真夏や真冬になると、欠かせないのがエアコン。ただ、春や秋などはほとんど使う機会がなく、久々に動かすという方がほとんどではないでしょうか?

いざ使おうと思ったタイミングで、「エアコンが動かない」となると、生活に大きな支障が出てしまいます。本格的な暑さや寒さが到来する前に、ぜひおすすめしたいのがエアコンの試運転です。

本記事では、エアコンの試運転と正しい方法や具体的な手順などについて解説します。

目次

エアコンの試運転とは何か?

エアコン 試運転

「エアコンの試運転とは、本格的にエアコンを使う前に、正常に作動するか確認する運転のことです。
長期間使用していなかったエアコンをいきなり作動させると、冷房が効かない、水漏れが発生するといったトラブルが発生することがあります。

そのため、夏や冬などに突入する前に試運転を実施してエアコンの状態を確認することが推奨されています。

エアコンの試運転をしないとどうなる?

エアコンの試運転をせずに、本格的な使用シーズンを迎えてしまうと、故障や不具合の発見が遅れ、生活へ大きな支障をきたす恐れがあります。

エアコンの修理依頼や問い合わせは、冷房や暖房の使用が増え始める時期に急増する傾向にあります。もし真夏や真冬に故障が見つかると、修理や交換までに時間がかかる恐れも。

また、長期間使用していないと、エアコン内部にホコリやカビがたまりやすくなります。そのまま運転をしてしまうと、室内環境の悪化につながる可能性があります。

エアコンの試運転の時期はいつ?

冷房は気温が上がり始める4月から5月頃、暖房は10月中旬〜11月上旬に試運転をすることが推奨されています。
この時期に試運転をしておくことで、本格的な暑さや寒さが到来する前にエアコンの不具合を確認でき、余裕をもって修理やメンテナンスを行えます。

また、試運転を行う際には時期だけでなく気温条件も大切です。
冷房の試運転は23~25℃程度、暖房の場合は15℃以下、あるいは室温が20℃を下回る時期に行うのが効果的とされています。

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エアコンの試運転をする前に確認しておくこと

エアコン 久しぶり に 使う 試運転

エアコンの試運転をする前には、以下3点を確認しておくと良いです。

電源プラグやブレーカーは正常に作動しているか

エアコンが接続されている電源のブレーカーが「切」になっている場合は、「入」にします。
また、電源プラグが差し込まれているかも今一度確認してください。

なお、電源プラグとコンセントの隙間にホコリがたまっていると火事の原因になります。必ず拭き取ってください。

室内機のフィルターや吹き出し口にホコリがたまっていないか

フィルターが目詰まりしている状態では空気の流れが妨げられ、設定温度まで室温が下がらない・上がらないといった不具合が起こることがあります。

こうした状態を防ぐためにも、試運転をする前に簡単な拭き掃除を行ったり、フィルターを取り外して清掃したりすることをおすすめします。

ドレンホースが折れ曲がっていないか/塞がれていないか

ドレンホースが折れ曲がっていないか、先端が落ち葉や虫、泥などで塞がれていないかを確認しておくことが重要です。

冷房運転時にはエアコン内部で結露水が発生し、その水はドレンホースを通じて屋外へ排出されます。
ただ、この通り道に異常があるとうまく排水が行われず、水漏れを引き起こす原因になります。

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エアコンの試運転の正しいやり方・方法

エアコン 試運転 方法

エアコンの試運転の手順としては、以下の4つです。

リモコンに不具合がないか確認する

リモコンの液晶画面が正しく表示されているか確認してください。多くの場合は、新しい電池に替えるか、電池を抜いて1分放置してリセットすることで解消されます。

それでも、不具合が直らない場合は、接触不良やエアコン本体の故障が起こっている恐れがあります。

暖房は最高温度で、冷房は最低温度で「試運転」を行う

機種によって異なりますが、冷房は16〜18℃程度、暖房は28〜30℃程度に設定して試運転をするのが基本とされています。

設定温度が適温に近いほど室温との温度差が小さくなるため、エアコンは運転を停止してしまい、正常なチェックが行えません。

エアコン内部の匂いやホコリを出すため、窓を開ける

エアコンの試運転を行う際には必ず換気してください。
これは、長期間使用していなかったエアコン内部にたまったホコリやカビ由来のにおいを室外へ排出するためです。

なお、エアコン付近の窓を開けると、外の空気を吸い込んでエアコンに負担がかかるため、なるべく離れた窓を開けるようにしてください。

その後、窓を閉めて運転して効いているかを確認

部屋全体に温風または冷風が行き渡っているかチェックしてください。
窓が開いたままだと、室内の空気が入れ替わり続けるため、異常を検知するのが難しくなります。必ず、窓を閉めて試運転することをおすすめします。

エアコンの試運転は何分行えばよい?

10分〜30分程度が目安とされています。運転開始直後は動作が安定していないことも多く、短時間では性能に異常があるかを判断できない可能性があります。

特に、冷房運転では発生した結露がドレンホースから排水されるため、ある程度の時間運転を続けることが重要です。

一方、暖房運転では機種によって霜取り運転や送風モードが続くことがあり、温風が出るまで時間がかかる場合も。

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エアコンの試運転時に確認すべきチェックポイント

エアコン 試運転 時間

エアコンの試運転を行う際には、以下の項目を確認してください。

✔ 冷風・温風が出るか
✔ 異音がしないか
✔ 異臭がしないか
✔ 水漏れしていないか
✔ 室外機が正常に動いているか

冷風または温風が出ているか

風が出ているかだけでなく、冷風または温風が出ているかを確認してください。
これは、本来の冷暖房能力を発揮できているか判断する際の重要なポイントであり、異常の早期発見にもつながります。

特に、暖房は運転を開始した直後は送風のみになる機種もあるため、10分程度待ってから判断する必要があります。

異音や異臭がないか

異音や異臭がある場合は、フィルターの汚れや、内部のファンへの異物混入、部品の取り付け不良、カビや雑菌の繁殖などが原因として挙げられます。

特に、焦げた臭いやキーキーやキーンという高音がする場合は、直ちに使用を中止し、電源プラグを抜いて修理業者に連絡してください。

水漏れがないか

長期間使用していなかったエアコンでは、ホコリやカビ、虫などがドレンホース内部に入り込み、排水不良の原因になるケースも少なくありません。

また、しばらく冷房運転を続けたあとに室内機の吹き出し口付近や本体の下側、配管の接続部、壁紙や床に水滴やシミが出ていないかを目視で確認してください。

もし水漏れがある場合、そのまま使用を続けると床材や家具の傷み、カビの発生につながるため、早めの対処が必要になります。

異常を知らせるランプが点滅していないか

多くのエアコンでは自己診断機能が搭載されており、異常が発生した際にはランプの点滅や特定の表示パターンで不具合を知らせる仕組みになっています。

ランプの点滅回数や点灯の仕方によって異常内容が異なるため、取扱説明書やメーカーのサポート情報を参照しながら状況を把握してください。

また、冷暖房能力の低下や室外機の異常、センサーの不具合などがあると、一定時間経過してから点滅が始まるケースも。

風量・風向を調整できるか

リモコンで操作した際に風量が切り替わるか、また風向設定を変更したときにスムーズにルーバーが上下左右に動くかを確認してください。

もし動きがぎこちない、途中で止まる、設定どおりに反応しない場合には、内部に汚れがたまっている、部品が破損している恐れがあります。

室外機が正常に動いているか

室外機のファンが動いているか、運転音がしているか、振動や異音が出ていないかなどを確認してください。

長期間使用していない場合は、知らないうちに室外機の前に物が設置されていたり、雑草が伸びていたりすることもあるため、試運転のタイミングで周囲のスペースを確保しておくとベターです。

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試運転でトラブルが見つかった場合の対処法

エアコン 試運転 暖房

万が一、試運転でトラブルが見つかった場合には、以下の3つの方法を試してみてください。

運転を停止して、電源を抜く

試運転中にトラブルが見つかったら、まず運転を停止し、コンセントを抜いてください。
これは、故障の進行や安全上のリスクを防ぐための対処法です。

そのまま使用を続けると内部部品の損傷が広がったり、最悪の場合は発煙や発火につながったりする危険性があります。

トラブルの原因特定

いつからどのような症状が起きているのかを確認し、運転モードや設定温度、風量の状態、異音や異臭の有無などをチェックすることが大切です。

また、エラーコードが表示されている場合は、その内容を確認してメモを取り、マニュアルに記載の対処法を実施してください。

エアコンの修理または交換

自力での解決が難しい場合は、専門業者へ修理を依頼してください。
フィルターの汚れやドレンホースの詰まりなど軽微なトラブルなら、清掃や部品交換などで改善する可能性が高いです。

一方で、大幅な冷暖房能力の低下や基板・コンプレッサーなど主要部品の不具合が疑われる場合は、修理費用が高額になることがあります。

エアコンを買い替えるタイミング・時期について

エアコンの買い替えは、製造から10年が目安です。
設計上の標準使用期間や補修部品の最低保有期間は製造から約10年で設定されているためです。10年を過ぎると部品がなく修理不能になるほか、経年劣化による発火リスクが高まります。

エアコンを購入するなら、どこが良い?

エアコンを購入する際には、家電量販店のほか、ホームセンター、地元の電気屋、ネット住設業者など、さまざまな選択肢があります。

家電量販店

ケーズデンキやビックカメラなどの大手量販店では、エアコン本体の販売だけでなく、設置工事や古いエアコンの回収、保証対応まで一括対応しています。

業者探しの手間を省きたい方や、子育てや仕事で忙しいご家庭におすすめです。
さらに、セールやポイント還元、まとめ買い割引などのキャンペーンが実施されていることも多く、タイミングによっては費用を抑えて購入できるケースも。

ホームセンター

コメリやカインズなどのホームセンターではエアコン本体の販売に加えて、設置工事の申し込みまで対応しているケースがあり、住まいに関する商品やサービスをまとめて検討したい方に最適です。

また、比較的安価に設定されていることもあり、予算を意識して買い替えを検討している方にもおすすめ。

ただし、取り扱いメーカーや機種のラインナップが限られていることや標準工事の内容・追加費用の条件が細かく決められていることもあり、事前にサービス内容を確認しておくことが大切です。

町の電気屋

販売だけでなく設置工事や点検、修理まで、きめ細かなサポートを受けられる点が特徴です。購入時には、自宅の間取りや設置環境を踏まえた提案を受けられることも。

また、地域密着型ならではの安心感があり、故障時における迅速な対応や機器の使い方まで丁寧に教えてくれるアフターフォローが強みです。

ネット住設業者

インターネット住設業者は、写真を送るだけで訪問なしで見積りから注文まで完結できる手軽さが大きな魅力。

また、店舗や訪問見積りがないことによるコストカットが価格に還元されており、基本的に家電量販店やホームセンターよりも安価です。

全国対応しているところも多く、「忙しくて何度も在宅することが難しい」「なるべく費用を抑えてエアコンの交換をしたい」という方におすすめです。

エアコン交換業者を選ぶ際のポイント

エアコン 試運転 冷房

エアコン交換業者を選ぶ際には、以下4つのポイントを参考にすると良いです。

明朗会計・丁寧な説明

見積もりが曖昧だったり、質問しても十分な説明が得られない場合は、費用面や施工後のトラブルにつながる恐れがあります。

反対に、見積もりの段階で明確に工事費用の内訳を示してくれている場合は、想定外の追加料金を請求される確率は低いといえます。

口コミ・評判

口コミは実際に依頼した人の体験が反映されているため、施工の丁寧さや対応スピード、説明の分かりやすさ、購入後のフォロー対応など、公式サイトだけでは分かりにくい実態を把握できます。

ただし、作業の仕上がりや現場対応、施工後のフォロー体制などは利用者によって評価や意見が分かれるため、良い評価だけでなくネガティブな意見も含めて確認することをおすすめします。

施工実績

施工件数など具体的な実績を公開している業者であれば、どのような住環境や設置条件に対応してきたのかを把握することが可能です。

また、家庭用エアコンだけでなく業務用エアコンや特殊な設置環境など幅広い施工経験をもつ業者は、予期せぬトラブルにも柔軟に対応できる可能性が高いです。

保証内容

エアコン本体の故障だけでなく、配管の取り付け不良や水漏れなど施工に起因するトラブルが発生する可能性があります。
一定期間の工事保証を用意している業者を選ぶことで、万が一の際にも安心して工事の依頼ができます。

工事保証の期間は1年から3年程度が一般的です。また、保証対象の範囲や無償対応の条件などについて事前に確認しておくと良いです。

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エアコンの買い替え時にチェックしたいポイント

クーラー 試運転

エアコンを買い替える際には、以下3点を必ず確認するようにしてください。

機能

近年のエアコンは冷暖房機能だけでなく、より生活の質を高める機能が備わっています。
例えば、フィルター自動掃除や内部クリーン機能はエアコンの汚れやカビの発生を抑え、清掃の手間を軽減してくれます。

また、空気清浄や除菌・脱臭機能を搭載したモデルでは、花粉やホコリ、生活臭などを抑制。さらに、スマートフォン連携機能は、外出先から電源のオンオフや設定温度の変更ができ、帰宅前に部屋を快適な状態に整えることが可能です。

畳数(容量)

エアコンは6~9畳用のように、畳数の目安が表示されています。
しかし、これは住宅の構造や断熱性能など一定の条件を想定した基準で、天井の高さや窓の大きさ、日当たり、建物の材質など実際の住環境によって最適な容量は変わります。そのため、ワンサイズ上の畳数のエアコンを選ぶのがベターです。

省エネ性能

エアコンは、家庭の消費電力の約3〜4割を占める家電の1つといわれています。
特に、冷暖房を長い時間使用する家庭では、カタログや店頭表示の数値を比較・検討することが重要です。

省エネ性能を判断する代表的な指標として「APF(通年エネルギー消費効率)」があります。
これはエアコンが1年間に必要な冷暖房能力の合計を消費電力量で割ったもので、数値が大きいほど効率よく運転できるエアコンとなります。

あわせて、店頭やカタログに表示されている「省エネ基準達成率」や「星の数」もチェックしておくと安心です。

引用元:経済産業省資源エネルギー庁

まとめ|エアコンの試運転で夏・冬本番前の備えを!

長らく使用していなかったエアコンを、いきなりフル稼働させるのは避けたいところです。
内部にホコリがたまっていたり、部品の劣化や排水不良などが起きていたりすると、本来の性能を発揮できないだけでなく、思わぬ故障や水漏れなどのトラブルにつながる恐れも。

また、試運転中に異常が見つかった場合は、早めの対処が肝心です。
軽微な不具合であれば修理や部品交換で改善できることもありますが、使用年数や状態によっては買い替えも視野に入れても良いかもしれません。

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