真夏や真冬になってからエアコンの不具合に気づくと、修理や交換まで時間がかかり、暑さ・寒さを我慢しなければならないことがあります。

特に夏前は、エアコンの点検や修理、設置工事の依頼が増えやすい時期です。本格的に使い始める前に試運転をしておくと、冷房や暖房が正常に動くか、異音・異臭・水漏れなどがないかを早めに確認できます。

この記事では、エアコン試運転のやり方、何度で何分運転すればよいか、試運転中に確認したいポイントをご紹介します。
異常が見つかった場合の対処法や、修理・交換を検討する目安もあわせて解説しますので、ぜひご参考ください。

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エアコン試運転のやり方を先に確認

エアコンの試運転は、本格的に使い始める前に、冷房・暖房が正常に動くかを確認するための運転です。

冷房シーズン前であれば、まずは以下の流れで確認しましょう。

手順確認すること
1電源プラグ・コンセント・ブレーカーを確認する
2フィルターや吹き出し口、室外機まわりを確認する
3リモコンで冷房モードを選び、最低温度に設定する
410分ほど運転し、冷風が出るか・ランプが点滅していないか確認する
5さらに30分ほど運転し、水漏れ・異音・異臭がないか確認する
6異常がある場合は運転を止め、メーカーや専門業者へ相談する

冷房の試運転では、室温との温度差を作るため、設定温度を低めにするのがポイントです。
短時間だけでは水漏れや異音に気づきにくいことがあるため、余裕があれば30分ほど運転して確認しておくと安心です。

エアコンの試運転はいつ行う?4〜5月・気温20℃以上が目安

冷房の試運転は、暑さが本格化する前の4〜5月頃に行うのがおすすめです。

6月以降は冷房を使い始める家庭が増え、エアコンの修理・点検・交換工事の依頼も混み合いやすくなります。真夏に故障が見つかると、すぐに修理や交換ができず、数日〜数週間待つケースもあります。

冷房の試運転は、気温が20℃を超える日を目安に行いましょう。気温が低すぎると、エアコンが冷房運転を開始しなかったり、すぐに停止したりすることがあります。
できれば、日中の気温が23〜25℃程度になる日に試すと、冷風が出るか確認しやすくなります。

暖房の試運転は、寒くなる前の10月中旬〜11月上旬頃が目安です。暖房は室温が高いと十分に運転しない場合があるため、少し肌寒くなってから、最高温度に設定して温風が出るか確認するとよいでしょう。

エアコンの試運転をする前に確認しておくこと

試運転を始める前に、電源まわりや室内機・室外機の状態を確認しておくと、トラブルの原因を切り分けやすくなります。

特に、久しぶりにエアコンを使う場合は、ホコリや汚れ、室外機まわりの障害物にもご注意ください。

電源プラグ・コンセント・ブレーカーを確認する

まず、エアコンの電源プラグがコンセントにしっかり差し込まれているか確認します。専用ブレーカーが「切」になっている場合は「入」にしてください。

電源プラグやコンセントまわりにホコリがたまっている場合は、乾いた布で拭き取ります。ホコリが湿気を含むと、発熱や発火の原因になるおそれがあります。

電源プラグに変形や焦げ跡がある場合、コンセントが熱くなる場合は、そのまま使用せず、専門業者へ相談してください。

参考:エアコン修理費用の目安と注意点|交換できるくん

フィルターや吹き出し口のホコリを確認する

エアフィルターにホコリがたまっていると、空気の通り道がふさがり、冷房や暖房の効きが悪くなることがあります。

試運転前には、フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取り、汚れが気になる場合は水洗いしてしっかり乾かしてから戻します。
吹き出し口まわりにホコリやカビのような汚れが見える場合も、無理に奥まで掃除せず、手の届く範囲で拭き取ります。

内部のファンや熱交換器を無理に掃除すると、部品を傷つけることがあります。汚れやニオイが気になる場合は、エアコンクリーニングや点検を検討してみてください。

室外機まわりとドレンホースを確認する

室外機のまわりに植木鉢、収納ケース、落ち葉、雑草などがあると、空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が下がることがあります。

試運転前には、室外機の前後左右に物が置かれていないか、ファンの吹き出し口がふさがれていないかを確認します。

また、冷房運転時にはエアコン内部で発生した結露水が、ドレンホースを通じて屋外へ排水されます。ドレンホースが折れ曲がっている、先端が泥や落ち葉でふさがっている、虫が入り込んでいると、室内機から水漏れする原因になります。

リモコンの電池・表示を確認する

リモコンの液晶表示が薄い、ボタンを押しても反応しない場合は、電池切れや接触不良の可能性があります。

新しい電池に交換し、液晶表示やボタン操作が正常か確認しましょう。電池を交換しても反応しない場合は、リモコン本体の故障や、エアコン本体側の受信部の不具合も考えられます。

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エアコン試運転の具体的な手順

エアコン 試運転 方法

エアコンの試運転は、冷房・暖房のどちらを確認するかによって設定温度が変わります。

夏前の冷房試運転では、冷房モードにして最低温度で運転し、冷風・ランプ点滅・水漏れ・異音・異臭を確認します。

冷房モードで最低温度に設定する

冷房の試運転では、運転モードを「冷房」に設定し、設定できる最低温度まで下げます。多くの機種では16〜18℃程度が目安です。

設定温度を普段の適温に近い温度にすると、室温との温度差が小さく、エアコンが十分に連続運転しないことがあります。試運転では、正常に冷房運転できるか確認するため、あえて低めの温度に設定します。

風量を調整できる場合は、強めにしておくと冷風が出ているか確認しやすくなります。

10分ほど運転して冷風・ランプの点滅を確認する

冷房を開始したら、まず10分ほど運転します。

このとき、室内機の吹き出し口から冷風が出ているか、運転ランプやタイマーランプが点滅していないかを確認してください。

確認したいポイントは次のとおりです。

確認項目見るポイント
冷風吹き出し口から冷たい風が出ているか
ランプ運転ランプ・タイマーランプなどが点滅していないか
リモコン操作冷房・風量・風向を切り替えられるか
運転音室内機や室外機から不自然な音がしないか

ランプが点滅している場合は、エアコンが異常を検知している可能性があります。取扱説明書やメーカーサイトでエラー内容を確認し、必要に応じて修理を相談してみてください。

さらに30分ほど運転して水漏れ・異音・異臭を確認する

10分ほどの運転で冷風やランプの状態を確認できたら、余裕があればさらに30分ほど運転を続けます。

冷房運転では、室内機の内部で結露水が発生し、ドレンホースから屋外へ排水されます。短時間の運転だけでは水漏れに気づきにくいため、30分ほど運転して、室内機の下や吹き出し口、壁紙、床まわりに水滴やシミが出ていないか確認しましょう。

あわせて、異音や異臭がないかも確認します。

症状注意したいこと
水漏れドレンホースの詰まり、排水不良、設置不良の可能性
カビ臭い内部の汚れやカビが原因の可能性
焦げた臭い電気部品の異常や発熱の可能性
キーキー・ガラガラ音ファンや部品の不具合、異物混入の可能性
室外機の大きな振動設置状態や部品不具合の可能性

焦げたような臭い、強い異音、水漏れ、ランプ点滅がある場合は、運転を止めて専門業者へ相談してください。

暖房の試運転は最高温度で温風を確認する

暖房の試運転をする場合は、運転モードを「暖房」に設定し、設定できる最高温度に近い温度で運転します。目安としては28〜30℃程度です。

暖房は、運転開始直後にすぐ温風が出ないことがあります。機種によっては、内部が温まるまで送風を抑えたり、霜取り運転に入ったりするためです。

10分ほど待っても温風が出ない、ランプが点滅する、異音や異臭がある場合は、取扱説明書を確認し、改善しなければ点検や修理をご検討ください。

参考:エアコン修理費用の目安と注意点|交換できるくん

エアコン試運転時に確認したいチェックポイント

エアコン 試運転 時間

エアコンの試運転では、単に「電源が入るか」だけでなく、冷暖房の効きや安全面も確認することが大切です。

以下の項目を順番にチェックしましょう。

チェック項目確認内容
冷風・温風冷房なら冷風、暖房なら温風が出ているか
ランプ運転ランプやタイマーランプが点滅していないか
異音キーキー、ガラガラ、カタカタなど不自然な音がないか
異臭カビ臭い、焦げ臭いなどのニオイがないか
水漏れ室内機や配管まわりから水が漏れていないか
風量・風向リモコンで風量や風向を調整できるか
室外機ファンが動いているか、吹き出し口がふさがっていないか

軽いホコリ臭やカビ臭は、フィルター掃除や換気で改善する場合があります。ただし、焦げた臭い、明らかな異音、水漏れ、ランプ点滅は故障のサインである可能性があるため、無理に使い続けることは避けてください。

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試運転で異常が見つかった場合の対処法

試運転中に異常が見つかった場合は、まず運転を停止し、症状を確認しましょう。無理に使い続けると、故障の悪化や水漏れ、発煙・発火などにつながるおそれがあります。

症状考えられる原因対処の目安
冷風・温風が出ない設定温度、フィルター汚れ、冷媒ガス不足、故障設定を見直し、改善しなければ点検を依頼
ランプが点滅している本体の異常検知、エラーコード表示取扱説明書で確認し、必要に応じて修理相談
異音がするフィルター汚れ、部品の不具合、室外機の異常音の種類を確認し、異常音なら使用を停止
異臭がするホコリ、カビ、内部の汚れ、電気部品の異常焦げ臭い場合は使用を止めて相談
水漏れがあるドレンホースの詰まり、結露、設置不良使用を止め、排水経路や設置状況を確認
室外機が動かない電源、基板、圧縮機などの不具合自分で分解せず、点検を依頼

フィルター掃除、リモコンの電池交換、ブレーカーの確認で改善することもあります。ただし、ランプの点滅、水漏れ、焦げたような臭い、異常な音がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

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10年以上使っているエアコンは修理・交換も比較しよう

エアコン 久しぶり に 使う 試運転

試運転で異常が見つかった場合でも、フィルター掃除やリモコンの電池交換などで改善することがあります。ただし、10年以上使用しているエアコンは、本体内部の部品や配管まわりの劣化が進んでいる可能性があります。

特に、冷暖房の効きが悪い、水漏れがある、異音や異臭がする、ランプの点滅が続くといった症状が複数出ている場合は、修理費用が高額になることもあります。

状況判断の目安
購入から数年以内保証や修理を優先して確認
フィルター汚れ・リモコン不調掃除や電池交換で改善する可能性あり
10年以上使用している修理と交換の費用を比較
水漏れ・異音・異臭が複数ある本体劣化や部品不具合の可能性あり
修理費が高額新品交換との差額を確認

試運転は、故障に早く気づくための確認作業です。異常が見つかった場合は、修理だけでなく、使用年数や今後の電気代、再故障のリスクも含めて交換を検討すると判断しやすくなります。

交換を検討するなら比較したいエアコン

修理ではなく本体交換を検討する場合は、部屋の広さに合った能力、省エネ性能、お手入れのしやすさなどを比較して選ぶことが大切です。

引用元:経済産業省資源エネルギー庁

エアコンは機種によって、電気代の目安や清掃機能、冷暖房の快適性が変わります。修理費用が高くなりそうな場合は、交換後の使いやすさも含めて検討してみましょう。

参考:省エネ性能で選ぶおすすめエアコンTOP3|交換できるくん

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おすすめエアコン3選

エアコンの買い替え・交換の検討を始めた方へ、人気の高いおすすめ機種をピックアップしました。
初夏~夏にかけては工事日程が混み合いやすいため、早めの比較検討がおすすめです。

「エアコン2027年問題」としてよくニュースにも取り上げられていますが、経済産業省による省エネ基準の引き上げによって、2027年4月以降、省エネ基準100%未満の安価なエアコンは、製造・販売ができなくなります。

これに伴い、「10万円前後でエアコンが交換できるのは今年が最後かも」「安いエアコンが買えなくなる前に、今のうちに交換しておこう」という消費者の動きもあり、特に2025年型のエアコンが人気を集めています。
気になっている方は、在庫切れに備えて特に早めの検討をおすすめします。

エアコン交換を依頼する場合に確認したいポイント

エアコン 試運転

エアコン交換を依頼する場合は、本体価格だけでなく、工事費や追加費用、保証内容まで確認しておくと安心です。

特に、既存エアコンの取り外し、配管カバー、室外機の設置場所、コンセント形状、専用回路の有無などによって、工事費用が変わることがあります。

確認項目見るポイント
工事費込みの総額本体価格だけでなく、標準工事費・撤去費・処分費を含めて比較する
追加費用配管延長、化粧カバー、室外機の特殊設置などの費用を確認する
対応エリア自宅が工事対応エリアに含まれているか確認する
保証内容商品保証・工事保証の期間と範囲を確認する
工事日程夏前や真夏は混みやすいため、早めに日程を確認する
施工実績エアコン交換の実績や口コミを確認する

家電量販店、ホームセンター、地元の電気店、ネット住宅設備業者など、依頼先には複数の選択肢があります。

店舗で相談したい場合は家電量販店やホームセンター、地域密着の対応を重視する場合は地元の電気店、総額を比較しながらオンラインで進めたい場合はネット住宅設備業者も選択肢になります。

どこに依頼する場合でも、「最終的にいくらかかるのか」「どこまでが標準工事に含まれるのか」「工事後の保証はどうなるのか」を確認してから申し込むことが大切です。

参考:失敗しないエアコン取付業者の選び方|交換できるくん

まとめ|エアコンの試運転で夏・冬本番前の備えを!

エアコンの試運転は、本格的に冷房・暖房を使い始める前に、不具合を早めに見つけるための大切な確認作業です。内部にホコリがたまっていたり、部品の劣化や排水不良などが起きていたりすると、本来の性能を発揮できないだけでなく、思わぬ故障や水漏れなどのトラブルにつながる恐れも。

試運転で異常が見つかった場合は、まずフィルター掃除やリモコンの電池交換、ブレーカーの確認など、自分で確認できる範囲を見直します。それでも改善しない場合や、水漏れ・焦げ臭いニオイ・ランプ点滅などがある場合は、早めに専門業者へ相談してください。

また、10年以上使用しているエアコンは、修理をしても別の不具合が出る可能性があります。
軽微な不具合であれば修理や部品交換で改善できることもありますが、使用年数や状態によっては買い替えも視野に検討してみてください。

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