

交換できるくんでエアコンの取り付けを行う際の流れについてご紹介します。メーカー施工説明書だけではわからないプロの工事手順を写真付きで解説します。
自分でDIYできる?エアコンの取り付け手順
エアコンの室内機及び室外機の設置場所や配管経路の状況によって取り付けに必要な工具・部材が変わります。ここでは当社の基本的な事例を参考に取り付け手順を解説いたします。


専用コンセントが確保されていれば資格も必要ありませんが、新規設置やコンセントの移設など電気工事が伴う場合は「電気工事士」の資格が必要です。
またガス漏れや水漏れといったリスクがあり、技術と経験が求められる工事のため当社ではDIYを推奨しておりません。
なお自分で取り付けできるかどうかはご自宅の設置状況や経験値によって異なりますので、一概に申し上げることはできません。
※DIYを行う場合は、お客様の自己責任でお願いいたします。
そのような事情のため、交換できるくんではエアコン商品単体での販売は行っておらず、責任を持って提供できる「商品+工事のセット販売」のみとさせていただいております。

・作業に不安な方は、商品と取付工事のセットを当社までご依頼ください。


資格が必要な取り付け作業とは?


エアコンの代表的な電気工事例は「コンセントの移設や増設」、「100Vから200V電圧への切り替え」、「漏電や感電を防ぐアース埋設接地作業」などで、これら全ての作業に第二種電気工事士の資格が必要です。無資格の場合はDIYではなく、必ずエアコン取り付けの専門業者へご依頼ください。
※600V以下でもアースの埋設接地には資格が必要です。
【参考】経済通産省「電気工事士法におけるエアコン設置工事の取扱いについて」
エアコンを自分で取り付ける手順
当社で人気のダイキンのエアコン(Eシリーズ)を標準的な工事で交換する手順となります。
標準的な工事

- 室内機と室外機が同じ階
- 冷媒配管の長さが4m以内
- 取付位置やスペースが十分

室外機を別階に設置

- 室内機と室外機が別の階
- 配管や電気配線の距離が長い
- 高所作業などが必要

隠蔽配管あり

- 配管が壁の中を通っている

壁内配管で取り替えが出来ず、既存配管の再利用となる隠蔽配管は接続部を限られたスペースで加工しなければならず、プロでも高い技術を要求される難易度の高い工事です。
今回、ご紹介する手順は「室内機の設置場所近くにエアコン専用コンセントがある」、「配管を通す壁の穴(貫通スリーブ)が設けられている」、「室内機の真裏に室外機が設置できる」ことを前提とした標準的な工事です。実際の現場状況により、工具が追加で必要となる場合もありますので、ご注意ください。
手順1
取り付けに必要な工具と部材を用意する
一部の工具は代用(電工カッターではなく通常のカッターなど)できるものもありますので、現場に合わせてご用意ください。工具・部材のご紹介例としてAmazonサイトへのリンクをつけております。
工具・部材
手順2
エアコンを取り付ける前の下準備
室内機周辺のスペースを空ける

室内機周辺のスペースを空ける
「道具や部材が落下した」、「水漏れが発生した」など、万が一の事態に備え作業前に室内機の下は空けておきます。周辺に家電や家具等ある場合はあらかじめ移動しておくのがおすすめです。
室内に養生シートを敷く

室内に養生シートを敷く
室内の床を傷つけることが無いよう、作業スペースには養生シートを敷きます。養生シートがない場合はダンボールで代用するなどして、養生の下に細かなゴミが入り込まないようにします。
手順3
室内機の取り付け位置を決める
背板(据付板)を取り付ける

背板(据付板)を取り付ける
配管穴との位置関係を確認して背板を適切な位置に取り付けます。背板の固定は必ず水平器を用いて水平に取り付けます。
背板(据付板)の場所は配管穴の位置で決める

エアコン室内機の裏にある穴が右下または左下にある場合は、機種ごとに背板の取付位置寸法が決められています。背板のくぼみが穴に被らないように固定してください。

配管穴の位置が低い、または離れている場合は背板はそれよりも高い位置に取り付ければOKです。ただし化粧カバーを取り付ける場合はその取り合いを考慮しておく必要があります。
下地がない場合はボードアンカーを使用する

下地がない場合はボードアンカーを使用する
背板を固定するビス位置に下地がない場合は、室内機が落下しないようボードアンカーを使用してボルト固定します。重量のある室内機はビス固定箇所を多くしなければなりません。
また下地がコンクリートの場合はグリップアンカーまたはオールアンカーを使用してボルトを固定します。
壁の材質や種類によって背板の固定方法が異なる
壁の材質による違いで使用する工具・部材も異なります。
壁の材質 |
背板の固定方法 |
---|---|
木材(木下地) |
電動ドリルでそのまま木ネジ固定可能です。厚み3mm程度の化粧板には強度が不足するためコンパネ貼りなどが必要です。 |
石膏ボード |
電動プラスドライバーで石膏ボードに3mm程度の下穴をつけ、ボードアンカーをねじ込み、ビス固定できるようにします。 |
土壁・漆喰壁 |
廻り縁、長押などに電動ドリルを利用して縦桟をビス固定した後に背板を固定します。 |
コンクリート壁 |
振動ドリルとコンクリート用ドリルを使って下穴を開け、ハンマーでグリップアンカー(オールアンカー)を打ち込み、背板をビス固定します。 |
手順4
渡り線(電線ケーブル)を処理する
規定の電線ケーブルを用意する

規定の電線ケーブルを用意する
渡り線とは室内機と室外機を接続する電線ケーブルのことです。機種により、1.6mmと2.0mmを使い分ける必要があるため、交換したいエアコンの据付説明書を確認して、規定の電線ケーブルを用意してください。
※1.6mm、2.0mmどちらの場合でも3芯タイプを使用します。
エアコンの電線ケーブルはVVFが一般的

電線ケーブルには平たいVVFケーブルと丸型のVVRケーブルが存在します。同じ性能なのでどちらを使用しても問題ありませんが、一般的にはVVFが利用されており、エアコンでVVRを使用する機会はあまりありません。
ケーブルの被覆は先端から15mmが目安

ケーブルの被覆は先端から15mmが目安
電工ナイフ(無い場合はカッター)を利用して電線ケーブルの被覆を15mmほど剥きます。この際、電線本体を傷つけないように注意します。
アース線で輪っかを作る

アース線で輪っかを作る
アース線も同様に被覆を剥き、ペンチを使って先端を輪っかの形に整形します。
室内機内に配線を通して接続する

室内機内に配線を通して接続する
室内機のフロントカバーを外し、準備したVVFケーブル線とアース線を接続します。VVFケーブル線は差し込むだけでOKですが、アース線接続にはプラスドライバーが必要になります。
手順5
室内機の背面側で下準備となる作業を行う
コンセントに接続するコードの長さを調整する

コンセントに接続するコードの長さを調整する
専用コンセントとの距離を意識し、コードの余りをエアコン内部にまとめ、露出部分を少なくすると美しく仕上がります。この際、背板に引っかかる下部に挟まらないように気をつけます。
冷媒配管のナットを外す

冷媒配管のナットを外す
新しいエアコンの冷媒配管内にあるナットとフレアキャップを外しておきます。ナットはモンキーレンチ1本で緩めると銅管に亀裂が入ってしまうことがあるため、根本に負荷がかからないようモンキーレンチで固定し、もう1本使って緩めるようにします。
冷媒配管を根本から起こす

冷媒配管を根本から起こす
冷媒配管は折れやすいので根本部分から立ち上げて配管したい方向に向けます。この際、断熱材内部でねじれていないかチェックします。ねじれている場合はこの時点で直しておきます。
手順6
銅管のフレア加工を行う
冷媒配管の長さをそろえる

冷媒配管の長さをそろえる
室内機から伸びている冷媒配管は液側(2分側)が長く、ガス側(3分または4分側)が短くなっています。パイプカッターを利用して銅管を切断し、室外機側の接続口は長さを揃えておきます。
直角に曲げる場合はパイプベンダー(チューブベンダー)が便利
冷媒配管パイプの銅管は中が空洞のため、手で無理に曲げると折れて破損するリスクが高くなります。
結果的に冷媒ガスが通りにくくなる、ガス漏れなど配管不良の原因となります。パイプベンダーを使えば折れることがなく銅管をキレイに曲げることが出来るため、直角に折り曲げる箇所はパイプベンダーの利用がおすすめです。

配管は水平にカットする

配管は水平にカットする
ポイントは真っ直ぐ伸ばした状態でカットすることです。曲がったままの状態だと、切断面が斜めになったり一部が欠けたりと、このあとの工程で正しいフレアが作れなくなります。
リーマーでバリ取りを行う

リーマーでバリ取りを行う
配管内側に発生しているバリ(切断した際にできる切りくずや突起)を取るため内側にリーマーをかけます。このとき、破片が配管内部に入らないようにリーマーが下、配管が上の状態でかけるのがポイントです。バリ取りは特に力をかける必要はありません。
バリ取りをしないとガス漏れの原因に

バリ取りを適切に行わなかったり、配管を斜めにカットしてしまうと切断不良が発生し、うまくフレア加工できずガスが漏れる原因となります。
後の気密検査時に加工不良が判明すると、冷媒配管加工からやり直さなければならなくなるので切断面は念入りに確認します。
フレア加工を行う

フレア加工を行う
フレアツールを使って配管をフレア加工します。先にナットを入れてから液側・ガス側それぞれの配管をフレアツールを使用してラッパ状にします。
室内機側、室外機側でそれぞれ両口合計4箇の所フレア加工が必要です。

加工する銅管はクランプバーとツライチ(出っ張りなし)、または0.5mmほど出すのがポイントです。クランプバーより引っ込んだ状態で加工すると十分なフレアが作れず、ガス漏れの原因となるのでご注意ください。
フレアツールのガイドをうまく活用する
ほとんどのフレアツールには、クランプバーにどれだけ銅管を出せばよいのかがわかるガイドが付いています。このガイドに銅管をまっすぐ当てたところで固定すれば適切なフレアが作れます。見様見真似の感覚ではなく、工具を正しく使うことで接続不良によるガス漏れを防げます。


手順7
配管を接続する
ナットを締めて配管を接続する

ナットを締めて配管を接続する
室内機から伸びている配管をモンキーレンチで固定し、接続する側の配管ナットをトルクレンチを使って締め付けます。締め付けてトルクレンチがカチッと言えばOKです。
配管接続部は適正トルク(適切な力)で締める
冷媒配管接続はトルクレンチを用いてそれぞれ適切な力で締めることが重要です。強く締め付けたり、緩すぎたりするとガス漏れの原因となり、このあとの真空引き作業で配管内部の真空状態が維持できなくなります。


手順8
室内機を背板(据付板)にセットする
配管・配線をまとめる

配管・配線をまとめる
冷媒配管、ドレンホース、電線をビニールテープでまとめます。室内機の根本部分から20〜30cmを目安に化粧テープを巻いて断熱処理します。
室内機を背板の上から引っ掛ける

室内機を背板の上から引っ掛ける
エアコンスリーブの穴にまとめた配管類を入れながら、背板の上からに室内機を引っ掛けます。引っ掛けられたことが確認できたら下部を押して室内機の壁掛けは完了です。
手順9
屋外の配管・配線を整える
配管・配線をまとめる

配管・配線をまとめる
冷媒配管、ドレンホース、接続電線をビニールテープを使ってまとめます。この後に化粧テープを巻くので、ここでのビニールテープ巻はざっくりで構いません。
化粧テープを巻く

化粧テープを巻く
雨などがかかることを想定して、化粧テープは下から上に向かって巻いていきます。ドレンホースは途中から一緒にして巻き上げます。
化粧カバー内に配管類を収納していく

化粧カバー内に配管類を収納していく
屋外化粧カバーがあり、再利用する際はカバーを外してまとめた配管を収めます。配管を曲げる時に折れないよう注意します。
化粧カバーを取り付ける

化粧カバーを取り付ける
配管類が配管カバーベースに収まったら配管カバーを被せます。パチっと音がするまではめ込み、外れないかチェックします。
配管の取り出し口にパテを埋める

配管の取り出し口にパテを埋める
取り出し口から風や虫が侵入しないよう、パテ埋め(粘土状の隙間を埋める部材)を行います。隙間が大きい場合は、パテ埋めの前に配管断熱材の端材などを詰めておくと効果的です。
ドレンホースを伸ばす場合はエアカットバルブがおすすめ

エアカットバルブは室内機から出るポコポコ音を防ぐものですが、ベランダの溝までドレン排水を伸ばすなど、ドレンホースの先が地面についてしまう場合は害虫の侵入を防げるため取り付けがおすすめです。
手順10
室外機を設置する
プラブロックを室外機に固定する

プラブロックを室外機に固定する
プラブロックに室外機を載せて、ビス固定します。
屋根置きや壁掛けなど室外機の設置場所に架台が必要な場合は、専用の架台を組み立てます。
室外機の位置を想定して配管をまとめる

室外機の位置を想定して配管をまとめる
室外機右側面のカバーを取り外します。

配管・配線は室外機の右側で行うため、その位置に配管類をまとめます。銅管に断熱材が不足している場合は、断熱材を継ぎ足し化粧テープを巻いておきます。
※室外機の冷媒配管は上下接続です。上が2分(細い方)、下が3分または4分(太い方)になります。
冷媒配管をカットする

冷媒配管をカットする
室外機の位置が決まったらそれに合わせて冷媒配管をカットします。エアコンと接続する側は長さが異なりますが、室外機側は液側・ガス側ともにほぼ同じ長さとなります。
リーマーでバリ取りを行う

リーマーでバリ取りを行う
室内機と同様に室外機側でもバリ取りをします。この際にバリが配管の中に入らないよう、切断面を下に傾斜をつけて行うことがポイントです。
フレア加工を行う

フレア加工を行う
こちらも室内機と同様の工程で、室外機側配管のフレア加工を行います。
冷媒配管を接続する

冷媒配管を接続する
室外機に冷媒配管を接続します。事前に接続しやすい位置まで銅管をゆるやかに曲げておくと作業しやすくなります。
手回しで配管接続をした後に、室外機側接続口にモンキーレンチをかけ、冷媒配管側のナットをトルクレンチで締めます。
手順11
真空引き(エアパージ)を行う
真空ゲージにチャージホースを取り付ける

真空ゲージにチャージホースを取り付ける
真空ポンプの空気取り込み口に真空ゲージを、マニホールドゲージの先端にチャージホースを取り付けます。取り付けに工具は不要なため手締めでOKです。
バルブを室外機のサービスポートに取り付ける

バルブを室外機のサービスポートに取り付ける
室外機のサービスポート(チャージポート)の蓋を外して、コントロールバルブのネジを「閉める」に回し全閉状態で装着します。接続には工具を使わず、手で締められるところまできつく回すようにします。
マニホールドゲージの電源を入れる

マニホールドゲージの電源を入れる
マニホールドゲージの電源を入れて、液晶表示が「0.000」になっていることを確認します。「0.000」以外になっている場合はリセットボタンを押して「0.000」に合わせます。
アナログ式の場合はメーターの針をご確認ください。
真空ポンプの電源を入れる

真空ポンプの電源を入れる
真空ポンプとマニホールドゲージのバルブが開いている状態を確認してから、真空ポンプの電源を入れます。表記数字が安定しない場合はチャージホースやコントロールバルブの接続を再確認します。
10~15分ほど真空引きを行う

10~15分ほど真空引きを行う
コントロールバルブのネジを「開ける」側にゆっくりを回します。冷媒配管内の空気や水滴が抜かれ始め、真空ポンプの音が変わり、マニホールドゲージの数値が「-0.099MPa」から徐々に高くなります。この状態で10分〜15分ほど待ちます。
待ち時間に電線を接続する

待ち時間に電線を接続する
真空引きをしている間に電線の接続を行います。手順4と同じように被覆を15mmほど剥き、黒白赤それぞれの端子に差し込み抜けがないかチェックします。
気密試験を行う

気密試験を行う
10〜15分経過したら気密試験の工程に入ります。真空ゲージの数値が-1.00〜-0.099MPaになっていることを確認したらバルブを閉めて、真空ポンプの電源を切ります。この状態さらにで10〜15分放置し、マニホールドゲージの値に変化がなければ気密試験は成功です。
※0.001〜0.003MPa程度の変動は問題ありません。
ガス漏れしている場合は接続部を確認する

万が一、気密試験でガス漏れの疑いがあったときは、銅管接続部を確認します。フレアナットの接続部に石けん水を塗ってみて、泡立つ場合はガス漏れの可能性があります。
専用のガス漏れ検知剤などを使用するのもおすすめです。
手順12
配管内を冷媒ガスで充満させる
冷媒ガスを開放する

冷媒ガスを開放する
室外機の液側・ガス側の閉鎖弁のキャップを外し、六角レンチを利用して反時計に回せるところまで回します。配管内に冷媒ガスが開放され、配管内部が冷媒ガスで充満していきます。上下両方とも回せたら閉鎖弁のキャップを戻します。
カバーを戻す

カバーを戻す
ガス開放まで終了したら右側のカバーを戻し、室外作業は完了となりなす。
手順13
試運転を行う
コンセントとアースを接続する

コンセントとアースを接続する
室内機のコンセントとアースを専用コンセントに接続します。
アースが長すぎる場合は切断して調整します。
ドレン排水のテストを行う

ドレン排水のテストを行う
室内機の露受け皿に水を流し、ベランダのホースからドレン水がきちんと流れることを確認します。
冷暖房の試運転を行う

冷暖房の試運転を行う
冷暖房運転を行い、下記に問題がなければエアコンの取り付けは完了です。
1.冷房運転時に冷える、暖房運転時に暖かい風が出ているか
2.一定時間の冷房または除湿運転をして、室内機からポタポタと水滴が落ちてこないこと
DIYと業者に依頼した場合の比較
自分でDIY | 交換できるくん | ||
---|---|---|---|
費 |
新設 |
約10,000円
工具一式レンタル:3,500〜5,000円 |
22,000円
無料10年保証つき |
交換 |
約11,000円
工具一式レンタル:3,500〜5,000円 |
29,700円
無料10年保証つき |
|
比較 |
価格が安く抑えられる 失敗したときのリスクが大きい 廃棄材やリサイクルは自身で運搬・処分 保証がなく工事は自己責任 |
工具や部材を揃える必要がない 廃棄材やリサイクルは全ておまかせ 10年保証がついているので安心 DIYより費用がかかる |
エアコン取り付けには真空ポンプなど割高な道具が必要で、これらを買い揃えるとなるとかなりの負担となってしまいます。最近ではホームセンターなどで工具のレンタルなどもあり、DIYは「費用が抑えられる」点が最大のメリットです。
うまく取り付けできればコストメリットが得られますが、失敗してしまった場合の損失は大きく、また取り付け後に不具合が生じた際の不安もあります。少しでも不安を感じるようであれば、エアコン取り付けのプロである交換できるくんにお任せください。
DIYで良くある失敗例をご紹介
エアコンを自分で取り付けるリスクで大きいのは「予想外の出費を強いられることがある」、「家の構造を損なってしまう場合がある」の2点です。こちらではDIYで良くある失敗例をご紹介いたします。
失敗例1
穴あけの時に筋交いや梁を傷つける

エアコンの配管を通す壁に穴がない場合には新たに穴あけが必要です。ただし無闇に穴を開けると柱や筋交いなどの構造体を傷つける事になり、耐震性に影響が出てしまうこともあります。
穴あけの位置は雨が直接当たらない場所を選ぶなど、外壁面の雨仕舞いも考慮しなければなりません。
新規の穴あけ作業は、構造体を把握している設計会社または住宅販売会社にご依頼されることを推奨します。
失敗例2
大家さんの許可をとらずにDIYで取り付けた

賃貸住宅でエアコンを借り主負担で取り付ける際は、事前に管理会社または大家さんへの確認が必要です。許可なく取り付けてしまった際は退去時に原状回復として大きな費用負担が生じるリスクがあります。
エアコンが備え付けられていない物件の場合は、大家さん負担で取り付けてくれる場合もあるので、必ず事前に管理会社または大家さんにご相談ください。
失敗例3
適切な真空引きができなかった

冷媒ガスに不純物が混ざると冷暖房の効きは極端に悪くなり、場合によって故障することもあります。
真空引きを失敗した場合は不純物のみ除去することはできないため、冷媒ガスを全て回収した後に、新たに冷媒ガスを充填(充てん)する必要があります。
冷媒ガス自体が高価であり、回収、分離、再充填の手間までいれると「新たに本体を買い替えたほうが安く済む」ケースもあります。
失敗例4
古いエアコンの取り外しでフロンガスが漏れた

引っ越しでエアコンを移設するなど、古いエアコンを取り外す際はフロンガスの回収が必要になります。作業時にフロンガスが漏れてしまった場合は、大気中にフロンガスを放出しないように直ちにバルブを閉めて、専門業者にお問い合わせください。
※フロンガスを大気中に放出することは、フロン排出抑制法違反となり、罰則が科せられます。
失敗例5
室内機から水漏れが発生した

DIY直後に室内機から水漏れする場合は、ドレンの勾配不足やドレンホースのねじれ・折れが考えられます。
ねじれ・折れに関しては比較的容易に修理できますが、勾配不足の場合は室内機取付位置の変更などの再工事が必要になります。
まとめ
プロによる取り付け手順のほか、DIYの注意点などを紹介しました。エアコンは準備しなければならない工具や部材が多く、また工事に関しても状況に応じて作業や工具を追加するといった現場判断・経験も要求されます。
「経験が無い、道具も無い」といった場合は、DIYではなくプロ(業者)におまかせすることをおすすめします。

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4月25日更新
エアコン取り付け お客様の声・施工事例
エアコン取り付けお客様の声

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