洗面台の高さは85cmがベスト?後悔しない選び方や高さ調整の方法を解説
2025/12/22
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2025/12/22
洗面台は少し高さが違うだけで、使いやすさが大きく変わります。しかし家族で身長差が大きい場合、「みんなが使いやすい高さにしたいけれど、どこに合わせればいいのか」と迷ってしまう方も多いものです。
そこで、この記事では、洗面台の一般的な高さの目安や、身長から算出する最適な高さ、さらに賃貸でもできる調整方法などを解説します。
ぜひ、自分の家に合う洗面台を見つける際の参考にしてください。

目次

洗面台の高さはメーカーごとに微妙に異なりますが、一般的には以下の3種類が中心です。
| 高さ | 特徴 |
| 80cm | 子どもが使いやすく、背の低い人でも前屈しにくい高さで動作しやすい |
| 85cm | 標準的で多くの家庭に採用される万人向けで、バランスの良い高さ |
| 90cm | 背が高い人向けで、腰への負担が少なく長時間の作業でも姿勢が楽 |
80cmは子どもや背の低い人に適した高さですが、大人にとっては前屈が増えやすく、長時間の使用では腰に負担がかかりやすくなります。
85cmは多くのメーカーが「標準高さ」として設定しており、もっとも取り入れやすい高さです。一方で90cmは背が高い人に適しており、180cmの人でも身体を無理に曲げる必要がない高さです。
自分にとって最適な洗面台の高さを簡単に求める際は、「身長÷2」で計算してみてください。
たとえば身長170cmであれば約85cmが、洗面台の最適な高さの目安となります。
洗面台の高さの種類はそれほど多くありませんが、家族の身長は通常、バラバラです。
洗面台の高さを決めるときは、家族の中でもっとも背の高い人に合わせるのが基本です。背の高い人にとって低すぎる洗面台は、前屈姿勢を強いられ、長く使うほど腰に負担が積み重なりやすいためです。
一方で、背の低い人や子どもにとっては使いづらく感じるかもしれませんが、高い洗面台を自分にとって快適な高さに調整する方法は、いくつかあります。


洗面台は固定されているため、賃貸はもちろん持ち家であっても「今すぐ高さを変えることができない」ケースが多くあります。
しかし、工夫次第で使い心地を改善することは可能です。ここからは、すぐにできる洗面台の高さ調整の方法を見ていきます。
踏み台や小さなステップを置くことで、背の低い人でも、背の高い洗面台を快適に使用できます。
家族の身長差が大きい家庭では踏み台を常備しておくと安心です。
洗面台がわずかに高いと感じる場合は、底が厚めのスリッパを履くだけで高さの違和感を軽減できます。
最近では「美脚効果」「ダイエット効果」を謳う底の厚いスリッパも販売されているため、美容目的も踏まえて取り入れるのも、良いかもしれません。


洗面台の高さを変更するリフォームは、一般的には洗面台本体の交換がもっとも多く、費用相場は10〜25万円前後が目安です。
また、洗面台の下地を調整して数センチ単位で高さを変えることもできます。ただし、この場合は配管位置との整合性を調整する必要があるため、追加の工事費が必要になることがあります。
費用相場は住まいの状況によって異なりますが、10〜18万円ほどを見ておくと安心です。

洗面台の高さが身体に合っていないと、毎日のちょっとした不便が積み重なり、後悔につながることがあります。
ここからは、洗面台の高さが合わないことで生じるデメリットや後悔ポイントを、見ていきましょう。
洗面台が低すぎる場合は、毎回かがむ姿勢が必要になり、腰に大きな負担がかかります。
逆に高すぎる場合は腕を持ち上げる姿勢が増えて疲れやすくなり、どちらに偏っても快適とは言えません。
家族全員が使いやすい高さを選ぶことが、日々の負担軽減につながります。
洗面台が低いと、水がボウル外に飛び散りやすく、壁や床に水はねが広がることがあります。
特に小さな子どもが使う場合は、手の位置が安定しないことで水はねが起きやすく、家事の負担が増えてしまうかもしれません。
洗面台が低すぎたり高すぎたりすると、鏡に顔が合わせづらくなり、ヘアセットやメイクんどの細かな動作がしづらくなります。
こうした身だしなみは毎日の作業のため、小さなストレスが積み重なることで、やがては大きな不満と感じてしまうことも、考えられます。
洗面台が高すぎる場合は、収納内部の奥まで手が届きにくく、日用品の出し入れがしづらくなることがあります。逆に低すぎる場合は収納容量が確保しづらいため、ストック管理が難しく感じることもあります。

洗面台メーカーの多くが、高さを選べるタイプを販売しています。ここでは、高さを選べるおすすめの洗面台を紹介します。

TOTOのオクターブは、収納量と清掃性のバランスがよく、多くの家庭に選ばれているモデルです。このモデルには「スウィング三面鏡(手元鏡)」があり、鏡の位置を引き出して調整できるため、身長差がある家族でも見やすさを補える点が魅力です。
鏡の位置を動かせることで使いやすさを大きく向上できるため、身長差がある家族でも、全員が快適に利用しやすい構造になっています。

リクシルのピアラは、広くて使いやすいボウル形状と、シンプルで馴染みやすいデザインが特徴の洗面台です。
毎日の使いやすさを重視した設計で、ボウル手前のカーブが顔を近づけやすく、身長差がある家族でも使いやすく設計されています。
洗面台の高さは、日々の使いやすさや身体への負担に直結します。
家族全員が快適に使える環境をつくるためには、身長に合った高さを把握しつつ、家族で一番背の高い人に合わせることが基本です。そのうえで、踏み台やスリッパなどの簡易調整方法を取り入れたり、必要に応じてリフォームで高さ変更を行ったりすることで、より快適な洗面環境を整えることができます。
高さが合わないことによる後悔を避けるためにも、日頃の使いづらさを見逃さずに、家族構成や将来の使い方を想像することが、洗面台選びにおいて大切なポイントです。


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