
エアコン取り付け・取り外しの費用相場はいくら?安くする方法も紹介
2025/05/29
2025/05/29
「エアコンの取り付けっていくらかかるんだろう」
「取り外しもお願いしたいけど、費用が高そうで不安」
こんな悩みを抱えていませんか?
エアコンの工事費用は、内容や依頼先によって金額に差が出ることがあります。無駄な出費を防ぐためには、エアコンの工事費用の相場を理解し、安く抑えるコツを知ることが重要です。
この記事では、エアコンの取り付け・取り外しの費用相場や、工事をお得に進めるポイントについてわかりやすくまとめました。エアコン工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンの取り付けや取り外しにかかる費用は、業者や依頼内容によって異なります。
工事をお願いする際に「思ったより高かった」とならないためにも、最初に相場感を知っておくことが大切です。
エアコンの取り付け工事だけを依頼する場合、費用の目安はおよそ1台あたり1万5,000円〜3万円程度です。取り付け費用には、室内機・室外機の設置、配管の取り付け、試運転確認などが含まれます。
ただし、配管の長さが標準より長くなったり、室外機を特殊な場所に設置する必要があったりすると、追加費用が発生することもあります。
エアコンの取り外し工事だけを依頼する場合、費用の目安は1台につき5,000円〜1万円程度が一般的です。取り外し作業では、室内機・室外機を安全に取り外し、冷媒ガスを適切に回収する作業が含まれます。
冷媒ガスの回収は法律で義務付けられているため、正しく対応してくれる業者に依頼することが大切です。
エアコンの取り付け・取り外し工事は、ちょっとした工夫で費用を抑えられることがあります。
ここからは、エアコン工事の費用を安くするためのコツを紹介していきます。依頼する前に、ぜひチェックしてみてください。
エアコン工事には繁忙期があり、6月から8月の真夏前後、そして12月から1月の冬の寒い時期は、工事依頼が殺到します。
この時期はエアコンの取り付け・取り外し工事の需要が高まるため、通常より料金が高くなりがちです。反対に、春や秋などエアコンを使わない時期は比較的スケジュールが空いているため、工事費用も安くなりやすい傾向にあります。
急ぎでなければ、エアコンの取り付け・取り外し工事はオフシーズンに依頼するのがおすすめです。
エアコン工事を依頼するときは、複数の業者から見積もりを取ってください。業者によって料金設定はかなり違うため、1社だけで決めてしまうと相場より高い金額を支払ってしまうリスクがあります。
最低でも2〜3社から見積りを取り、内容や金額を比較することが大切です。
エアコン工事では、オプション費用が加算されて総額が高くなることも珍しくありません。よくあるオプションには次のようなものがあります。
これらのオプションは、必要であればつけるべきですが、不要なものまで追加すると費用がかさんでしまいます。本当に必要かどうかを確認してから、オプションを選ぶことが大切です。
エアコンを新しく取り付ける場合は、最新型ではなく旧モデルを選ぶのもひとつの手です。エアコン本体を安く購入できれば、取り付け・取り外し費用とあわせた総額も抑えることができます。
なお、モデルが新しくても古くても、取り付け工事費用は基本的に変わりません。そのため、性能に大きな差がないのであれば、型落ちモデルを選んだほうがコストパフォーマンスは高くなります。
タイミングがよければ、省エネ家電普及のために自治体や国が実施している補助金制度を利用できることがあります。業者によって、補助金申請に対応しているところと非対応のところがありますので、補助金の利用を希望する場合には対応可否を事前に確認しておくことが大切です。
エアコンの取り付け・取り外し工事を依頼できる先はいくつかあります。選ぶ場所によって、費用や対応スピード、サービス内容が変わるため、自分に合った依頼先を見極めることが大切です。
家電量販店は、エアコンの購入と同時に取り付け工事を依頼できるのが便利なポイントです。
ただし、繁忙期には予約が取りづらかったり、標準工事以外の追加作業に対してやや割高になることもあるので、事前に費用明細を確認しておくと安心です。
また、実際に施工を行うのが自社の職人ではなく契約業者となることもよくあります。施工結果に対してきちんと責任を負ってくれるかにも注意が必要です。
最近では、インターネット経由で依頼できる住宅設備専門の業者も増えています。家電量販店よりも価格が安めに設定されていることが多く、専門店ならではの知識や経験が豊富な点も魅力です。
ただし、業者によっては対応地域やサービス品質にばらつきがあるため、事前に口コミや評判を調べてから依頼先を選ぶのがポイントです。
地域密着型の工務店やリフォーム会社でも、エアコン工事を受け付けているところがあります。リフォーム工事に合わせてエアコンの取り付け・取り外しを頼む場合は、検討してみるのもひとつの手です。
エアコンの取り付け・取り外し工事を依頼するとき、どんな作業が行われるのか知っておくと安心です。工事内容を理解していれば、相場費用が妥当かどうかも判断しやすくなります。
ここでは、一般的な工事の流れを紹介します。
【工事の流れ】
エアコンの取り付け・取り外し工事は、単純に「エアコンを付ける・外す」だけではありません。特に重要なのは、配管接続時の真空引き作業や冷媒ガスの適切な管理です。
これらを正しく行わないと、エアコンの効きが悪くなったり、故障リスクが高まってしまう恐れもあります。工程を理解したうえで、きちんと対応してくれる業者かどうかを見極めることが大切です。
エアコン工事をスムーズに進めるためには、事前にいくつかのポイントをチェックしておくことが大切です。工事当日にトラブルが起きないよう、事前に確認しておきたい注意点を紹介します。
取り付けたいエアコンが、設置予定のスペースに収まるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。
とくに古いエアコンから新しいものへ交換する場合、機種によってサイズが微妙に異なることがあります。壁や天井のスペースに余裕があるか、室内機の寸法と設置場所のバランスはどうか、事前に測っておくと安心です。
無理に取り付けようとすると、十分な風の通り道が確保できず、エアコン本来の性能が発揮できない場合もあるので注意が必要です。
室外機の設置場所も重要なチェックポイントです。地面置きやベランダ置き、壁掛けや天吊りなど、室外機の設置方法によっては追加工事が必要になる場合もあります。
設置予定の場所に十分なスペースがあるか、配管や排水の取り回しは問題ないかを事前に確認しておくと安心です。また、直射日光が強く当たる場所や、通気が悪い場所は室外機の効率が下がるため、できるだけ環境のよい場所を選ぶようにしてください。
エアコンを取り付ける場所にもいくつか注意点があります。まず、配管用の穴がすでに開いているか、新たに穴あけが必要かを確認しておくと安心です。
また、取り付けるエアコンの畳数と部屋の広さが合っているかどうかも大切です。リモコンの電波が正しく届くか、直射日光が当たりすぎないか、障害物がないかといった環境面もチェックしておく必要があります。
専用コンセントの有無も忘れずに確認しておいてください。
エアコンによっては、家庭用の100Vではなく200Vの電圧が必要なタイプもあります。購入するエアコンの仕様を確認し、もし200Vタイプであれば、電圧切り替え工事が必要になります。
この工事には追加費用が発生するため、あらかじめ見積もりに含まれているかどうかをチェックしておくと安心です。また、電気工事士の資格が必要な作業なので、対応できる業者に依頼することが大前提となります。
配管延長や特殊な設置作業が必要な場合、標準工事に含まれない追加費用が発生することがあります。工事当日に「追加で○○円かかります」と言われて慌てないように、事前の見積もりで工事内容をしっかり確認しておくことが大切です。
さらに、依頼先には「追加費用が発生する可能性がある場合は事前に教えてほしい」と伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
エアコンを取り外した後、処分についてもきちんと考えておく必要があります。
エアコンは家電リサイクル法の対象製品にあたるため、自治体の粗大ゴミとしては回収してもらえません。処分する場合は、家電量販店や購入店にリサイクル回収を依頼するのが一般的です。
リサイクル回収を行う場合は、リサイクル料金と収集運搬費用として数千円程度の費用が必要になります。取り付け・取り外しを依頼した業者に、そのままリサイクル回収もお願いできる場合もあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
エアコンの取り付け・取り外し工事は、相場や工事内容をあらかじめ理解しておくことで、余計な出費を防ぎやすくなります。
また、費用を安く抑えるためには繁忙期を避けたり、不要なオプションを省いたりといった工夫を取り入れることも大切です。
エアコン工事をスムーズに進めるための準備として、ぜひ本記事を役立ててください。
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