僭越ながら書評 | スタッフブログ【サンリフレプラザ】NO.3468

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僭越ながら書評

こんにちは!管理部の松澤です。

私は新横浜のオフィスまで毎日電車で通勤しておりまして、乗車中の時間を利用してよく読書をしております。

以前は自家用車での通勤だったため読書の時間はなかなか取れなかったのですが、当社入社後は毎日読めて嬉しく思っています。

そこで今日は先日読んだ大変面白かった本をご紹介したいと思います。

それがこちら!

kasya.jpg

宮部みゆき 「火車」(かしゃ) です。

宮部みゆきさんといえば、近年のミステリー女王と言ってもいいぐらいの大家であり、中でも「火車」は特に評価も高い作品ですので、ご存知の方も多いかもしれませんが今さらながらオススメしたいと思います。

タイトルの「火車」とは仏教の用語で、生前罪を犯した人を地獄に運ぶ、炎が燃え上がった車の事なのだそうです。ちょっと恐ろしいタイトルですが・・・

物語は主人公である休職中の刑事が、親戚である青年から「婚約者が失踪してしまったので探してほしい」と依頼されるところから始まります。

その婚約者の女性の足取りを追ううちに、主人公は次々と驚くべき真相を知ることになるのですが・・・

ミステリーもののあらすじを細かく書くのはやめておきましょう。

息をのむ緊迫感のあるストーリーは、とにかく引き込まれます。

暗く、重い部分も多い話ですが、のめり込んで最後まで読めました。

長編なので読み終わるのに数日かかったのですが、降りる駅に着くと先が気になって残念だったほどです。全体の印象として、とにかく表現が丁寧でわかりやすいと感じました。物語の中の場面が頭にはっきりイメージされる感じがします。

特に登場人物の描写は、少しだけしか登場しない脇役の人物でも仕草や癖などが細かく上手に、時にコミカルに描写されていて、こちらの脳内にくっきりと人物像が出来上がります。これぞ人気作家の文章力なのだと感じました。

さらに、特筆すべきはラストシーン!

詳細はもちろん省きますが読んだ瞬間には正直に言って「え?これで終わり!?」と思いました。でもずっと考えて翌日ぐらいまで考えていると、「いや、なるほどああいう終わりの方が良いんだ。最高のラストだ!」

と感じるようになりました。

そんな深く、じわじわくるラストシーンです。

そんな傑作ミステリー「火車」、未読の方はぜひ!

また面白い作品に出会えたら紹介させていただきます!

ではまた。

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