ウォシュレットの水が止まらない原因と止め方|応急処置・修理が必要なケースも解説
2025/02/06
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2025/02/06
「ウォシュレットの水が止まらない」
「勝手に水が出続けているけど、これって故障?」
ウォシュレットの水が止まらないと、不安に感じる方も多いと思われます。
一見すると故障のように思えますが、実際には修理が不要なケースもあります。
ウォシュレットの水が止まらない場合は、原因によって対処方法が異なります。
「ノズルからの水漏れ」「便器内への水漏れ」「床への水漏れ」など、どこから水が出ているのかをまず特定することが大切です。
この記事では、ウォシュレットの水が止まらない原因と対処方法を詳しく解説します。応急処置の方法や修理・交換の費用についても紹介するので、参考にしてくださいね。

目次

ウォシュレットの水が止まらない場合、対処が必要なケースとそうでないケースがあります。
ここでは、対処が必要なケースの内容とその原因、さらに対処方法を解説します。
ウォシュレットの水の制御は電磁弁(ソレノイドバルブ)によって行われており、電源トラブルが発生するとバルブが正常に閉じなくなることがあります。そのため、水が止まらない原因となることもあります。
電源プラグの抜けや接触不良、ブレーカーが落ちていないかを確認し、必要に応じて復旧させてください。
また、停電や雷の影響で内部回路が誤作動を起こす場合もあるため、濡れた手でプラグを抜き差ししないなど、安全に注意して確認してください。
ウォシュレットの操作はリモコンで行うタイプが多く、リモコンの電池が切れても、通常はウォシュレット本体の操作ボタンで水を止めることができます。
ただし、赤外線通信の不具合や受信部の故障があると、リモコンが作動しなくなることがあります。また、リモコンの接触不良も、ウォシュレットの水が止まらなくなる原因の1つです。
ウォシュレットは給水管や分岐金具を通して水を供給しています。これらの金具がゆるむと、水が止まらなくなることがあります。また、取り付け時の締め付けが不十分だった場合、時間の経過とともにゆるんでしまうこともあります。
ウォシュレットには電子回路が組み込まれており、マイコンがセンサーを制御しています。この回路が故障すると、水の制御が正常に行えなくなり、水が止まらない症状が発生することがあります。
電子基板の故障は、修理よりも交換対応になるケースが一般的です。
保証期間が過ぎている場合や、使用年数が7年以上の機種であれば、修理より交換の方がコストを抑えられることもあります。


ウォシュレットの水が止まらない原因には、対処が不要なケースもあります。
上記が原因で水が流れている場合は、対処は不要です。それぞれの内容を解説します。
ウォシュレットの使用後は、ノズル内部が自動で洗浄されます。その際、ノズル内に少量の水が残ることがありますが、この水はゆっくり排出されます。
一時的に水が出続けるように見えることがありますが、異常ではありません。時間が経過することで、ノズルの排水は止まります。
ウォシュレットには、自動でノズルを洗浄する機能が搭載されているものがあります。この機能が作動していると、水が一時的に出続けることがありますが、これは正常な動作です。
機種によっては、手動でノズル洗浄を停止できる場合もあるため、説明書を確認してみてください。
一部のウォシュレットには、寒冷地での凍結防止を目的に、少量の水を自動的に流して配管内を保護する「逃がし水」機能が搭載されています。
これは正常な動作であり、基本的に対処の必要はありません。
逃がし水は、通常は放置しておいても問題ありません。しかし水の流れる量が多すぎたり、あるいは長時間続いたりする場合は、センサーや電子回路に異常がある可能性もあるため、状況を確認することが大切です。

これまで紹介した対処方法を用いても、ウォシュレットの水が止まらない場合は、ウォシュレットの故障が考えられます。
止水栓は、トイレの壁や床に設置されていることが多く、マイナスドライバーを右(時計回り)に回すと水を止められます。
※無理に回すと配管を傷めることがあるため、固い場合は無理に力を入れず、専門業者に依頼してください。
その後、すぐにウォシュレットの電源を切ります。電源が水に濡れると回路に悪影響を与える可能性があるためです。濡れた箇所があれば布巾などで拭き、床や壁への浸水を防ぎます。
全ての応急処置を終えたら、すぐに専門の業者に連絡をし、水漏れの原因の特定と、修理・交換を依頼してください。


ウォシュレットの寿命は一般的に7~10年程度とされていますが、使用環境やメンテナンス状況によって短縮・延長することがあります。長年使用している場合、部品の劣化や電子回路の不具合が原因で水が止まらなくなることがあります。
修理で対応できる場合もありますが、寿命が近いウォシュレットは、いずれ再び不具合が発生する可能性があるため、新しいものに交換するのも選択肢の一つです。
ウォシュレットを修理・交換した場合の費用相場は、以下の通りです。
ウォシュレットの修理は、メーカー修理・量販店・専門業者など複数の窓口で対応できます。
修理内容が軽微な場合はメーカー修理でも対応可能ですが、10年以上経過した機種や電子基板の不具合がある場合は、専門業者に相談するとスムーズです。
設置から年数が経過しているウォシュレットは、修理よりも交換を検討したほうが現実的です。また、交換の際にはトイレ全体のリフォームも検討してみてください。
ウォシュレットだけ新しい物へと交換することで、トイレ全体の劣化が際立つこともあります。ウォシュレット交換とトイレの床・壁のリフォームを同時に行うことで、トイレ空間全体の印象が変わり、それぞれの工事費用を抑えられるメリットも得られます。

ウォシュレットの水が止まらなくなる原因には、電源やリモコンの不具合、金具のゆるみなど、さまざまな要因があります。修理不要なケースもありますが、放置すると水漏れにつながることもあるため、原因を特定し適切に対処することが大切です。
応急処置として止水栓を閉める、電源を切るなどの方法もありますが、解決しない場合は修理や交換を検討してみてください。ウォシュレットを長く快適に使うための準備として、本記事の内容が役立てば幸いです。



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