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最良の一日

おはようございます。

ここ数日は特に寒暖の差が激しく、皆さま、体調を崩されていませんか?

入社間もない私は体調を崩していられる時ではなく、なるべく体調管理に気を配るようにしています。

今日は、私が日々心がけていることにつながるエピソードを紹介したいと思います。

 

私は無宗教ですが、祖母が浄土真宗で、幼少のころ、法事の際にみえていた和尚から聞いた話です。

浄土真宗の開祖である親鸞は、9歳で出家を果たします。

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教科書で見たことあると思います。こんな方!

松若丸(親鸞の幼名)は、幼くして両親を失い、戦乱の続く世に無常を感じ出家を志願します。

伯父に伴われ、京都の青蓮院(しょうれんいん)で高僧・慈円和尚の元、得度することになります。

しかし、出家には役所の許可が必要で、取得に時間がかかり夕方になってしまいます。

さらに儀式に備え剃髪を受けなければならないのですが、遅い時間になったため慈円は、儀式を翌日に延期すると伝えます。

その慈円和尚の意に対し、庭の桜の前に立ち、懐紙に即詠の歌をしたため差し出します。

 

「明日ありと思う心の仇桜(あだざくら)
夜半(よは)に嵐の吹かぬものかは」

 

※今は見事に咲き誇っている桜も、嵐が吹けば一夜にして散ってしまいます。人の命も明日まであるという保証はありません。

 

この詩の心根に深く感じ入った慈円は、その場で松若丸の髪を剃りおとさせ、その夜のうちに得度の儀を執り行ったそうです。

わずか9歳の少年の行動とは到底思えませんが、伝説となっています。

 

このお話し、ビジネスセミナーなどでも自己啓発の話として耳にすることがあります。

親鸞の悟りは、「明日という不確かな時を当てにせず、今日を精いっぱい悔いなく生きろ」というものです。

しかし、今の私には、もうひとつ大事なことを教えてくれているように感じます。

 

親鸞にとって出家は、入社に等しい行為で、あれだけの詩を詠めるのですから、徳のある人物だったと思われます。

無常が故の出家とはいえ、それなりに自分の思想があったはずです。

新しい場所に身を置く場合、「郷に入れば郷に従え」というように、そこの水、空気、仕来り、習慣になじむことが必要です。

これには、自己主張・意識過剰を戒める意味合いも含まれると思います。

ただ、それにとらわれてしまうことで、本来信念を持って貫き通すべきことにまで口をつぐんでしまうことがあります。

親鸞にとって慈円は、師であり、上司であったはずです。

その慈円の申し出をさえぎり、儀式を断行させるわけですから、サラリーマンに置き換えれば

 

「○○君、今日はもう入社手続きで遅くなったから、その書類は明日でいいから、どうかね今夜は一杯…」

「いいえ、自分は今日中にこの書類を書きあげ、提出いたします。」
(親鸞の場合ならさらに、部長も提出後の報告に付き合うようなものですね)

 

このようなやり取りがあったならば、現在の日本社会では、「協調性に欠ける」「あいつはK.Y.だ」と言われかねません。

しかし、自分が信念を持って、お客様のために、会社のために、自分のためになると思えることは貫き通す勇気が必要なのかもしれません。

その行為が、一過性のやる気ではなく、継続していけるものであれば、自然と受け入れられるのではないでしょうか。

親鸞もその後の修業を怠らず、多くの人に尊敬される人物に成長しています。

 

「一歩前に進む勇気」「信念を貫き通す勇気」そしてそれは「継続の上にのみ成り立つ」ということを教えてくれているように感じます。

 

この、日々の積み重ねを築く糧が、今の一瞬を精いっぱい生きることであり、今日を悔いなく生き切ることだと思います。

それが、「今日を無二の好機」とし、「今日を最良の一日」としてくれると信じ、日々の業務を大事に勉強を続けたいと思います。

 

すこし、堅苦しい話と決意をお話しさせていただきましたが、何事もバランスが大事ですので、張り切り過ぎるとエンストしかねません…
皆様も体調管理に気をつけて、「最良の一日」をお過ごしください。

 

※親鸞は、五木寛之氏により連載され、講談社から2010年6月11日までインターネット上で上巻全文が公開されています。興味をもたれた方はぜひ読んでみてください。
=親鸞 SHINRAN= 五木寛之 無料公開