合、どのような選択肢が考えられるのでしょうか?

工務店・リフォーム店

既築住宅の設計や建築を手掛けたハウスメーカーや地域密着型の工務店では、家全体の構造を知っているケースが多いです。そのため、既存住宅との相性・建材や配管位置など、設置条件に詳しいという利点があります。家全体のリフォームも視野に入れている方にはおすすめ。

水まわり専門業者

水まわりの専門業者は、給排水管や水栓、配管移動などの設備に関わる工事に強みをもっています。例えば、既存の配管位置を変更しなければならないケースや、撤去や再設置を伴う洗面台交換のケースでも、迅速かつ正確に対処できます。洗面台の間口・高さ・収納タイプ(引き出し・両開き)の検討、水栓やボウルの仕様など、住まいの構造やライフスタイルに合わせたオーダーにも柔軟に対応してくれる例が多いです。

インターネットの修理・交換業者

写真を送るだけで訪問なしで見積もりから注文まで完結。また、店舗や訪問がない分価格が安く、お得なプランや割引を実施していることもあります。忙しくて何度も在宅することが難しい方や、なるべく費用を抑えて洗面台の交換をしたい方に向いています。

信頼できる業者を見つけるポイント

洗面台交換 業者 選び方

施工実績が豊富か

実績が豊富であれば、配管の位置変更や既存設備の撤去、搬入ルートの確保といった細やかな課題にも対応してくれる可能性が高いといえます。また、施工実績についてはGoogleマップ、エキテン、価格.com、SNSなどさまざまな媒体でレビューをチェックすることをおすすめします。

見積もりが明確か

見積もり書に「本体価格」「工事費」「既存機器撤去・処分費」「内装補修の有無」など内訳を明示しているか、質問に丁寧に答えてくれるかなどをチェックしてください。見積もりの総額だけを提示して詳細をはぐらかしたり、極端に見積り価格が安かったり、契約を急がせるような対応をしたりする業者は注意が必要です。

保証内容が充実しているか

保証内容が不明確だったり、保証期間が極端に短かったりする場合は、施工後の対応が不十分である恐れがあります。長期保証があれば、設置後にトラブルや故障などの問題が発生したとしても、無償で修理を受けることができます。

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追加費用が発生しないためにも!見積り前に確認しておきたい6つのチェックリスト

最後に、洗面台交換で追加費用が発生しないために重要なポイントについて、チェックリストでまとめました。ぜひ見積もり前に今一度確認してみてください。

チェックリスト
既設洗面台の間口・高さ・奥行き、給排水位置(床/壁)

止水栓の状態(古い赤青ハンドルなどは交換対象になることも)

コンセント位置(三面鏡の仕様変更時)

既設痕が隠れるか(洗面台の幅縮小・高さ変更時の壁床補修)

搬入経路(階段幅、曲がり角、エレベーター)

希望納期(在庫取り寄せまたは展示現品)

対面重視ならホームセンター、コスパ重視ならネット業者と相見積り

洗面台の交換は、どこで購入し誰に依頼するかによって費用も仕上がりも満足度も大きく変わります。ホームセンターには実物を確認しながら相談できる安心感があり、対面で話を聞きながら進めたい人には向いています。一方で、コスパを最優先にしたい場合は、ネット業者も含めて相見積りを取ることで選択肢が広がり、より納得度の高い判断がしやすくなります。自分が何を重視したいのかを整理し、その軸に合った手段を選ぶことが後悔のない洗面台交換につながります。

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