洗面台の修理は自分でできる?症状別の対処法と交換の目安・費用相場
2025/12/12
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2025/12/12
毎日使う洗面台にトラブルが発生すると、生活に支障が生じてしまいますよね。
快適な暮らしを取り戻すために、できるだけ早く解決したい…と考えるのではないでしょうか。
しかし、ひび割れや水漏れ、つまりなどの原因で生じる洗面台の故障は、自分で直せる場合もあれば業者依頼が必要なケースもあり、判断に迷ってしまいがちです。
そこでこの記事では、洗面台でよく起きるトラブルを症状ごとに分類し、対処法・修理と交換の判断基準・費用相場までまとめました。
洗面台のトラブルで悩む方は、ぜひ参考にしてください。

目次

洗面台の修理を始める際に注意したい内容は、「自分でできる範囲」と「最初から業者に依頼すべき範囲」の違いです。
軽い詰まりやナットの緩みであれば自身でも対処できますが、床下の漏水やボウルが大きく割れている場合は、専門知識が必要になるため業者依頼が前提になります。
また作業前には必ず止水栓、または元栓を閉めて水が出ない状態にしておくことも、押さえておいてください。止水栓や元栓が開いたままだと、誤って水が噴き出すこともあります。
さらに注意したいのは、集合住宅や2階以上の住まいの場合は階下漏水のリスクがある点です。軽い水漏れに見えても、内部では水が伝って下の階に被害を及ぼしていることがあり、気付かないうちにトラブルが広がっていたというケースもあります。
こうした状況では自分で触るほど悪化する可能性が高いため、無理せず業者へ連絡した方が安心です。


洗面ボウルのひび割れは見た目では小さく見えることが多く、自分で補修すれば大丈夫だと思ってしまいがちです。しかし、ひびの深さや広がり方によっては、水が染み込み内部で腐食が進んでいたり、後からひびが広がってしまったりすることもあります。
洗面ボウルは陶器や樹脂で作られており、小さなひびであれば補修材を使って応急処置することができます。
しかし、あくまで応急的なものであり、完全に元通りになるわけではありません。補修した部分は時間が経つと再び割れたり、衝撃で広がったりする可能性があり、長期間の使用を見込む場合には交換したほうが安心です。
また、水が内部に浸透している深いひびや、複数箇所にまたがるひびがある場合も、ボウル全体の強度が落ちていることが多く、交換が必要になります。


洗面台のトラブルの中でも、詰まりはもっとも多い症状のひとつです。
以下の軽い詰まりであれば、自分で対応できます。
一方で、以下のような症状が当てはまる場合は、最初から業者に依頼したほうが安全です。
こうしたケースでは、家庭で手を加えると悪化する可能性があるため、無理に作業せず専門業者に調査を依頼してください。
詰まりは軽い症状に見えても原因が深い部分にあることがあり、早めに対応することで大きなトラブルを防ぎやすくなります。


洗面台下の水漏れにはさまざまな原因があり、どこから漏れているかによって対応方法が異なります。
洗面台の下から水漏れが生じる主な原因は、以下の通りです。
詳細な原因ごとの対処法は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
また、パッキンの劣化に関しては、自分で交換する方法を以下の記事で解説しています。パッキン交換が必要な場合は、ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
洗面台のシャワーヘッド付き水栓でよくあるトラブルが、ホース部分からの水漏れです。
ホースの破れや劣化であればホースのみの交換で済むことが多いですが、水栓本体側の劣化や内部部品の摩耗が原因の場合は、洗面台そのものの交換が必要になる場合もあります。
判断基準や詳しい対処法は以下の記事で解説しています。
水栓の付け根から水がにじむ場合は、内部のカートリッジが劣化していることが考えられます。
カートリッジの交換だけで改善するケースもありますが、水栓本体の寿命が近づいている場合は洗面台の交換を提案されることもあります。


洗面台を修理するか交換するかは、使用年数・劣化具合・トラブル範囲・部品供給状況・住まいへの影響といった複数の観点から判断します。
まず使用年数が10年未満で、症状が軽い場合は修理で対応できるケースが多いです。一方で10〜15年を超えている場合は内部部品の劣化が進んでいることが多く、ひとつ修理しても別の部分が故障しやすくなるため、交換も選択肢として考えておいたほうが安心です。
さらに、製造から10年が経過した洗面台は修理しようとしても、部品の在庫がないケースもあるため、この場合も交換が必要です。
また、経年していない場合でも、ボウルが大きく割れている場合や扉が反ってしまっている場合、キャビネット内部が湿気で腐食している場合などは、交換対応となります。
以下の記事でも、修理と交換の判断基準について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。


洗面台の修理費用は症状によって大きく変わりますが、一般的な費用目安は以下の通りです。
一方で洗面台本体の交換費用は、商品代と工事費を合わせて7〜25万円前後が一般的です。グレードの高いものや収納付きのものを選ぶと費用が上がり、簡易タイプであれば10万円以下で設置できるケースもあります。

洗面台の修理や交換で後悔しないためには、業者の選び方がポイントとなります。
ここからは、適切な業者を選ぶ際にチェックしておくべきことを、解説します。
信頼できる業者ほど、作業内容や料金の内訳を丁寧に説明してくれます。
「作業一式」といった曖昧な記載ではなく、どの作業にどれだけの費用がかかるのか明確に提示してくれる業者を選ぶと安心です。
水漏れやひび割れは緊急性の高いトラブルであることが多いため、問い合わせへの返答が早い業者は安心感があります。
また、原因の説明や対処法を的確に伝えてくれるかどうかも信頼性の判断ポイントです。
実際に依頼した人の口コミや施工実績を確認することで、業者の技術力や対応の丁寧さを把握しやすくなります。
特に水回りは原因が複数絡むことが多いため、経験豊富な業者を選ぶことで再発リスクを抑えられます。
修理後の保証内容や、再発時の対応ルールが明確な業者は信頼度が高い傾向にあります。
洗面台は毎日使う設備だからこそ、万が一のときにしっかりフォローしてもらえる体制のある業者を選ぶようにしてください。
洗面台のトラブルは、軽いものに見えても内部で深刻な劣化が起きていることがあり、自力で無理に対処すると悪化してしまうケースもあります。
まずは症状を確認し、自分でできる作業かどうかを判断することが大切です。そして、使用年数やトラブルの範囲を踏まえながら、修理と交換のどちらが長期的に見て安心できる選択なのかを考えてみてください。
迷ったときは無理に直そうとせず、信頼できる業者へ相談することで、大きなトラブルに発展するのを防ぐことができます。


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