
内窓の人気メーカー5つを比較!それぞれの特徴まとめ
2025/07/06
2025/07/06
「内窓はいろいろあるけど、どれを選べばいいのか分からない」「メーカーごとの違いが知りたい」
内窓の設置を検討している方の中には、そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
内窓はメーカーごとに性能や使い勝手が異なるため、目的に合った製品を選ぶには、各メーカーの特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、代表的な内窓メーカー5社の製品を比較し、それぞれの特徴や強みをわかりやすくまとめました。
防音性や断熱性、省エネ性など、重視したいポイントに応じた選び方のヒントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
内窓はメーカーによって性能や機能が異なります。ここでは、代表的な5製品を比較し、それぞれの特徴をまとめました。
内窓製品名 | メーカー | ガラス厚 | 色の種類 | 断熱性能 |
インプラス | LIXIL | 3〜6.8mm | 6色 | 2.91 w/m²K |
プラマードU | YKK AP | 3〜6.8mm | 4色 | 2.91 w/m²K |
プラスト | 大信工業 | 3〜12.8mm | 3色 | 2.8 w/m²K |
プラメイクEII | 三協立山 | 3〜6.8mm | 4色 | 2.91 w/m²K |
まどまど | 旭硝子 | 3〜6.8mm | 3色 | 2.8 w/m²K |
株式会社LIXILから販売されているインプラスは、断熱・防音・結露対策のバランスが良い内窓です。
埃が付きやすい樹脂サッシの弱点を補う「ダストバリア仕様」があり、お手入れのしやすさにも配慮されています。
また、木目調の「インプラスウッド」も展開しており、見た目にもこだわりたい方に適しています。基本性能は全体的に平均的で、価格・品質ともに安定感があり、もっともスタンダードな製品です。
プラマードUは、リフォーム費用を抑えながら、断熱・結露対策を中心に検討したい場合に適した内窓です。「戸先錠」により、窓を閉めるだけで自動的に施錠され、開閉の手間も少なくなります。
中央にクレセント錠がないため、見た目がすっきりしているのもポイント。防音性能よりもコストや使いやすさを重視する場合に向いています。
プラストは、気密性の高い特殊構造を採用し、防音性に特化した内窓です。熱や音の侵入を抑える性能が非常に高く、騒音対策を重視する場合に適しています。
和室向けには、木目調のフレームや和紙調ガラスを組み合わせたデザインもあり、外観の調和にも配慮されています。価格はやや高めですが、性能重視の方向けです。
三協アルミが展開するプラメイクEIIは、防犯性と安全性を意識した機能が特徴です。
「空かけ防止機能付きクレセント」や「換気用ストッパー付き障子」など、日常の使い勝手と安全性を両立しています。
オプションで防音性を高める「ふかし枠」も選択可能です。子どもがいる家庭など、安心と快適性を重視するケースに適しています。
まどまどは、ガラスメーカーである旭硝子が手がける内窓で、強度の高い構造が特長です。開閉はやや重く感じる場合がありますが、その分、しっかりとしたつくりになっています。
アルミ樹脂複合サッシを採用しており、樹脂サッシよりもスリムな仕上がりになる点もポイントです。
「まどまどplus」「まどまどstd」の2種類があり、用途や予算に合わせて選べます。
内窓を設置する際は、性能や価格だけでなく、設置後の使い勝手やライフスタイルとの相性も重要です。
後悔しないためには、以下のようなポイントを踏まえておくことをおすすめします。
防音性・断熱性・防犯性など、内窓に求める機能の中で何を重視するかを明確にしておくと、製品の選定がスムーズになります。
たとえば、交通量の多い道路沿いであれば防音性を、高齢者や小さなお子様がいる家庭では断熱性や安全性を重視するなど、目的に合わせて選ぶことが大切です。
内窓は部屋の構造や窓の形状によって、取り付けが難しいケースもあります。
また、ガラスの厚さや構造によっては、開閉時に重く感じることもあるため、できれば実物をショールームなどで確認しておくと安心です。
内窓を複数設置すると、製品代・工事費ともにまとまった費用になります。予算に合わせて製品グレードや設置範囲を調整することも必要です。
また、製品保証や施工保証の内容・期間も、事前にチェックしておくと安心です。
内窓本来の性能を十分に活かすためには、製品選びだけでなく、施工を依頼する業者の選定も重要です。以下のポイントを確認しながら、信頼できる施工業者を見極めてください。
過去の施工例や利用者の評価は、業者選びの判断材料になります。公式サイトや口コミサイトを活用し、対応のていねいさや施工の仕上がりに関する評判をチェックしておくと安心です。
同じ製品・同じ施工内容でも、業者ごとに費用やサービス内容には違いがあります。複数の見積もりを取り、価格だけでなく補助金対応の有無や保証内容なども含めて比較検討するのがおすすめです。
リフォームポータルサイトなどを介さず、公式サイトから直接やりとりできる業者は、対応がスムーズで情報の行き違いも起こりにくくなります。
ポータルサイトは便利ですが、使い方を誤ると情報が混乱したり営業電話に疲弊したりすることもあるため、使い方に注意が必要です。
インターネット経由で直接依頼できる業者は、中間コストを削減できる分、価格が抑えられていることが多くあります。
補助金の申請サポートに慣れているところも多く、申請手続きも任せやすいのが特長です。見積もり依頼もオンラインで完結できるため、忙しい方にも適しています。
内窓を選ぶ際は、どの性能を優先するかによって、最適な製品が変わってきます。
たとえば、価格と性能のバランスを重視したい場合は、施工実績も豊富で安定した品質の「インプラス」が選ばれています。一方、防音性を第一に考えるなら、高い気密性を備えた「プラスト」が有力な選択肢になります。
それぞれの製品には特長があり、重視したいポイントが明確になれば、選びやすくなります。カタログだけで判断せず、サイズ感や使い勝手を確認したうえで、ライフスタイルに合った製品を見つけてみてください。
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